時空犯
潮谷 験
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刊行日 2021/08/17 | 掲載終了日 2021/08/16
文芸小説 | ミステリー/サスペンス | SF/ファンタジー
ハッシュタグ:#時空犯 #NetGalleyJP
内容紹介
『スイッチ 悪意の実験』でメフィスト賞を受賞した潮谷験の怒涛の第二作!
私立探偵、姫崎智弘の元に、報酬一千万円という破格の依頼が舞い込んだ。依頼主は情報工学の権威、北神伊織博士。なんと依頼日である今日、2018年6月1日は、すでに千回近くも巻き戻されているという。原因を突き止めるため、姫崎を含めたメンバーは、巻き戻しを認識することができるという薬剤を口にする。再び6月1日が訪れた直後、博士が他殺死体で発見された……。
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出版情報
ISBN | 9784065246313 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
破格の依頼報酬、天才工学博士、探偵と集まった癖のあるメンバー。
タイムリープ中に起きる事件。
王道のミステリで、間違いなくSFで、そしてこれは完璧なロマンだった。
あまりに面白くて、読んでる途中で何度「ぐぅ面白い…」と唸らされたことか。
1000回同じ日を繰り返したとしても、きっとわたしはこの本を手にとって読むのだと思う。
同じ1日が繰り返される――その運命の輪から抜け出すために集められたメンバーたち。しかし中心人物が殺されたことで一気に事態は混迷を深めていく。謎めく冒頭からわくわくしながら読み進めると、厳密にルール化されたSF設定の先には見事なフーダニットが用意され、最後に明かされる動機までもがサプライズに奉仕する。これぞ特殊設定ミステリのフロントライン。
何度も繰り返される1日。
もしも、そんなことが可能であれば…。
破格の報酬と引き換えに実験に参加する癖の強い面々、天才博士に、謎を解き明かす探偵。
もう、読んでいて、期待しかありませんでした。
しかも、期待以上の面白さ。
解き明かされる後半、ミステリーでありながら、人の心の時間は決して巻き戻せはしないことを教えてくれた。
体感3年弱の果てに・・
探偵・姫崎は奇妙な実験に参加する。知己のある刑事やアイドルほか多種多様な人が集まったその実験はまさかともいえる実験であった・・
誰もが一度は想像したであろうタイムトリックに殺人事件を落とし込み、緊迫感を膨らませています。成立させるためのロジックも巧妙で、近未来にありえるかもという予感すら感じました。
真相に迫ろうとする揺れ動く感情や真相に秘められた想いが作品に彩を与えているようにも感じます。
SFとミステリーの境を綱渡りの様に成立させたと思えた作品。
2018年6月1日が900回以上繰り返される。その原因究明に招集された姫崎と他の8名。そもそも、同じ日を繰り返すなら、私は何をしたいかな?過去に戻って未来を変える!と多くの人が思うと予想。でも変えられない未来があったとしたら…何のために戻る必要があるのか?悲しい事に、でもそうするしかしなかったんだ。姫崎さん、よくも解決してくれました!もう脱帽です。最後に肝心な姫崎さん、あの後はどうなったのでしょうか。私立探偵なので、続編を期待します!濃いキャラの大岩花子さんも一緒にお願いします♪
『時空犯』
今日が千回近く巻き戻され繰り返されている…
時間遡行の研究をしている博士が話す。
この薬を飲むと巻き戻しが認識できるようになる…
実験のような場に集められた主人公を含む8人。
その次の今日、博士が何者かに殺された。
犯人は8人の中にいるのか?時空犯。
そして、目的は何か…
凄い展開だった、知らないとこで起こっているのではないかという錯覚も起こしてしまった。
薬を飲んでないと巻き戻しは認識できないので…
殺しているのだけれど殺していない…
殺されているのだけれど殺されていない…
時間が巻き戻されても迫ってくる運命は変わらない…
これから先は自分自身の行動が決める。
最後の結末も含めて、こういうミステリーいいなと思った。というか最高だった。
私立探偵、姫崎智弘の元に、破格の報酬の依頼!この実験には他に姫野以外、8名が参加.
情報工学の権威、北神伊織博士によると、
今日、2018年6月1日は、すでに千回近くも巻き戻されているという。
原因を突き止めるため、巻き戻しを認識することができるという薬剤を呑み。
再び6月1日が訪れた直後、他殺死体で発見されるが‥
目まぐるしい展開と発想に脱帽、すっかりハマり一気読みした.
何度も巻き戻される2018年6月1日の中で起こる殺人。「時間の巻き戻し」というSF設定が巧みに織り込まれていて、きちんと地に足のついたミステリ作品となっている。ミステリには珍しい美しい結末で、登場人物たちも皆個性的で魅力的。
タイムリープ×推理
一歩間違うと説明臭くなってしまうところをうまく物語に落とし込んでいるなと思いました。
『スイッチ』とはまた違うテイスト(事件に関わるきっかけが普通じゃないというところは共通してるかも?)ですが、2作目でこれだけのものが書けるなら、これからのご活躍も期待大ですね。