龍ノ国幻想1 神欺く皇子
三川みり
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刊行日 2021/08/30 | 掲載終了日 2021/10/12
ハッシュタグ:#龍ノ国幻想 #NetGalleyJP
内容紹介
【9/10公開終了】皇位につくため、皇子になった娘と、命を守る為、姫に化けた男。龍の棲む世界を舞台に繰り広げられる壮大な宮廷ファンタジー
【あらすじ】
海に浮かぶ央(ひさし)大地には一原八州と呼ばれる九つの国が存在し、巨大な龍の上に存在すると信じられている。その地で皇尊(すめらみこと)が病で亡くなり、皇の座を巡り競う三人の男がいた。
その中の一人、日織皇子(ひおりのみこ)は、実は女だった。この国では女は龍の声を聞く力を持つが、生まれながらにその力を持たない「遊子(ゆうし)」は命を奪われる宿命を持つ。日織は遊子ゆえに殺された姉の復讐を果たすため、国を変えようと男として生きて皇の座を目指す。
一方、女にしか聞こえない龍の声を聞く能力を持つ男は禍皇子(まがつみこ)として処刑される。皇女悠花(はるはな)はその能力を持つ男──持たざる者と持たない者が、「命」の尊厳を守るため、運命に翻弄されながら闘い生き抜く様を描く、男女逆転宮廷ファンタジー。
【ポイント】
幻想的な世界観と、深い共感を呼び起こす現代性が奇跡的なまでに結びついたファンタジー小説。本格ファンタジー読者はもちろん、そうでない方も夢中にする力のある物語です!
※表紙、デザイン共に仮のものになります。正式なものは追って発表いたします。
出版社からの備考・コメント
広島県出身。角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞を受賞し、『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー。シリーズ化となり人気を博す(全15巻+外伝集)。他、「封鬼花伝」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ(角川ビーンズ文庫)。新潮文庫nexでは、『君と読む場所』に続く新シリーズ。
これまでの作品は、細やかな感情表現と成長譚を中心に描いてきたが、今作は壮大な大河ファンタジーとしての挑戦となる。
おすすめコメント
【編集部騒然!営業部歓喜!担当者たちの熱い想いをお読みください!】
■新潮文庫nex編集長 O・Y(畠中恵「しゃばけ」ほか、恩田陸、梨木香歩らを担当)
「龍ノ国幻想」伝説のはじまりに、どうぞお立会いください!
『とりかへばや物語』から大林宣彦『転校生』、よしながふみ『大奥』、そして新海誠『君の名は』まで、日本人は「男女逆転もの」が大好きですが、あらたな「男女逆転もの」の名作が生まれました!
決意と秘密を抱えた、男装の主人公、日織。過去の傷、残酷な掟、虐げられた存在、心に秘めた野望……三川さんの端正な文章でつづられる物語の根底には色気と影が感じられ、ひさかたぶりに本に「耽溺」してしまいました。
何よりもすごいのが、見事に構築された幻想的世界観と、ジェンダーや差別といった「いま」にアップデートされた価値観とが、有機的に結びついていることなんです。この物語の「新しさ」には、ファンタジー好きならずとも、一般小説の読者も夢中になること請け合いです。
新潮文庫nex編集長として、この作品の立ち上げに参加することができた幸せを、しみじみと噛みしめています。
書店員の皆様も、ぜひこの伝説のはじまりにお立会いください!
■担当編集S・M(「十二国記」ほか担当)
「龍ノ国幻想」開幕。新たな大河小説が始まります!
この小説を読んだとき、主人公の「覚悟」に震えました! 多くの物語には、偶発的な巻き込まれ型で人生が一転する作品が多く見られますが、本作にはそうした成り行きといったものはありません。「皇」を目指す日織(ひおり)にも、「皇女」となる悠花(はるはな)にも、その道を選ぶ宿命があるからです。
この国には、女が有する力と、男が得てはならない力とがあります。その能力を「持たざるが者」と「持ってしまった者」である彼らを待ち受けるのは残酷な掟です。己の命を守るため、そして国を変えるために、自らの性を偽り皇と皇女となる決断をするのです。
野望渦巻く覇権よりも深淵な、まさに「命」を護るための男女逆転宮廷絵巻、一緒に楽しんでいただければ幸いです。
■担当編集H(町田そのこ、朱野帰子ほか担当)
なぜ今この本を読んで欲しいかといえば、
主人公の日織の悲痛な覚悟がきっと今の閉塞感を抱える世の中に生きる人の、特に女性の心に、熱い勇気を注いでくれると信じるからです。
この物語は建国ファンタジーであり、
「私は間違って生まれてなどいない」ということを証明するための戦記なのです。
少女小説というジャンルで魅力的なキャラクターたちを様々生み出してきた著者の新機軸をどうか体感してください。
■営業部I・K
ゲラを読み始めた途端、寝食を忘れて物語の世界に没入してしまいました。深遠で複雑な世界観、息をのむ展開、そして何より、魅力的な登場人物たち…。唯一無二のファンタジー小説が現れたな、と確信しました。千景さんの描く美麗なイラストにも注目です。
読まない選択肢はありません!かけがえのない読書体験をお約束します。ぜひ、お読みください。
販促プラン
ご感想をくださった書店様には初回希望を承ります。
【販促素材】欄より専用の注文書をダウンロードしご注文ください。
※注文多数の場合は調整させていただく場合がございます。予めご了承ください。
こちらの書名へのお問い合わせは新潮社営業部文庫販売までお願いいたします。
メールアドレス:b-hanbai@shinchosha.co.jp>
Tel:03-3226-5417
FAX:03-3266-5113
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Tel:03-3226-5417
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出版情報
ISBN | 9784101802183 |
本体価格 | ¥710 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
おっと、これはベルばらのオスカル的な?!とはじめは設定に多少萌えました。
タイトルに1が初めからついているので、どこがいつ伏線になるやもしれぬと細部まで目を光らせていると
なんと!そっちはそうなのね!と日織以外の者にも訳あって身を偽る者がいるなんて。
ただ、そう生まれてきただけだ。
理不尽な掟に、運命に抗おうとする日織の信念にもう胸が熱くなりました。
なんと勇敢なー!!!
果たして、第一巻のラストはどうなるのか。
もう、どうかどうかご無事でと祈りながら読みました。
なんというラストの描き方
もはや、神々しい。
そして続きはどうなるのか。
読み終わり大河ファンタジーの幕開けに歓喜してます、いま、まさに!!!
誰にも知られてはならない大きな秘密。
龍の声を聞くことができない女と、龍の声を聞く能力を持つ男。共に性別を偽ることで生き延びてきた二人。
知られたらすべてが終わるという設定と、龍という神秘的で恐ろしい存在が常にあって読んでいる間ずっとハラハラしていました。
ライバルより先にそれを見つけて皇位につくことができるのか?
秘密は最後まで守られるのか?
凛々しい日織と美しい悠花、どちらも魅力的で一気に読みました……が、最後に思ったのは「えっ?ここで終わるの!?」です。
お願いです。早く続きを読ませてください。
皇尊の座を巡る後継者争いで男装の皇子が挑む新しい国作りファンタジー。持たざる者と持たない者の邂逅から動き出す運命、そして過酷な現実を突きつける展開にはぐいぐいと読ませるものがあって、ここからどういった新展開に繋がってゆくのか、未だ先の見えないこの物語には期待感しかありません。
魅力的なキャラクター、世界観に魅了されます。
最初は普段見慣れない言葉・漢字が多く取っ掛かりにくいところがあるかもしれませんが
一旦世界に入り込むと目の前にずがんっと龍ノ原が広がります。
ラストは圧巻!!
圧倒的なスケールのこの物語は1巻目はまだほんの序章ですよね?
龍の秘密も知りたいし、これから先の日織と悠花はどのように国造りをしていくのか
もとても気になります。楽しみしかないです!
個人的には月白になんとかまた出てきて欲しいです。難しいですけど・・・。
面白い。神聖にみせかけられた不条理な掟を断つために、自らを偽り欺き生き抜く命。誰のための掟なのか、誰のための御世なのか。運命に抗いのまれまいのするのは自分のためではなく救えなかった命のため。この先どのような世界になるのか治世はどうなるのかまた悠花と日織の関係も気になる、とても興味深い作品。