私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

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刊行日 2021/06/30 | 掲載終了日 2021/08/31

ハッシュタグ:#自分のパイ #NetGalleyJP


内容紹介

広告業界でプロデューサーやコピーライターとしてバリバリ働いて、収入も多く自立したキャリアとして自信を深めていた20~30代のころの著者のキム・ジナ。

40代に#MeToo運動の波をかぶってはじめて、これまでの自分に疑問を持つ。『セックス・アンド・ザ・シティ』を地でいくバリキャリのつもりだったけれど、全く自由でなかったのではないか……。

その後、会社勤めの葛藤から、自分が本当にしたいことを探してブックカフェのオーナーとして独立。やがて、2021年4月には「女性の党」の党首としてソウル市長選にも立候補して落選したものの4位に入る。そんな著者が、自らの経験をもとに自分や社会に感じたことや、気づいたことをたどるフェミニズム・エッセイ。

もともとフェミニズムは他人事だったのが、仕事をしていく中で、自信をもち、迷い、挫折感を味わいながら、社会への疑問と憤りが高まる。

男性に奪われたパイを、女性同士でとりあってはいけない。むしろ、『本来女性に与えられるべきパイを取り戻さなければ』。「女性には、女性だけのソーシャルクラブが必要」という呼びかけは、多くの共感を集めている。

「仕事」と「女の生き方」に惑う女性達に支持され、韓国の本は発売3ヶ月で5刷を記録した。

広告業界でプロデューサーやコピーライターとしてバリバリ働いて、収入も多く自立したキャリアとして自信を深めていた20~30代のころの著者のキム・ジナ。

40代に#MeToo運動の波をかぶってはじめて、これまでの自分に疑問を持つ。『セックス・アンド・ザ・シティ』を地でいくバリキャリのつもりだったけれど、全く自由でなかったのではないか……。

その後、会社勤めの葛藤から、自分が本当にしたいことを探してブックカ...


出版社からの備考・コメント

読んでいただいた感想などは、ツイッターなどのSNSでつぶやいてくださるとありがたいです。

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おすすめコメント

〇キム・ジナさんが自分の体験を等身大に書いているので、20代~60代のどの世代女性にも、既婚未婚、子供のありなしにかかわらず、自分事として読んでもらえる内容。

〇男性も社会の現実に気づき、同意できることが多いです。

〇日本は、2021年もジェンダーギャップ指数はG7で最下位の120位。ようやく女性を取り巻く環境に、女性が声を上げていいのだと気づき始めた段階ではないでしょうか。著者経験や行動、考えは日本にもあてはまります。

〇キム・ジナさんが自分の体験を等身大に書いているので、20代~60代のどの世代女性にも、既婚未婚、子供のありなしにかかわらず、自分事として読んでもらえる内容。

〇男性も社会の現実に気づき、同意できることが多いです。

〇日本は、2021年もジェンダーギャップ指数はG7で最下位の120位。ようやく女性を取り巻く環境に、女性が声を上げていいのだと気づき始めた段階ではないでしょうか。著者経験や行動、考えは日本...


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書店の方へ、A4パネル、POP、ポスターを制作中。希望される書店さんにお送りします。

【プレゼントキャンペーン】

『私は自分のパイを求めるだけであって 人類を救いにきたわけじゃない』をお読みいただき、レビューをご投稿いただいた方の中から抽選で3名様に、発刊時に紙版書籍をプレゼント!
レビュー投稿締切:2021年7月5日(月)23:59
みなさまのご参加、お待ちしております。

※締切後に、当選者へのメール連絡をもって当選発表とかえさせていただきます。そのため、 NetGalley登録メールアドレスを出版社に開示設定している方が対象となります。
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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784396617608
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

本書の韓国女性への性に対する決め付け洗脳、社会的差別は著者のモヤモヤが確信へと変わりSNSで通じた社会的な運動へと広がっているのに対し
国際ジェンダーギャップが韓国同様の120位の日本では相変わらず理想の女性像の追求に誘導されている。「まさに小学生か」から。
いま、コロナ禍で世界中で分断格差とさけばれるなか、
今までのように上からおりてくる情報をただ受け止めているだけでは、これからを生きるこどもたちにとって不都合の人生を歩ませてしまうことになってしまう。
これから進学や社会人として一人立ちしていく、
特に女性に一読しておいて欲しい作品です。

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この本を読むと、韓国よりもジェンダーギャップ指数で下位にいることに本当にガックリ来ます。
でも、たしかにそうだよな、とも思い、さらにまたガックリします。

でも、そこであきらめていたら状況は好転しないので、
この著者のように自分のいる場でできることから始められたら、とも思いました。

男子諸君は本当に高すぎる下駄の存在を知るべきだ。

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韓国におけるGEM(女性の政治参加や経済界における活躍、意思決定に参加できるかどうかを表す指数)は、102カ国中83位とかなり低い。
国全体がそういう価値観で、生まれた時からそれが当たり前の社会で、
おかしいんじゃないかと疑問を持つことは破壊的に難しいが、キムさんは気づいてしまった。自分が40代に突入し、韓国では性的対象から外れたことで、信じ込んでいた主体性は、単なるマーケットに刷り込まれたものだったと。

歳をとると、何か得体のしれない生き物になるような気がする瞬間が時々ある。
だから、キムさんの気持ちはわからなくない。
ネットを探せば1秒で、40代独身女性は男がいなくても平気とか、アラフォーで1度も結婚してないのは良くないとか、ばかばかしいと思う一方で、頭の片隅にちらちらもする。
でも、私も気づいたかもしれない。
だとしたら、この価値観の私は一体何者なのだろう。

これからの生き方を考えるきっかけになる良書。
全ての女性はもちろん、男性に読んでほしい。

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韓国の家父長制の中で育ちながらもキャリアを積み、男性にも負けてないと自負していた著者が、どんなに頑張っても男性の社会であると言う現実に気づき、女性の権利や立場を取り戻すべく、男性社会の中の自分ではなく、男性と女性の社会を目指すフェミニズムの考えに至るまでの迷いや変化が細かく書かれている。日本の同じ様な社会にいて今まで深く考えることが無かったという事に改めて気づいた。多くの女性にまずは気付いて考えて欲しいと思った。

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動物の世界を見ても大抵狩りをするのはオス、子を育てるのはメス。太古からのこの図式が何千年と経とうとも根源的なところで蔓延り、西暦2000年を更に20年以上経た今でも女性の自立、社会進出の足枷となっている。そこを打破しようと勉学に励み、生活の全てを仕事に捧げたとしても、その還元は男性のそれには及ばない。
著者の母国でのこれまでの行動は、なるようにしかならないと現社会に反論すら覚えない人間(自分)は申し訳なさでいっぱいになる。著者の様に、女性が生きやすい世の中にしようとする女性たちの成果のおこぼれをもらっていることに申し訳なくなる。
みんながみんな、今の社会を生きにくいと思ってからとは思わないけれど、女性であるが為にどこかで確実にたくさんの嫌な思いをしている女性たちはいる。そうした中の一人でも多くの女性を救える社会にしようと行動を起こす女性たち(もしくは協力的な理解のある男性も)に大賛辞をおくりたい。

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私が感じている事をすべて言語化してくれた1冊。著者の熱量を感じる筆致に、私の中にも熱が生まれた。女性だけでなく男性にも読んでもらいたい。
広告代理店を退職後、著者は「私は本当に自分の意思で会社を辞めたのか?」と考え始める。そこからの気づきは痛々しく、我が身に重なることが多く居た堪れなかった。
そう。男女平等なんて言われるが、女というだけで枷の多いことよ。
私が大学に進学すると聞いた親戚が「女に学問させてどうする」「東京に行ったらあそこで結婚して地元に戻ってこないから出すな」「早く地元で結婚させた方がいい」そんな風に言われた事を思い出していた。戦前の話ではありません。平成元年のお話です。
今でも医学部の大学入試の際、女子だけ一律減点されたり、名もなき家事に追われたり、出産でキャリアを諦めざるを得なかったりと女である事を恨みたくなることばかりだ。
「性別の別なく、正当に評価され、自立した生活を送りたい」
これは贅沢な望みだろうか?
世の女たちはこの最低限の望みを叶えるために多大な労力を費やしている。その望みを叶えるのに十分な能力を持っていたとしても。
やる気と能力を持った女性を排除した方が社会の損失だと男性も早く気付けばいいのにと思う。そうすることがゴマスリのストレスから解消されるかもしれないですよ。女性の問題は男性の問題でもあると、ぜひ本書で気づいて欲しい。

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この本は、キムジナさんが会社でバリバリ働くも男社会の壁に気づいて、その後どう考えて行動をしていくのかが赤裸々に綴られ、女性へのエールが込められたエッセイです。

その中で女性たちは、もっと味方を作り、社会で政治をしようという章で、育児休暇明けに同年代の社員が少ない会社で、心ない言葉を投げかけられることも多く、孤立しかけていた私自身が、女性上司の助けによって、何とか仕事を続けられた事と繋がってハッと目が覚めた様になりました。

女性の自立に向けてネットワークを構築していくキムジナさんの姿をみて、私は日々淡々と仕事をこなすことで一杯一杯になっていたが、育児や介護等抱えながらも頑張る女性社員ともっと話をして、協力し合えばもっと働きやすい環境を作っていけるのではないか、今度は自分がその先導に立つ番ではないかと力が湧いてきました。

だから、たくさんの頑張っている女性に読んでほしいです。きっと小さなことからでも行動してみる勇気をもらえるはずです。

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韓国女性逞しい。
性的に選ばれて妻の座についたとしても、家庭内で、家事、育児、介護労働を一手に引き受け、隷属的な関係を甘んじて受け入れ、尊厳を持って自分の人生を生きられるのか。
結婚のメリットはないから仕事に生きても、待っているのは男性集団の厚い壁。女性にパイを奪われるくらいなら、仕事のresultなんて重視しない。
そっくりそのまま日本です。
著者は政治に進出しているよう。独身者の住まい、連帯、老後問題も考えてみたらどうかな。

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この本は女性の奥底に潜む固定観念、そのためにどう行動すべきかをとてもハッキリと書かれています。広告業界でわかりやすいプレゼンテーションをしてきたからでしょうか。筆者のキム•ジナさん自身が女性を巡る問題に気づくまでのやらかしとも言えるエピソードもわかりやすく、ゆえに共感できます。
「どうせ使うお金、女に使おう」という言葉に目から鱗。自分で稼いだお金をもっと考えて使おうとも思えました。

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わたしはフェミニズムという言葉がすごく嫌いだった。女性であることを盾にして、理不尽な文句を言っているように思えたし、旦那さんに養ってもらっている自分自身を否定されているみたいで居心地が悪かったから。
だから、知人から勧められた本書にも、そんな話が書かれているのだろうと決めつけて、ページをめくるまで時間がかかった。
ところが、著者のキム・ジナ氏の主張は、私がイメージしていたフェミニズムとは違った。専業主婦をはじき出すのではなく、男性から選ばれるための女性を目指さなくても、経済力を身に付けることで自由になれると、スクラムを組む仲間に誘ってくれる。
本作には、キム氏の体験を交えながら、男性中心の人生から女性である自分中心の人生を送るための心構えについて20のテーマで綴られている。読み終えたとき、男性目線の女性像に胸やけを起こすようになった原因が分かった気がして、ちょっと笑ってしまった。これから社会に出る全ての女性に読んでもらいたい一冊。

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