彼女は食べて除霊する
みお
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刊行日 2021/08/20 | 掲載終了日 2022/03/24
ハッシュタグ:#彼女は食べて除霊する #NetGalleyJP
内容紹介
『最後の一皿、何を食べたい?』
美味しくて切なくて、ちょっぴり怖いミステリー。
とっておきの料理と胸を打つ人生の物語。
死者の思い出の一皿を
食べて除霊する除霊師・小百合。
小百合と相棒犬・ケンタが
故人の人生というミステリーを解き明かす!
料理の数だけ、人生がある。
人生の数だけ、料理がある。
人生最後の一皿、あなたなら何を選びますか?
「さぁ、一緒に食べよう」
五感を刺激し、心を満腹にする
色彩と音楽に満ちた食卓の物語
『極彩色の食卓』シリーズの、みお先生の最新作!
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。発売前に読書メーターやブクログなど外部書評サイトでレビューを投稿することはお控えください。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください(発売までの改稿で差異が生じる可能性があります)。
おすすめコメント
・料理コラムニスト、山本ゆりさんも絶賛する『極彩色の食卓』シリーズでの食事&調理シーンを書ききった、みお先生による食べて除霊するシーンは、今作でも読者の心を満腹にしてくれます!
・オカルト要素は適度に怖くてスイスイ読めるバランスで、怖い話が好きな人から苦手な人まで幅広い読者に楽しめるものになっています!
・小百合とケンタの掛け合いが心地良い。『魔法使いの嫁』のルツ、『犬とハサミは使いよう』の和人が好きだった人にはハマります!
・装画は『最後の医者は桜を見上げて君を想う』『どこよりも遠い場所にいる君へ』『夢探偵フロイト』シリーズ等を手掛けた、syo5先生!
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◎「小説家になろう」投稿作品です。
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出版情報
ISBN | 9784867161715 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
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未練を満たすのは何味?
独特の方法で除霊する小百合は、寂しさを抱えながら相棒犬・ケンタと共に彷徨う魂を導いていた。そして待ちわびた20歳の誕生日を間近に控え小百合に大きな転機が訪れる・・・
意外な方法で除霊する小百合に驚くとともに、心の平穏が「食」に直結していることに妙に納得して読み進めました。そして転調したかのように続く小百合の過去にもかかわる除霊・・一気に取り込まれてしまいました。
熱さ、温かさを伴う美味しそうな料理と語感だけだと冷たさが漂う「霊」との関りが興味を引き立てます。
適度なホラー感、美味しさ満点の料理、心穏やかになる家族愛、さらにモフモフ感も含め満足度合い間違いなしの良作。
続篇への期待も含ませるクリフハンガー式も絶妙です。
除霊師の小百合と相棒シェパード犬のケンタ。2人で数々の除霊をこなしていく。悪霊になってしまう前に除霊してあげれば、彷徨う幽霊たちは心穏やかに成仏できる。本物の除霊師だからこそできる身を挺した小百合の除霊方法は、幽霊を自分の身体に取り込み料理を一緒に食べ未練を断ち切るというもの。孤独、想い出、喧嘩、過去など、未練となり縛り付けているものを探り出し、その料理を作り共に食べ昇華させる。後半は小百合の生い立ちにも係りスピードアップな展開。
二十歳になった小百合は全てを受け入れ、除霊師としての新たなる覚悟を持って幽霊に手を差し伸べていく。小百合を囲む人も霊もみな優しい。小百合の成長物語でもある。
常に寄り添い支えてくれる相棒のケンタの正体や2人の今後が気になり、次回作を今から楽しみにしておこう。除霊の場面など、映像で見てみたくなる作品であった。
日本にはお盆があり、迎え火送り火、灯籠流しなど、霊を魂を迎え入れる風習がしっかり根付いている。幽霊というとオカルト的だが、決して恐ろしいものではなく、もっと身近に感じてきたはず。7月8月を控えたこのタイミングで読めてよかった。
不思議な除霊の仕方をする除霊師さん。でも、自らの体に幽霊を受け入れることで、幽霊の記憶、想い全ても受け入れ、それによって除霊することができるという、優しい人にしか務まらないやり方で除霊していく様子に胸が熱くなります。
お義父さんについては、予想できてしまって、やっぱり?という感じでしたが、ケンタの今後が気になるにで、続編希望します!
小百合は幽霊が未練を残した思い出の料理を食べて除霊すると言うちょっと変わった能力を持つ除霊師
そして小百合にだけ理解できる人の言葉を話すシェパードのケンタとが繰り広げるお話
食べて除霊って聞いた事ないし面白い!
ちょっと体力を消耗することが難点なのかも?
読み口は軽くて読みやすい作品でした
食べて除霊?なんとも、面白い着眼点だなぁと思いながら読みました。大切な義父の行方が分からず、不安ながらも、目の前の除霊に全力で向かっていく、飯テロ(笑)自分の欠けた部分を取り戻すことができて、一回りもふた回りも大人なったと思います。ケンタのことが心残りですが、いつかきっとよい方向に向くことを願って。最後の章は心が温かくなりました。
タイトルを見て、様々な霊を食べてしまうなんてちょっと恐ろしいなぁと思いながら読み始めた。
でも、主人公である小百合の除霊は愛で充ちていて、救われた霊が美味しそうな顔で笑っているのを感じ、幸せな気持ちにさせてもらった。
時々、死んだ後に何処へ行けば分からなくなったらどうしようと不安になる時がある。この世に未練が多すぎて、子どもが大きくなるまでに何を残してあげられるだろうか、今からできる準備は何かないだろうか、なんて夜寝る前に考えたりする。
そんな可笑しいことを考えていたら、物語の後半で小百合が抱える孤独に気づき、胸がチクッと切なくなった。彼女は孤独を知っているからこそ、霊を寂しさから解放してあげられるのかもしれない。
この作品には、食べものと一緒に色んなものがセットに付いてくる。きっと、その中のどれかを、誰かと一緒に食べたくなるはず。可笑しくて、切なくて、ちょっぴり怖いミステリー。この夏に是非オススメの一冊です!
主人公は19歳の『除霊師』の女の子。除霊…エクソシスト的な?聖水とか…お経とかしか思い浮かばないながら読んでみると『食べて』除霊するという何とも興味を唆る内容。物語の始まりから謎の部分が沢山あり先が気になる。そして危険に晒されながら除霊を行う彼女の相棒は『犬』。この犬のツンデレ具合がとても可愛い。本物の除霊師である主人公の救いたいという真心が優しい気持ちにさせる。大切な人に作る料理にも真心がこもっているし、誰かと一緒に食べるその瞬間も真心に溢れている。悲しいながらも優しさに満ちた物語。
まず、出てくる食べ物がいきいきと美味しそうで、流石はみお先生だと思いました。
人生の最後の晩餐、最後のひと皿って何がいい?という質問は色々な場面で問われることがありますが、それだけ食べ物への欲求、執着というものは強いのだろうと思うし、「ああ、美味しかった。」と満たされた気持ちで様々な未練を断ち切ることはあるのではないかと思いました。
食べ物、味にまつわる思い出から人生の色々な後悔や確執を呼び起こし除霊していくスタイルは斬新で大変面白かったです。読むタイミングを見定めないと飯テロを喰らってしまうので要注意。
未練のある幽霊たちに、思い出の料理を食べさせて除霊するとは、なんて斬新なアイデア。相棒のケンタじゃなくても、そんなやり方でって思います。でも流石みお先生。飯テロですよ。ホイップクリームの乗ったアレとか、不思議なメニューも出てきて、想像するのが楽しかったです。
みお先生の書くご飯は、どうしてこうも美味しそうなのか…読んでるだけなのに、タブレットから湯気と匂いが立ち上る!
苦しそうだった小百合が救われてよかったけど、ケンタは…どこの誰!?これは続きますよ、ね?まだ発売日前ですが、早くも次が楽しみです。
読ませていただき、ありがとうございました。
ホッコリするオカルト小説。
悪霊が多く居る街に住む19歳の除霊師が主人公の物語。
彼女の除霊は霊を捕まえてやっつけるのではなく、霊が食べたいものを食べるという平和的な方法をとっています。霊に寄り添って食欲を満たしてあげる事で霊を成仏させるという発想が素晴らしい。
自分の身体を犠牲にし過ぎず頑張ってほしいなと思った。
除霊方法が新しい!!けど「食べる」に、みお先生の魅力がしっかり詰まっていました。人同士のつながりが優しい世界を生み出していく様子に心温まります。救って、助けられて…小百合とケンタが悲しみを乗り越えて進んでいく姿をこの先も見たくなりました。
小百合さんは除霊師です。除霊をして欲しいという依頼がかかると、何かの思いを残してこの世にいる幽霊を一人でも助けたいと思っているから、小百合さんは依頼を断ることはほとんどありません。
普通の除霊だとお祈りをするとか、お札を貼るとかなのですが、彼女の除霊の仕方は違います。幽霊となった人の思い出の食事をするということで除霊をするのです。
彼女の父親が失踪してしまい今はボディーガードをしてくれるシェパードのケンタと一緒に暮らしています。ケンタは今は犬の姿をしているけれど元々は人間で、彼も除霊師なのです。小百合はケンタと共に、除霊の仕事を続けています。
食べ物の記憶は、その人の家族や友人との記憶とつながっています。幼いころに作ってもらったあの味。仲の良い友達と共に食べたあの味。その味は幸せの象徴なのです。その幸せを失ってしまったから、この世に未練が残るっていうのは切ないですね。
ケンタが犬の姿をしている限り決して言わないだろうけど、小百合さんのことを大好きなんだろうなぁ。いつの日か彼が人間の姿に戻る日が来るのかしら?ということは、続編もありそうですね。
食べることで死んでしまった人の未練を断ち切って除霊しちゃうなんて、これまで読んだことの無いタイプの心霊もので、斬新だなと思いました。作られる料理がどれもとても美味しそうで、お腹が減る(笑)ケンタみたいなワンちゃんいたらいいな。謎な存在のままなので、続編期待します。