感染捜査
吉川英梨
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刊行日 2021/05/26 | 掲載終了日 2021/05/26
ハッシュタグ:#感染捜査 #NetGalleyJP
内容紹介
2020年6月、お台場のレストランで複数の惨殺遺体を発見。警視庁東京湾岸警察署の天城由羽巡査長はゾンビ映画さながらの光景を目にする。生存者によると貸し切りパーティ中に家族が次々とお互いを襲い、食べ始めたという。同じ頃、豪華客船クイーン・マム号内でも同様の事案が発生し、これらは新種のウイルス感染が原因と判明。
東京オリンピック目前、クイーン・マム号は乗客と医療チーム、そして警察官と海上保安官選抜者からなる「第一次感染捜査隊」を乗せ、硫黄島近海に隔離されることに。由羽は海上保安官SST(特殊部隊)の切れ者・来栖光とタッグを組み立ち向かうが……。
過去に傷を持つ敏腕女性刑事が孤島化した豪華客船で挑む、究極のミッション。
おすすめコメント
新しい警察小説の担い手による、
ゾンビ×海保×警察パンデミックアクションノベル
ただのゾンビ小説じゃありません!!
新しい警察小説の担い手による、
ゾンビ×海保×警察パンデミックアクションノベル
ただのゾンビ小説じゃありません!!
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初回指定承ります。
★4月30日まで★
光文社書籍販売部・荒井(☎03-5395-8112)までご連絡ください!
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784334914059 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
東京オリンピック前の新型コロナの方がマシだわ・・・とんでもない感染状況でした!・・・警視庁と海上保安庁が海上麻薬密輸摘発捜査でタッグを組んでハッピーエンドかと想像しながら読み進めましたが、予想を大きく外してくれました。・・・海保の来栖光かっこよすぎるんじゃないのと思っていたら、警察湾岸署の由羽さんきっちり、締めてくれました!・・・先に読んだ『BITER』五十嵐貴久を上回る惨劇でした、ワオ!・・・次作も期待!
とにかく内容が濃い作品でした!
警察と海保とゾンビの組み合わせはすごく新しいことだと思いましたし、主人公の由羽を男好きにしたところは今までにないと思いました!
だだ、パンデミックアクションだけではなく由羽と光の心の交流、弟謙介との信頼関係!また、警察と海保の権力の争いなど見所満載の作品でした!
5月26日発売予定 光文社 吉川英梨著
『感染捜査』読み終わりましたので感想をお伝えします。
私好みの作品でした。東京オリンピックを目前に控えている所にある感染症が判明するんですが、早い人で1分以内に感染するのは恐ろしすぎます。感染者はゾンビになり、人間を食い殺し→ゾンビになるの負のループ。
この悲惨な状態からどのように解決に導いたのか是非とも読んでほしい一冊です。
怖い怖い、コロナよりも怖い。
最愛の人や仲間たちがどんどん感染して凶暴化したゾンビとなって自分を食べようとする。それを殺せるのか。600ものゾンビたちを押し込めた部屋の扉が解き放たれる…怖かったー、けど、面白かったー。ぜひ映画化を。(難しいかな)
読み進めるのを躊躇するほどに残酷で残虐なシーンが多いが、テンポのよさとスリル感から先を読まずにはいられない。
ゾンビウィルスが発生した由来も納得いくものであり、ゾンビものでありながらリアル度が高い。それ故に、全てが明らかになった後には、様々な思いが心の中で複雑に絡み合う。
残酷なシーンが苦手な方はご注意を。
どんなジャンルに分類したら良いのか?迷うけど、パニック警察小説かな〰️と思います。
最初普通の警察小説かな?由羽のアウトローな警官がハチャメチャに暴れるのかと予想してましたが、中盤辺りにもうガラリと物語が変わりました。
物語の中の時間が現実とリンクしてきて、怖い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。
これは現実なのか?物語なのか?分からなくなったいく。
これはフィクションですよね?
未曽有の危機に、譲れぬ責務が交錯する・・
奔放な刑事・天城由羽は薬物密輸入の案件を捜査していた。しかし容疑者と目していた人物は海上保安庁の人間で混迷を増す中、未曽有の事件が発生する・・
警察官と海上保安官という市民の安全を守る立場の者たちの奮闘が熱く描かれ、そしてさらにそれを嘲笑うかのように感染症が襲い掛かるのが非常に怖い。また主人公の奔放な言動の中に見え隠れする職責への真摯な想い、相棒ともいえる海上保安官の冷徹さの中に隠された悲痛な思いが胸を打つ。
訓令の存在が該当職責を担う者たちへ重圧になるシーンでは、だからこその誇りという思いと生死の境という悲劇が織り込まれているのがむなしさすら感じる。そして上層部の怒りまで・・
現実のコロナも、症状が違うだけで何かの歯車が悪い方向に転がれば似たような状況になるのだろうか・・
絶望的な状況の中で、後悔と責務への意地が交互に顕されるパニックミステリー。
『感染捜査』というタイトルを読んで,今この時期にこそ読む話なのではないかと思いました。怖いです。このウイルスに感染してしまうと,死ぬこともできず,ゾンビのような存在になってしまいます。食べられるのは生きた人間だけ…。立ち向かうのは厳選されたメンバーで構成された感染捜査隊。彼らの勇気に感謝したいです。今,現実の世界で流行っている新型コロナウイルスもこのくらいの危険性と感染力があると考えた方がよいのではないでしょうか。そうしたら,暢気に家族で行楽地へ出かけたりはしなくなるでしょうに…。
最後までどうなるか分からない。ハラハラドキドキが止まらない。アクションと臨場感満載で、現実と空想の境目にいる感覚。最後はやっぱり泣かされた。警察と海保という組み合わせ。#吉川英梨 さんだからこそ、そして吉川さんにしか書けない胸熱作品。
感染を広げないことと、感染者の尊厳を守ること。どちらを優先すべきなのか。
葛藤を抱えながら「感染捜査」にあたる人々を正面から描いています。
最良の選択の積み重ねが収束につながる。そう信じる気持ちは同じでも、最良の選択とは何か、全員ですりあわせる余裕はありません。
感染症の恐ろしさはもちろんですが、ぎりぎりの状況で判断を迫られる緊張感に引き込まれ、一気に読み終えました。
物語の展開を追いながら、いまこの瞬間も感染症に翻弄されている日本の状況がシンクロして、最前線で戦う人たちに思いを馳せました。この作品は、感染症と戦うすべての人たちへのエールだと思います。
コロナまっさいちゅうの今の時期に重なることも多く、とってもとっても恐ろしかったです!!
この作品の着想は、コロナの前からだったのか、それともコロナがあったからだったのか?
とっても気になります!
この作者の方は、つい最近、たまたま「新宿特別区警察署 Lの捜査官」を読んだばかりでした。
そしてとっても気に入りました。
だから「感染捜査」もとっても楽しみにしていました。
迫力満点でした。
あまりの凄惨な描写にホラーかと気持ち悪くなったが、話が進むにつれ殺人事件だったはずなのに予想外の展開が待ち受けていて、読む手が止まらなくなった。船上で恐ろしい破壊力をもち爆発する感染症。最優先されるオリンピック。警視庁と海上保安庁が、ウイルスパニックに立ち向かう。あまりの緊張感に私の心臓もバクバクと速くなる。生き延びるために人はどこまで自分の感情を殺すことができるのか。すべての始まりの原因を知った時、命をかけて戦う2人の背負うもののあまりの大きさに胸が苦しくなった。
タイトルから推測出来る様に敵は『ウィルス』だ。世界中で蔓延しているコロナが可愛く思える程の最悪なウィルス。立ち向かうは湾岸署の女刑事と海上保安庁のエリート。戦場は海上の豪華客船内。読み始めからグングン惹き込まれるが、その夜に悪夢を見る程のグロさ。絶体絶命の状況の連続。敵はウィルスだけではない。世論、人権、法律、現場を知らない上からの理不尽な命令。そして、仲間愛や家族愛、矜持といった本来美徳とされるものが命を奪う。船内という密室で次々と起こるクラスター。ラストは強固な正義感に涙した。
新型コロナ感染症の拡大の沈静化にまだまだ目処が立たない中、東京オリンピックを開催すると言う時期に手にしたこの本。
発症した際に起こる現象が全く現実的ではないが、様々な研究を通じて人間にとってより良い世の中を創り出そうと日々邁進されているが、誤った思想の持ち主がこのようなウイルスを誕生させてしまったら…
ノストラダムスの大予言ではないが、人類の最後ってもしかすると自分たちで首を絞めることで訪れるのかもしれない。
家族、仲間、知人、上司、部下…
自分と関係している人々が感染したり、自分自身が感染することで、それらの人々を苦しめることになるとか、想像するのも辛い話。
こんな現実が来ないよう祈ると共に、本当により良い世界を創り出せるよう努力したいと思う。
これは怖い。
こんなパンデミック起こったら生き残れない。
そして法の遵守と命の尊厳。病気とはいえ襲ってくる人たちに対して法の上では何もできないジレンマ。感染してない人たちを守れば殺人。何もできない怖さ。
まさにアクションホラーです。