わが家は幽世の貸本屋さん5
残月の告白と妖しい秘めごと
忍丸
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刊行日 2021/06/18 | 掲載終了日 2021/10/11
ハッシュタグ:#わが家は幽世の貸本屋さん5 #NetGalleyJP
内容紹介
重版続々!
シリーズ累計6万部超えの大人気あやかしファンタジー待望の第5弾!
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ついにお互いの気持ちに気づいた夏織と水明。
あやかしともに生きる2人の人間が選んだ将来とは?
貸本屋に訪れる恋の悩みの事件は、
いつしか人もあやかしも惑わす不老不死の妙薬、人魚の肉をめぐる事件へとつながっていく――!
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出版社からの備考・コメント
レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。
(発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。)
また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※発売後であれば問題ありません。※※
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おすすめコメント
◆書店様からの問い合わせ殺到中!
担当編集が考える本作におけるロングヒットの理由◆
『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズは、流行の「あやかし」が出てきます!
と、これだけだと流行りのひとつ、となってしまいますね(笑)。
真面目に応えてみると、本作では人間と異なる存在の「あやかし」ってどういうものだろう?という疑問と真剣に向き合って作られた物語なのです。そこが他の作品と異なり長く愛されるものとして人気が出たと考えています。
作者の忍丸先生はこの物語を作るにあたり、あやかしは人間と死生観が異なるもの、いわゆる「怖い存在」ではないかと考えました。怖い存在のあやかしといえば、日本を代表する妖怪作家(?)の水木しげる先生の描く『ゲゲゲの鬼太郎』がありますが、まさにあれです。
『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくるような「怖いけどどこかあったかいあやかしたち」というイメージで書いているからこそ、人間・夏織の存在によってあやかしたちが他者のために動く、という心情の変化が面白く綴られたと思います。
また、本作で一番多い感想に「泣ける!」というのがあります。
夏織と東雲の異種族間の疑似家族における愛、水明と清玄・みどり親子のある立場を超えた愛、などこの作品は毎巻ごとに様々な「愛」が語られてますが、そのメッセージ性が親世代であるオトナからその子供の世代まで幅広い年齢層に受け入れた要因だと思います。
イメージとしては『夏目友人帳』や『精霊の守人』のような母性が感じられる作品と非常に近いヒットパターンを描いています。
母性や愛がテーマです、だと重く感じる方もいると思いますが、忍丸先生の筆致はどこまでも軽やかです。
読んでいて一番に感じられるのは『バケモノの子』や『千と千尋の神隠し』のようにいつも前向きで楽しいあやかしたの姿です。これにより、シンプルにエンタメ小説として評価が高いものになっています。
ということがこの作品におけるロングヒット理由だと私は思います。
長くなりましたが最後に……。
道徳的なテーマとエンタメがどっちも楽しめる欲張りで贅沢な物語!!
それが『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズです。
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~2021年5月5日午前10時
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867162222 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
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化かし化かされ届ける想い。
心温まる妖異譚の第5弾で、前巻結末のニヤニヤ度合いは序章までとさらなる怒涛の展開を見せます。まさに王道ともいえる妖の登場で曖昧な印象の幽世がより輪郭を持つようです。さらに一人一人(人?匹?頭?)の背景も丁寧に描かれより人の世との境目が融解していきます。時とともに変動する生活習慣・伝承・感情の中で変わらない家族の絆がとても温かく感じます。
ニヤニヤ度合いと感動・切迫のバランスが絶妙で、さらなる事件を予感させる第5巻。
とても面白かったです。心を揺さぶられて、温かい気持ちになって、最後には涙ぐんでしまいました。
実はこの作品を読むのは初めてでした。初めてなのに、いきなり読んで大丈夫かな、無謀すぎるのではと思いましたが、むしろ知らずにいたことが悔やまれるほど。大正解でした。
あやかしと人間、もちろん違いはありますが、家族や仲間を思う気持ちは同じです。物語を通じてあやかしたちと交流を深める夏織、そして彼女の仲間たちのことを、もっと知りたくなりました。既刊本も読もうと思います!
1巻からずっと読ませていただいています。
夫婦愛に親子愛、友情に恋の行方。人間もあやかしも誰かを想う気持ちは同じ。深い絆で結ばれている。胸に迫る展開にドキドキし、それぞれの過去が明らかになるたびに目頭が熱くなりました。大切な人とずっと一緒にいたくなる、じんわりと心の奧まであたたまる救いの物語。優しさがたっぷり詰まっています。次巻もとても気になります。
貸本屋を営むあやかしに育てられた無鉄砲な主人公が、見えない想いを汲み取り繋ぐファンタジー第5弾。今作は1冊丸々1つのテーマで、今まで以上に読み応えと緻密なストーリー構成への拘りを感じた。ずっと気になっていた人達の過去が明かされた事で、夏織を包んできた世界がいかに温かいものだったのか深く伝わってきて、より感動した。二人の恋の行方、波乱の予感が窺える今後にも期待。
はじめてなので突然読んで大丈夫かなと思いましたがわたしの好きなあやかしがでてくるとのことで読んでみました!
すごく大好きな作品になりました!あやかしと人間の中にあふれる温かさや優しさを感じました!5だったので1から読んでみたいと思います!
家族、親子、友達、恋人、色々な形の関係が出てくる今回、シリーズ通して今までの中で一番好きな印象。この物語の醸し出す空気とカタチは相変わらず心地良い。言わなければわからない!その通りだけれど、相手を想う気持ちは素敵だと思う。
全体的に登場人物?が優しく読んでいて癒されます。特に主人公の夏織ががとても真っ直ぐで応援したくなります。
今回は、色々な登場人物の過去が明らかになって、ちょっと意外な過去に驚きました。
また、夏織と水明の恋がもどかしく。色々盛りだくさんな内容だったと思います。
香織を母親代わりに育ててくれたナナシ、彼女にも悲しい過去があったのね。でも彼女を助けてくれたお雪さんのおかげで、とても強い人になりました。そして、彼女に教えてもらった愛を香織にそそいでくれています。
双子の烏天狗の金目と銀目、東雲さん、ナナシ、犬神のクロ、みんないい奴なんだよねぇ。彼らだってそれぞれに悩みや苦しみを持っているけれど、毎日を必死に生きているから、明るく生きていけるんだろうなぁ。
なんでも願いが叶うし、不老不死の身体を手に入れられる人魚の肉というのが今回のキーワードなんだけど、そういうものを欲しがる人っていつの世にもいるのよね。でも、本当にそうなった時に失ってしまうものもあるということに気がついた物語屋の玉樹さんの運命のことを考えると、確かに辛いなぁ。終わりがあるということの大事さもあるんだなぁ。
ラストに出てきた東雲さんの身体の具合が気になるんですけど、次作はそこから始まるのかしら?
いつの間にか第五巻になった『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズである。
あやかし系の青春ドラマないしは主人公の成長談といったところか。
大きなストーリーがあるというわけでは無いので、五巻から読み始めて問題はなさそう。
読み進めていけば、背景も何となくわかる話である。
そこに幼い頃に迷い込んでしまった夏織は、幽世で貸本屋を営む変わり者のあやかし・東雲に拾われ、人の身でありながらあやかし達と暮らしている。夏織を取り巻くあやかしたち、にゃあ、天狗兄弟や孤の葉、物語屋、ナナシ。そして夏織同様かくりよに行き着いた水明。
今回は父狸を巻き込んだ孤の葉と人間の恋、それに翻弄される夏織と水明の行く末をメインテーマに物語が展開されます。そして通奏低音的に流れる人魚の肉屋のなぞ。
本作のお得話はナナシと物語屋の本生談(あやかしには由来が必要)。そして日本三大狸談。
どのエピソードも楽しめます。
待ってました第5作品目。今回も期待を裏切らない楽しい作品でした。
お互いの思いに気づいていき、、、もうキュンキュンしながら読んでました。どうするの?2人の関係はすんなりハッピーエンドになれるの?、、、なんて独り言もいいつつ読んでました(笑)
早く皆さんにも読んでほしい。一気に読んでしまうと思います。私もあっという間に読み終わってしまいました。
星5個じゃ足りないほど楽しい作品です。