ネコとカレーライス
スパイスと秘密のしっぽ
藤野ふじの
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刊行日 2021/06/18 | 掲載終了日 2022/06/22
ハッシュタグ:#ネコとカレーライス #NetGalleyJP
内容紹介
そのネコが姿を見せるとき、僕たちの人生に何かが起こる。
スパイスカレーの薫り際立つ、ちょっと大人の青春物語。
☆ ☆ ☆
校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。) また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ※※発売後であれば問題ありません。※※
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
得意料理はスパイスカレー。無職。彼女にフラれたて。
そんな中途半端な僕・松本優人は、
ふしぎな「白いネコ」に導かれて、10数年ぶりに幼なじみの中村太一に再会。
二人で、昼間は営業していないバーの店舗を借りて、
半月に一度オープンする「間借りカレー店」を始めることに。
初回は大盛況だったものの、集客もままならない素人によるその店の客足は次第に途絶えてしまう。
「今日が最後かな」
そう思ったとき、一人の女性が現れた。
彼女・成宮あおいは「自分は『カレー予備校』の生徒だ」と名乗り、カレーを食べると
「趣味でここまで作れるのは凄い」と僕らに言った……。
「趣味ではなく、本気でやりたい」
カレーの世界の有名人がそろうその予備校に、僕と中村は通うことになる。
自分たちの「本気」をつかみ取るために。
そして、そこで出会った仲間たちと、
「究極のミールス」を作り上げるために――。
出版社からの備考・コメント
藤野ふじの(ふじの・ふじの)
2018年より、小説投稿サイト「エブリスタ」にて作品を公開。
本作『ネコとカレーライス』で集英社ナツイチ小説大賞最終候補に。
今回が初の書籍化となる。
■装画
ふすい
イラストレーター。書籍装画に『青くて脆くて痛い』(角川文庫)、『世界は思考で変えられる』(河出書房新社)等多数。
進研ゼミ中学・大学講座DM等も手掛け、幅広い世代から支持を集めている。
おすすめコメント
・今、各メディアで話題沸騰中の「スパイスカレー」を題材とした、大人の青春小説。
お腹も心も満たされる、爽やかな読後感が魅力です。
・人生の転機に現れる、不思議な「白いネコ」。
本編でミステリアスな存在であるネコが、番外編ではさらに意外な活躍をします!
・装画は、大人気のイラストレーター・ふすい氏!
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~2021年6月10日午前10時
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867161524 |
本体価格 | ¥690 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ねこに導かれ幼馴染に再会し間借りカレーをはじめてしまうお話
とにかくカレーをスパイスの効いたカレーが食べたくなります
登場人物は誰も個性豊かで気になる存在ばかり
出てくるカレーも個性豊かで飽きさせない
楽しい作品でした
読み始めたら鉄板だけど、カレーが食べたくなって、早速カレーを作って食べた。でも、違う。ここに出てくるのは本格的なスパイスカレー。うーん、困った。どこに行けばこんなに美味しそうなカレー食べられるのか。真剣にそう考えるほど、この物語に入り込んだ。主人公と友達、出会う仲間が、みなイキイキしてる。私も美味しいレシピを探す冒険の旅に出よう。
後押しするのはスパイスの香りとネコキック(もどき?)?
会社を辞め彼女にフラれた松本は公園で少し不思議なネコと出会う。そしてさらに小学時代の知人と再会し新たな扉が開かれていく・・
様々な刺激的な香りにあふれ、空腹をさらに増すかのようです。また個性的な仲間と出会い師ともいえる人物と出会い様々な刺激を受けながら流されがちだった主人公が少しずつ主体性を持ち成長していく姿は、さまざまなスパイスを加え出来上がるスパイスカレーと同じのようです。番外編も付け合わせのようで味わいをプラスします。
元気な時、落ち込んだ時、楽しい時、哀しい時とさまざまな時に読むと、さまざまな読了感が得られるような「味変」ならぬ「読了変」も得られるような小説。
これは新たな飯テロ小説の誕生か?
そう思ってしまうほど、スパイスの香りが漂ってきて、カレーが食べたくなる作品です。文章も読みやすく、松本と中村の「冒険」をドキドキしながら見守りました。
大人になるにつれ、子どものときに持っていた情熱を忘れたり、封印したりするものだと思います。
でも本当に大切にすべきなのは、子どものときの強い気持ちなんだと教えてもらいました。なぜなら、それこそが人生の核となるものだからと。
青春小説ではありますが、大人にこそ読んでほしい作品です。子どものときに好きで好きで仕方なかったことが、きっと鮮やかによみがえると思うから。
消えてしまったのでもう一度書きます。ダブってしまったらすみません。
白いご飯を横に置いて読みたい小説でした。最高です。
カレー屋をやって成長していく話かと思いきや、
まさかの学園もの。
主人公のお母さんと先生の話とか、最後のオムニバスもとても好きです。
あと、「なんだこれ?」と思わせるタイトルもいい!
最後なんとなくフェイドアウトして、
数年後の幸せなみんなの様子がわかるのは、大好物な感じでした。
登場人物を見守り親戚のおばちゃん的な???(笑)
仕入れます!
カレーが食べたくなる❗
ふらふらと宛もなく歩いて猫を探したくなっちゃう😺
そして、何かを始めたくなっちゃう‼️
何かを始めるのに、年齢なんて関係無いと、背中を押してくれる頼もしい作品
空腹で読むのは危険です(笑)
なにげに スパイスの香りが漂ってくる話である
主人公松本優人は彼女に振られ、会社も辞めてプータロー生活
中村太一は初めて優人のカレーを食べに来た小学校の同級生
成宮あおいは優人と中村の始めた間借りカレーに客としてやってきた
西野彩未は成宮の紹介してくれたカレー予備校の仲間
瀬川茂亮は何となく鼻持ちならぬキョラクターで登場するが三人と一緒にカレーに挑む仲間
彼彼女たちとカレーを求めていく中で優人は自分のやりたかったことを見つけていく
カレー予備校の主宰者坂下宗介と優人の母亜紀なにか因縁のありそうな気配
そしてその因縁と優人を繋いでいるかの様に現れる白いネコ
何となくハラハラどきどきでミステリアスな青春群像小説である
松本くんは、自分のカレーにそこそこ自信はあったんですけど、彼のカレーを食べた人から、スパイスの使い方がまだまだねって言われてショックを受けます。そして、中村くんと2人で「カレー予備校」でスパイスの勉強してみようかということになりました。
僕は今まで悩むということにあまり慣れていなかった。悩むフリは得意だけど、本気で悩むほど何かをしっかり考えようとしたことがなかった。みんなが悩まずやっているようにみえることを僕だけがどんくさく悩んでいるように思えたから。(本文より)
松本くんは、積極的に何かをする、自分の意見を言うということから、これまで逃げ続けてきたんです。自分なんてこんなもんだしって、ずっと弱気のまま生きてきました。でも学校で仲間たちと切磋琢磨するうちに、自分は何をしたいのかをはっきりしなければいけないことが、少しずつ分かってきたのです。だって、自分で決断しなかったら、自分が美味しいと思えるカレーが作れないんですから。
読んでいる間、ずっと「カレー食べたい~」って思いましたよ。スパイスが効いたカレーも、家で作ったじゃがいもゴロゴロのカレーも、キーマカレーも、とにかく、いろんなカレーが食べたくなる物語でした(笑)
大きな事件が起きるわけではないのに、ドキドキワクワクして読み進める目が止まらなかったです!
読んでいるととてもスパイス料理が食べたくなって、スパイス料理を作りたくなって、ぽかぽか幸せな気分になりました。
各話がそんなに長くなく区切られていて、主人公の気持ちもスっと頭に入ってくるので、とても読みやすかったです。
是非、たくさんの人に読んでほしい物語だと思いました!
カレー大好きだったので、あっという間に読み終わりました。
ただ、この作品読んでいる途中に何度も「カレー作って食べながら読もうかな」と思った事か、、、(笑)
カレー作りにかける皆の情熱、こだわりなど読んでいるうちに自分もカレー作りの一員になっている気分にしてくれた作品でした。
カレー関係置いている場所にもぜひ作品置いてほしいです。カレーを食べながら作品を読む最高な時間を皆さんにも味わってほしいです。
考えることから逃げ、周りに流されてきた主人公。会社を辞め、彼女とも別れてしまった主人公が猫と出会った日に小学校時代の友人から電話があり、得意料理であるカレーを作る事に。新しい出会いの中で自分自身を真剣に見つめてはじめる。ついつい答えを求めたり、完結を目指したりしてしまいがちだが、実はそれらはそんなに大事な事ではないと気付かされた。何気なく毎日を過ごしているが、そんな毎日も同じ日は一日たりとも無く、人生も『冒険』の連続。そう思うと一日一日が少しだけ楽しくなりそうな気がしてくる。
カレー予備校って面白そうですね。いろんな人が集まって、勉強して、食べて、切磋琢磨したり、まさに青春!お母さんのレシピも見てみたくなりました。それだけで楽しそうです。そしてカレーが食べたくなる。ミールスってどんなもの?自分でも作ってみたい。調べたくなります。
カレーにビール。最高だろ?異論はない。
このシーン、大好きです。カレーにはビール。絶対です。
松本と中村のこの会話を読んで、信頼できる!? 作家さんだと確信しました。
スパイスの深い沼にも共感しました。30年ほど前、我が家にも一大ブームがあったのです。
このお話では、オリジナリティを出すために複雑なものを求めていますが、
ゆきつく先はシンプルですよ~と心の中でつぶやきました。
クミン、ターメリック・コリアンダー、ガラムマサラ。香りの引き出し方が難しい。
よい本ができますように。
ちょうどスパイスカレーに興味を持って作り始めたので
引き寄せたのではないかしら!?
と思ったのがこの「ネコとカレーライス」
ビジネス書や自己啓発書に
新しいことを始めるには
・メンターがいる
・仲間がいる
と、よく書いていますが
そのことを体現しているのが
この小説です。
主人公の松本くんの行動に
一喜一憂しながら読みました。
どこに自分のチャンスがあるかわからない
未来が予想できなくても
ちょっとした目の前のことに
乗ってみることで道は開ける
そんな風に感じました。
アニメ化もしくは映画化して欲しい作品です。
カレーはルーでしか食べたことなく、今までスパイスという言葉にあまりピンときたことはありませんでした。
この本も読み始めはそんな感じでしたが、あまりに多くのスパイスを用いたカレーを作っていくため、だんだんスパイスをつかったカレーというものがどういうものなのか、興味が出てきました。
読んでるだけでピリッとしそうな味わい、おいしそうな香りが漂ってくる気がします。
読んでてなんだかカレーが食べたくなる、そんな本でした。
白い猫に誘われて行った公園で会った同級生。カレのカレーが美味しくて間借りでカレー屋をすることに。
作ってみたいけどスパイスって後から使わなくなるかも・・・とかって思ったりして自分で作ったことないですが、作ってみたい気分になりました!
#ネコとカレーライス
#NetGalleyJP
カレーというだけで、とても惹かれる。
身近な料理。
でも、スパイスカレーともなると「趣味」か「プロ」かは歴然とした差があるのだと分かる。その差を越えようとするのか、ただ楽しいで終わるのか、するすると読める反面、立ち止まって考えさせられる場面も。
『なんとなくこれが「正解っぽい」と思える方向に流され』やすい今、正解じゃなくてもいいから、自分で悩んで決めて、結果を楽しむのも良いじゃない、という気持ちになる一冊。
必ずスパイスカレーが食べたくなる、そして不思議とスパイスの香りが漂う飯テロ小説でした。白い猫を巡り、幼馴染との再会、沢山の仲間との出会いを経て、絆を深める。人と人との距離感や、意思決定をする力も学べた気がします。「レシピは冒険の記録」という言葉がお気に入りです。
スーパー猫の日に、猫本の宣伝記事が新聞に並んだ。その一番目立つところにあったのが、この「ネコとカレーライス」。読みたいと思いながら、すっかり忘れていた! 図書館には蔵書がなく、その後、ネットギャリーチェックをしていたら、まだ読める! ビックリしながらリクエスト♪ 長く公開していただき、ありがとうございます。
人生に迷い、立ち止まってしまった松本は、旧友と再会し、カレーづくりに本格的に取り組むことになるが……。
迷い続ける松本の姿は何だか切ない。でも、考え、動き出す姿には胸が熱くなった。
文章から、スパイスの香りが漂ってくるようだ。読めば、カレーが食べたくなるのは間違いない。
そして、大事なポイントで、チラッと姿を見せる白いネコ。こういう不思議な偶然は、読んでいて、ワクワクする。このネコ、次はどこへ、誰のところへ、行くのだろう?
#ネコとカレーライス #NetGalleyJP
作品を読む前からスパイスを3種ほど用意したものの、まだまだ市販のルーを使ったカレーしか作ってない。読み進めるうちにカレーが食べたくなる。作品の中には食べたことないけどビジュアルを想像するだけで食べたくなってきた〜。カレー食べたくなる。本格的なスパイスカレー。最後のお母さんの話も、おぉっ!!!と、にやけてしまいました
文字に味覚や嗅覚を刺激されたのはこの作品が初めて!
高校生のとも大学生のとも違う不思議な青春がスパイスカレーから生まれるとは思いもしなかった。
最終話の「ネコとカレーライス」と番外編の「はじまりのスパイス」がこの物語の素敵なスパイスだった。
ルーでもレトルトでもない、スパイスカレーが食べたくなる不思議な作品。
本格スパイスカレーって日本ではあまり馴染み無いのではないでしょうか。
だからこそこんなにスパイスに向き合う人たちの物語を読むと、つい気になってしまいませんか?そんな薫りをかいだことがあるのかな、そんなカレーを食べたことあるのかなと思ってしまい、まるでわからない料理の名前もありました。
わたしはインドカレー店の門をくぐってしまったほどです。そしてとても美味しくて、外人さんスタッフのサービスも素晴らしかった!外国の料理だからお店だからと勝手に入りづらさを感じていたらことに気がつかせてくれました。
そして何かに夢中になる人はやっぱり素敵です。元気をもらえます。