江ノ島お忘れ処OHANA
~最期の夏を島カフェで~
遠坂カナレ
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刊行日 2021/05/20 | 掲載終了日 2022/08/07
ハッシュタグ:#江ノ島お忘れ処OHANA #NetGalleyJP
内容紹介
🍀ことのは文庫・創刊3周年フェア、実施中!🍀
忘れたい記憶があるなら
湘南の海と自然に囲まれた、癒しのカフェへようこそ
ほっこり×グルメ×江ノ島・湘南愛!
ご当地ファンタジー
腕の故障でピアノが弾けなくなった音楽高校生の小鳥遊響希(たかなしひびき)は、
死ぬために訪れた江ノ島で、ハワイアンカフェOHANA(オハナ)を営む四兄弟のハル・カイ・怜(れい)・翔太(しょうた)と出会う。
彼らはハワイの女神《ペレ》に仕える一族の末裔で、
怜は人の記憶を消すことができる不思議な力を持っていた。
昼は人気の島カフェ、夜は『お忘れ処』になるOHANAには、
今日も「消したい記憶」を抱えた人たちがやってくる――。
ご当地グルメとカフェめし、江ノ島の夏模様と音楽が彩る、
記憶をめぐる再起と癒しの物語
おすすめコメント
・大人気観光地・江ノ島の名所・グルメが登場するご当地小説
・湘南のご当地イベントを描いたエピソードも収録
・古民家風ハワイアンカフェの、おいしいハワイ料理&スイーツ描写
・消したい記憶を抱えた人たちが、カフェを訪れて、もう一度、人生や大切な人と向き合っていくヒューマンストーリー
・タイプの違う、イケメン4兄弟が活躍。カバーでは、カズアキ氏がキャラクターデザイン・イラスト化
■著者
遠坂カナレ(とおさか・かなれ)
愛知県出身、神奈川県平塚市在住。エブリスタ小説大賞2018メゾン文庫賞を受賞し、19年に『おとこまえ天狗のあやかし学食ごはん』(一迅社メゾン文庫)を刊行。ほか著書に『上野発、冥土行き寝台特急大河~食堂車で最期の夜を~』(二見サラ文庫)、『植物ヲタな料理男子が、異世界で王立海軍の専属料理人になりました!』(コスミック文庫α)など。
■装画
カズアキ
イラストレーター、キャラクターデザイナー。『Starry☆Sky』など人気ゲームのキャラクターデザインで活躍するほか、『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。』『有閑貴族エリオットの幽雅な事件』など、キャラクター文芸の装画も多数てがけている。
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~2021年4月19日午前10時
出版情報
ISBN | 9784867161418 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
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一見、非現実的なファンタジー作品にも思えるのだけど、ルーツはハワイなのねと思うとそれだけでOKになってしまうのは、みんなハワイが好きだからと言うことになってしまうのでしょうか。
夢を諦めて死を選ぼうとする主人公に、突然現れた美形の兄弟。彼らと過ごすうちに少しずつ生きる方向へと軌道修正されていく様は、読んでいてシメシメと思いました。若者にはもがきながらも前に進んでほしいのです。
そして、作中の食べ物のなんと美味しそうなこと。想像するだけでお腹がへります。
なぜだか鳥肌の立つ場面がいくつかありました。ネタバレになるので多くは語れませんけれど。
一気に読みきってしまいました。
おすすめです。
奇跡の涙とジェラートのひと夏。
ピアニスト志望の小鳥遊がある気持ちを秘め辿り着いてしまったのは江ノ島のハワイアン喫茶OHANA。謎めいた四兄弟と出会い家族の優しさに触れるひと夏を過ごすことなる・・・
日本的な古刹の奥ゆかしい静けさ、都市部としての賑やかさ、信仰にも紐づいたハワイアンの愉しさと江ノ島の魅力がふんだんに詰め込まれており、あきさせません。どのようなタイプの人でも受け入れてくれる懐の深さを感じます。その中で綴られていく繋がりの大切さ。奇蹟の業も家族の絆があってこそと丁寧に教えてくれるようです。
涙にあふれた優しい感動に包まれる快作。
不思議な力を持ったハワイ出身の兄弟とこれまで全てを捧げていたピアノを怪我で弾くことができなくなり、死を覚悟した少年。彼らの出会いが、少年と兄弟達の人生を変えていくお話ですが、家族愛を根底に、地元愛に満ち溢れたアイドルの夢の実現やLGBTの恋愛等、多くのトピックスが盛り込まれていて、グイグイ引き込まれていくお話でした。
ピアノが弾けなくなり生きる希望を失った主人公、小鳥遊響希。
人生を終わらせようと死地へと訪れた江ノ島で出会った4兄弟。
彼らは江ノ島でハワイアンカフェOHANAを、夜には忘れたい記憶を消す事ができるお忘れ処を営んでいた。
その4兄弟との出会いにより響希の心、そして4兄弟の心もまた変化を遂げていく過程が涙なしでは読み進められない。
またエピソードごとに浮かびあがる様々な愛情のかたちは読後にやっぱり人は一人じゃ生きていけないんだなってしみじみと実感させられた。
ストーリーのなかに織りまぜられているハワイアングルメ、江ノ島グルメも必読。
お腹を鳴らしながら食べたい!と悶絶は間違いなし。
5月20日発売予定 マイクロマガジン社
遠坂カナレ著
『江ノ島お忘れ処OHANA~最期の夏を島カフェで~』読み終わりましたので感想をお伝えします。
涙ボロボロ出ながら読み終わりました。忘れたい記憶を忘れさせてくれるカフェでお代は飲食代のみ。美味しそうな食事が沢山出てきてホッコリする所もありますが、特に後半は涙腺崩壊しました。オススメ作品です。
江ノ島の一番奥にあるカフェ。生きることをやめようとしていた響希が出会った不思議な兄弟。カフェで出されるメニューの描写に飯テロなのかと思いました。悩めるお客さんは、カフェの食事ではないメニューを求めてやってきます。悩めるお客さんを助けるお話しなのかと思ったら、そこで終わりではありませんでした。登場人物みんなが、相手を思いやる、大切にする心があり、同時に自分も大切であることに気づきます。みんなオハナなのです。
想像をこえる展開に驚きましたが、心温まるお話です。
腕の故障で全てを注いできたピアノから離れ、人生を諦めかけた男子高生が辿り着いた先は、不思議な兄弟が営む江ノ島のハワイアンカフェ。夢の挫折やLGBTのカミングアウトなどの重い悩みを、爽快な湘南の夏風で纏い、癒しのご当地グルメとノスタルジックな音楽で浄化してくれるファンタジー。広義の家族の絆を不器用だけど真っ直ぐ繋いでいく登場人物たちの成長に心動かされる感動作。
江ノ島の風景と美味しいものとイケメン。
一足お先に江ノ島の夏を体感した気分です。
OHANAに訪れる悩める人々を不思議な力で解決!だったりそうでなかったり。
悲しい運命もあってとても辛かった。
最後まで読んでほんとうに涙が出てきて、あきらめずに読めてよかった。
この作品に元気をもらいました。
いつか江ノ島に行くことがあったら、この作品を読み返して行きたいと思います。
腕の故障でピアノが弾けなくなった音楽高校生の小鳥遊響希は、死ぬ為に訪れた江ノ島でハワイアンカフェを営む4兄弟と出会う。
彼らは、ハワイの女神“ペレ”に仕える神官の末裔で怜は、人の記憶を消すことができる不思議な力を持っている。
怜には、“記憶を消すことは、その人間の一部を殺すのと同じこと。消してもいい記憶なんて存在しない。”というポリシーがある。
響希の考え“大人は、どんなに辛くても抱えていかなきゃいけないものも存在する。”も真実をついていると思う。
OHANAを訪れた人々や怜と翔太、響希と母親が抱える問題に向き合って前に進めてよかった。
大好きです!なんたって地元ネタが満載。藤沢の片瀬で育ち、今は平塚に住んでいるので、どんぴしゃりの地元本。懐かしい江ノ島の風景やしらすパン!そうそう、ちらほらとハワイふうなものや食べ物が混載する場所。読んでいて本当に楽しかったです。この作品向けの年齢層ではもうありませんけど、そんなことはどうでもいいじゃないか!と思うくらい楽しみました!ので、湘南にお住まいの方、特に江ノ島近くにお住まいの方、ぜひぜひ読んでみてください。
音楽高校に通いピアニストを目標にしていた響希。腕の故障で夢を絶たれ死ぬ為に江ノ島へ。そこで出逢ったのはイケメン4兄弟と素晴らしい音楽にダンス、そして絶品料理。硬く閉ざされた心が人の優しさに触れて少しづつ少しづつ暖められてくる。皆んな色々抱えて生きている。それでも諦めずにいれば道が切り開かれる。大好きな江ノ島にも暫く訪れていないが無性に行きたくなってしまう。江ノ島グルメやハワイアン料理も魅力的。
腕の故障でピアノが弾けなくなった高校生がたどり着いた 人気のカフェ。
そのカフェは夜は「お忘れ処」 となる。
お忘れ処という不思議な響きにひかれ読んでみた。
消したい記憶を持つ人たちが訪れる。だがその消したい記憶を本当に消していいのかという問いかけが、とても深いものに感じられた。
カフェで出てくるメニューがとても美味しそうで、心地よい読後感で心は満たされるがお腹が空くお話でした。
知っている場所の出てくるお話が好きです。特に、自分の好きな場所が出てくる小説はなおさら期待が膨らみます。大好きな江ノ島、しかも1番よく行く季節「夏」が舞台です。
汗をかきながら登る坂道、目の前を通る江ノ電、奥津宮付近でくつろぐ猫たち、シーキャンドルからの絶景、美味しいパンケーキ、どれもくっきりと目に浮かびます。もちろん江ノ島にまだ行ったことのない方にも十分魅力が伝わると思います。
不思議な力を持つ四兄弟が営むハワイアンカフェOHANA(ハワイ語で家族)。夜は忘れたい記憶を消すことのできる『お忘れ処』になります。忘れたい記憶を抱え、お店を訪ねる人たち…
涙腺の弱い私はところどころ涙しながら読みました。読後感爽やか!この夏の必読書だと思います。
追記
200頁10行目
「ぼくはとても好きなって」→「ぼくはとても好きになって」ではないかと思いました。ご確認お願いいたします。