京都くれなゐ荘奇譚

呪われよと恋は言う

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刊行日 2021/05/11 | 掲載終了日 2022/10/03

ハッシュタグ:#京都くれなゐ荘奇譚 #NetGalleyJP


内容紹介

「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまっている、長野の女子高生・澪(みお)。

彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。

長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。その地で邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。

澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。

高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。

邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は――。

京都を舞台に、蠱師たちとの攻防と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く。

「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術ファンタジー。


「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまっている、長野の女子高生・澪(みお)。

彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。

長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。その地で邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。

澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆ...


おすすめコメント

女子高生・澪は旅先の京都で邪霊に襲われる。泊まった宿くれなゐ荘近くでも異変が……。「後宮の烏」シリーズの著者による呪術ミステリー。

女子高生・澪は旅先の京都で邪霊に襲われる。泊まった宿くれなゐ荘近くでも異変が……。「後宮の烏」シリーズの著者による呪術ミステリー。


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784569901206
本体価格 ¥780 (JPY)

NetGalley会員レビュー

呪い、呪いなど良くある設定の話なんだろうと思って読み進めたら、良い意味で違って独特で、途中泣けるところもあり、とても面白かったです。とりあえず何が起きているのか、どうすればいいのかが見えてきたところで終わってしまったので、早く続きが読みたいです。

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長野の女子高生「澪」は二十歳までしか生きられないという呪いをかけられている
彼女の実家は代々蠱師の一族であり、家族からは長野から出ること禁じられていた
ある時家族に内緒で京都へ
京都で邪霊に襲われて窮地に陥ったところを高校生の高良に救われる
心配して京都にやってきた従兄の蓮に
蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」に連れて行かれて・・・
と言うお話

京都を舞台にして繰り広げられる邪霊や呪いとの攻防は読み応えがあり行先がすごく気になる作品でした
続きが早く読みたくなります

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この方の作品はどれも大好きで、何度も読み返しているのですが、この作品もそのうちの一つになりそうです。
視覚以外の情景描写が巧みで、まるで自分がその場に居て、キャラクターたちが動くさまを目の当たりにしているような気分になります。紅と一口で言えば終わってしまうものを、描写する表現力に感服。白川さんのフィルターを通してみた世界は、何て色鮮やかで、かつ物悲しいものが根底にあるような、そんな印象を受けます。
発売が楽しみです。

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「後宮の烏」シリーズが好きなので、こちらの作品も読んでみました。
二十歳まで生きらられないと言われた主人公が自分にかけられた呪詛を解くために奮闘していく、まさに呪術ミステリーな作品。
舞台が自然豊かな長野から京都の名所や聞いたことがある地名なども出てくるので話に入り込みやすい感じがしました。
今からという所で終わってしまうので、続きが気になります!

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死ぬのを待つより、死にたくないから自分のために必死になる。
自分の運命を変えるべく京都へ向かう澪。
蠱師の下宿屋くれなゐ荘で、運命の輪を断ち切るための闘いが始まる。

古くにかけられた呪術に邪霊、次々に現れる黒い陽炎。凪高良の姿をした千年蠱と澪の関係は?

京都を舞台に繰り広げられる闘い。映像を見ているような感覚でぐっと引き込まれる。職神の雪丸、照手、蠱師の八尋。これから活躍してくれそうなキャラがまた魅力的。窮地に陥る度に現れ、助けてくれる敵?千年蠱の悲しみ。一見頼りなげだが、芯の強い澪はどう未来を変えていく?
次作に大いに期待!

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後宮の烏が大好きなので白川さんの作品だったので読んでみました!20歳まで生きられないといわれた澪が仲間の助けもかりて自分が生きるために京都へ行く!
白川さんの世界観に引き込まれていく素晴らしい作品だと思いました。これからいいところで終わってしまいましたが。次回作も期待大です。

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黒い陽炎のような邪霊が寄ってくるという体質の主人公。そのせいですぐに寝込んだり生傷が絶えない。更に悪い事に20歳まで生きられないらしい。邪霊や呪詛、怨念など怖い描写もあるが、識神達は可愛らしかづたりカッコ良かったり。狼やトラ、狸や狐などの姿をしている。識神、羨ましい。私も一体欲しい。逃げ、守られるばかりだった主人公の成長譚でもあり、今後が楽しみだ。

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面白かったです。読み始めたらとまらなくなって、一気に読み終えました。あやかしが絡んだ相談事を一つ一つ解決していく1話完結のスタイルは読みやすかった。澪の複雑な家庭環境を知り、漣との恋の話になるのかと思っていたので少しがっかり(笑)澪がだんだんと運命にあらがおうと強くなっていく姿が好ましい。高良との恋の行方も気になるし、早くも次作が読みたいです。

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長野に住む女子高生、澪は物心ついたときから、黒い陽炎のようなものから
「おまえは二十歳まで生きられない」と嗤われていた。
その黒いものは人の呪いや死霊などで、邪霊と呼ばれるものだった。
澪は自分がどうして邪霊を引き寄せてしまうのか、なぜ長野から出てはいけないと
親族から厳命されているのか、問えないままにに過ごしてきた。
そんなある日、友人の誘いにのって、周りに黙って京都に出かけてしまった澪は
そこで、運命の出会いをする・・・。

自分が何者であるのかを知ろうとし、そして二十歳まで生きられないといわれる人生を
自らの手で変えていこうとする澪。
自分の運命にあらがって前を向いて進んでいく主人公を応援します!
続きが待ち遠しい作品がまたひとつ増えました。

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代々蠱師の一族に生まれ、「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられている女子高生・澪と、運命に引き寄せられるように出会う高良との何とも複雑に絡み合う因縁が切なくて、そしてこれからその運命にどう向き合っていくのか楽しみにせずにはいられない期待の新シリーズです。

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呪詛、蠱師、次々に巻き起こる呪いにまつわる事件。人が怒りと憎悪に囚われたとき、復讐の炎は燃え上がり呪いとなる。その恐ろしさにぞくっとした。ずっと気になっていた邪霊に襲われる澪の生い立ちや周囲の人たち、遠い過去の秘密が明かされた時、とても切なくつらい気持ちになった。彼女は生きぬくために負の連鎖を断ち切り運命を変えることができるのか。すごく面白くなってきたところなので、続きが気になります。

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白川紺子さんは『下鴨アンティーク』シリーズが好きで全巻持っています。
そんな彼女の新刊は呪術師関連の和風ファンタジーと言ったところ。

どうしても蟲師(まじないし)がすぐ読めなくなってしまったり、麻績(おみ)も一瞬で読めなくなってしまう。
こういう漢字が日常的じゃない割と変わっているのはなかなかついていけなくなる。

お話自体はとても面白かったです。続きも読みたいです。

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主人公の麻積澪は、長野県の麻積村にある神麻積神社の娘である。戸籍上の両親は事故で亡くなり伯父に引き取られたが、伯父夫婦こそが実は生物学的な両親だ。彼女は邪霊を引き寄せる体質で、ニ十歳までは生きられないと言われていた。この状況を変えようと澪は邪霊の本場?京都に移り住む。そこで千年蟲の凪高良を知り自らの因縁を知る。実は私は学生時代に一条寺に住んでおり、 曼殊院や詩仙堂など懐かしい名前が出てきたので、より物語を楽しめたと思う。この巻はまだまだ最初の部分という感じで、これからどう物語が展開していくのか楽しみだ。

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丁寧な文章で解りやすく、風景描写や食べ物の表現、歴史的な背景も緻密でとても良かったです。あやかし系を好んで読まれる方にはオススメ。物語が、今後どう動くのかも気になるところです。悲劇の結末にはならないでしょうが、困難な事態を、どう解決するかは見どころです。
気になったのは、序盤が弱いところ。ありがちな始まりで気が乗りませんでした。後半以降になってようやく……という感じ。
最も気になったのは、どの年齢層に向けた作品かということ。十代の主人公ですが、十代の読者が好む雰囲気とスピードと文体ではないように思います。二十代以降の人が読むにしては意外性がなく、少々退屈ですし、どこに向けて書かれた作品なのかが疑問です。
今後の展開で変わっていくのであれば、そこを期待したいところです。

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第十回京都本大賞最終ノミネート作品。

二十歳までは生きられないという呪いをかけられた女子高生・澪。
どんな呪いなのか、彼女はどうなるのだろうかと読み進めた。
麻績村や京都のくれなゐ荘のあるあたりもよく知っているところなので、風景が描きやすく面白かった。
もっと軽いのかと思ったら壮大なスケールで面白かった。続編につづく形なのでどう展開されていくのかが楽しみ。

気になったのは、真夏に叔母特製の野沢菜漬けを渡されるところです。(夏には自家製のものは残っていないと思うので、違和感があるけれど、そういうイメージなのでしょうね)

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