おとなりさんの診療所
獣医の祖母と三つの課題
蒼空チョコ
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刊行日 2021/02/20 | 掲載終了日 2021/08/30
ハッシュタグ:#おとなりさんの診療所 #NetGalleyJP
内容紹介
想いが紡いだ絆を知る――、薬剤師の卵・小夜とあやかしの物語
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祖母はあやかしの世界〈まほろば〉で診療所を営む獣医師です。
私、芹崎小夜もそこで働こうとしたのですが、あやかしの理解度を試す三つの課題を出されました。
なにせあやかしは危険だし、その特有の行動が病の原因になるし、人と共に生きるからこそ訳アリになる生き物ですから。
そんなわけで私は今日も猫の守護霊センリと共に課題に取り組みます。
そう、祖母があやかしを救うことに人生を捧げるその理由を知るために――。
出版社からの備考・コメント
※作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<販売部>までお問合せをお願い致します。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。
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おすすめコメント
54万部の人気シリーズ「獣医さんのお仕事in異世界」の蒼空チョコさんが「ことのは文庫」に初登場!
全てのあやかし好きに読んでほしい、蒼空チョコさんの魅力が詰まった書き下ろし作品です。
・あやかしを獣医が診るという構成によって、あやかしを生体的に捉える面白さ。
・獣医科の出身で獣医もしていた作者による、獣医らしいあるあると描写で、あやかしを生き物として描く説得力をもたせている。
・小夜と診療所の助手であるあやかしの青年・斑とのジレジレな恋愛模様が微笑ましく楽しめる。
■著者
蒼空チョコ(あおぞら・ちょこ)
平成生まれ。国公立大学の獣医学科で獣医学を学ぶ。趣味が高じて小説の執筆を始め、2012年に執筆した「獣医さんのお仕事in異世界」にて出版デビューに至る。以降、獣医活動をベースとした作品を多数発表している。とくに「獣医さんのお仕事in異世界」は新書版、文庫版、コミック版を合わせ累計54万部を超える大ヒット作品となっている。
■イラストレーター
おとないちあき
1988年生まれ。東京都在住。イラストレーター。書籍装画を中心に活動。装画を手掛けた作品に、「君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部」(新潮社)、「溝猫長屋 祠之怪」(講談社)、「ぼくらの山の学校」「猫の惑星」(PHP研究所)、「ソーリ!」(くもん出版)、「さよならは明日の約束」(光文社)など。
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~2021年1月20日午前10時
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867161111 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
異界「まほろば」の妖獣医師である憧れの祖母と一緒に働く為、難題に挑む薬剤師見習いの小夜の奮闘劇。
イケメン同僚妖への仄かな恋模様はもどかしさ満載ながらも、小夜の患畜妖に対する姿勢や関わる人への真摯な向き合い方は心打ちます。また折々に挟まれる料理などは色や匂いがくっきり鮮やかながらも、「まほろば」の街模様やや妖のたたずまいは幻想的でより雰囲気を醸し出しているようです。
ヒトよりの妖、獣よりの妖、ヒトよりの神、とそれぞれがそれぞれの役目を全うしようとする姿は人の世と変わりなく、今この場でちょっと暗闇を覗けばそこにあるかのようです。
よりリアルに感じられる妖世界の快作。
おばあちゃんが妖総大将の「ぬらりひょん」に見えてきました。
大好きな祖母と幼なじみ・斑が姿を消して13年。実は、ふたりは、世界の裏側「まほろば」という「あやかし」の世界に診療所を開いていた。
自分もそこで働きたいと、薬学部に通う主人公・小夜は、祖母から出された課題に真剣に取り組んでいる。
小夜のあやかしを含めた生き物への愛情の深さ、真面目さ、彼女を支え、フォローする斑や兄のさりげない優しさがいい。そして、先の先まで読んでいる祖母は、本当に頼りになる。
いくつかのエピソードを読みながら、この作品は、あやかしの話、動物の医学の話であると同時に、家族の話だと思った。
おとないちあいきさんの表紙がとても素敵。早く手に取って見てみたい。
あやかしの住む「まほろば」で、診療所を営む祖母に教えを乞いながらあやかしを時には治療し時には人間の悩みを解決する大学生薬剤師を目指し奮闘する小夜のお話し
ちょっと一風変わった言動の不思議ちゃんぽい小夜がいい味を出している
色々盛りだくさんな内容で読み応えあります
2月20日発売予定 マイクロマガジン社
蒼空チョコ著『おとなりさんの診療所 獣医の祖母と三つの課題』読み終わりましたので感想をお伝えします。
主人公がまほろばの世界でどんどん成長していく姿にホッコリしました。私の母性本能くすぐられる主人公でした。
文中には医学の知識もチラホラ書かれており、勉強になった事もありました。
読んでいるとまほろばの世界へ行ってみたいな、、、と思わせてくれる作品でした。怖い顔のお化けはイヤだけど、可愛い動物だったら戯れたい。
最近、「あやかしもの」の小説が多いように思う。どれもいろいろな工夫をしており、それぞれに面白い。
本作は、あやかし診療所。しかし、診療だけじゃない。クエストがあるところが面白い。しかし、派手さは全くなく、淡々と物語が進んでいくが、その分キャラクタ造形が深い。ここまで、キャラクタを作っていくと「あやかし」臭さのない人間っぽいキャラクタに溢れていて、普通の話になりそうだが舞台設定や製薬などを設けることで「あやかし」らしさを香らせている。なかなか面白い趣向だ。基本は小夜の成長物語なのだろうが、あやかしを中心とした人情噺にもなっていて、読んでいて温かい気持ちになる。ここまでキャラクタを作ったのだからシリーズ化していくと面白いのではないか。
敬愛する祖母が「まほろば」で営む、あやかし専門の診療所で研鑽を積む孫娘、小夜は薬学部に通う二十歳の女子大生。とにかくこのおばあちゃんの気っ風のよさがかっこいい。懐の深さ、あやかしの医者としての経験値、判断力、全てにおいて優れた人だとわかる。
あやかしのキャラクターの作り込みも細やかで、目に浮かぶよう。
小夜の真面目さと熱意は、青春小説ともとれようし、いろいろなエピソードがうまく絡んで後味のいい物語になっている。
薬剤師の卵、小夜が慕う祖母は、あやかしの世界で診療所を営む獣医師。
小夜もそこで働こうとするが、祖母からは三つの課題が出される。
小夜の他人を慮る気持ちと真摯に向き合う姿勢に、あやかしの世界の住人たちも力を貸す。
それにしても、何でも御見通しのおばあちゃんは偉大で思慮深い。
診療所の助手であるあやかしの青年・斑を想う小夜の気持ちとそれを知りながら一線を引く斑の関係が意地らしい。
家族と離れ、あやかしの世界で暮らす祖母の思いとそれを知って家族と引き合わせる小夜。
小夜のこの先、斑とは❓
続きが読みたい。
実家が動物病院なのに,動物に対してアレルギー反応を示してしまう主人公の小夜ちゃん。せっかく薬学部に行ったのにねぇ。でも祖母がひっそりとやっている診療所ならアレルギー反応が出なくて大丈夫そう。そちらは実は妖専門の診療所で…。最近ちょっと妖ものの本が増えてきてません? 世の中の人がそういうファンタジー性のある物語を求めているということでしょうか。ヤングアダルト世代向けとして良いと思いました。続きも出そうですね。楽しみです。
あやかしの住まう世界で診療所を営む祖母のお手伝いをする薬剤師見習いの小夜の奮闘録。獣医の知識を応用しつつ一体一体親身に寄り添い、見えない部分のケアも欠かさない姿はまさに医師の鑑。悠然とした祖母とイケメンあやかしと優しい2つの世界で紡がれる獣医学ファンタジー