Artfully Walking Tokyo and Beyond
榎木孝明と歩く関東名所
TAKAAKI ENOKI; STELLA COLUCCI
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2016/10/01 | 掲載終了日 2021/01/10
まむかいブックスギャラリー | MAMUKAI Books Gallery
ハッシュタグ:#ArtfullyWalkingTokyoandBeyond #NetGalleyJP
内容紹介
【年末年始特別企画】
レビュー賞5名様に、紙の本をお贈りします
レビュー締切 2021年1月4日(月)締め切りました
グッドレビュー賞発表 2021年1月6日(水)
発送予定日 2021年1月8日(金)
皆さまのご応募をお待ちしています
※出版社からの当選通知メールをもって、当選発表とさせていだきます。
※発送の都合上、国内在住の方が対象となります。
※NetGalley登録メールアドレスを出版社に開示設定されている方が対象となります。
-------------------------
旅が好きな方、街角のちょっとした風景が好きな方、アートが好きな方へ。ページをめくるたびに関東各地を巡っているような気分になれる、トラベルブックです。
著者は、俳優・画家の榎木孝明さん。若い頃から旅と絵が好きで、ドラマの撮影や旅番組などで国内外の各地を訪れるたびに、持参したスケッチ道具で、ふと目にとまった風景を描き続けてきました。いまやそのスケッチ点数は何千点とも。この本では、榎木さんに関東各地のスケッチ画を何百点と見せていただき、そのなかから、榎木さん自身がおすすめの場所、皆さんにもぜひ訪れてほしい隠れた名所や美しい景色、日本らしさを感じられる風情のある町を厳選しました。
人の暮らしと自然の保全、そして地球の未来を大切に考えている榎木さんの心が捉えた、関東の穏やかな風景の数々とそこに添えられた自然体のエッセイは、手にとった皆さまそれぞれに、小さな喜びややすらぎ、新たな気づきを感じてもらえるとおもいます。
海外の方にも楽しんでいただける日本語、英語併記です。
出版情報
発行形態 | その他 |
ISBN | 9784904402078 |
本体価格 | $19.95 (USD) |
ページ数 | 72 |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
榎木さんがスケッチをされているところを以前テレビ番組で見ました。いいなあ、私もあんなふうに描きたいなあと思いながら見ていました。
今回のスケッチ画集、さりげないけど構成などがよく考えられていて、ページをめくるたびに新鮮な気持ちで新しい絵との出会いがありました。絵葉書になっているのもあり、榎木さんの文章と英訳もついていて、いずれも楽しく読めました。ちょっとした名所案内や場所の説明もわかりやすく、その場所への思いも込められています。
関西在住なのでたまに関東へは行きますが、行ったことのある場所、テレビや写真等でよく見る場所、行ってみたいところなどいろいろなスケッチで旅心もくすぐられました。中でも銚子の犬吠埼灯台はずっと昔に行ったときは工事中だったので、ぜひまた行きたいなとしみじみ画面を眺めていました。
榎木さんが描くスケッチはどれも優しいタッチです。
写真もいいけれど、こういう絵の方が雰囲気が伝わるような気がします。
都内や関東地方の名所旧跡が描かれているのですが、どの場所も緑が多くて「行ってみたいなぁ」という気持ちをくすぐられます。
描かれた絵には榎木さんの文章が日本語と英語で書かれているので、外国の方でもこの本をガイドブックにして旅ができそうです。
ページをめくっていくと、行ったことがある場所も、行ったことがない場所も、みんな新鮮な景色ばかりです。
この本を眺めながら、小さな旅をしているような気持ちになってしまいました。
榎木孝明さんのスケッチは、いかにも描きなれた!という感じで、その場の雰囲気が伝わってきます。
一番好きだったのは、「日本平の富士山」 と 「東京タワー お台場」。
コロナ禍で外出も自粛している今どき、
知っている東京の街のページを見て、え~ こんなだったっけ。ステキじゃない!
などど楽しんでします。
絵のタッチが好きです。榎木さんの絵は、大きく分けて「しっかり細かいタッチで書かれている絵」と「アバウトなタッチで書かれている絵」の二種類あって、作品中ではそのコントラストが魅力的だなと思いました。おすすめは上野・浅草の景色です。
私は以前、日本と海外を行き来する生活をしていたので、「一度外に出て初めて日本の良さに気づく」という点にとても共感しました。気づかぬうちにいままでとは違う視点で街並みや風景を見るようになりました。
古き良き文化に新しい文化が組み合わさった町、東京。
新しい技術に目が行きがちですが、下町情緒ある建物や街並みに目を向けることで、新たな東京の魅力を発見できるのではないかと改めて思いました。
絵のポストカードが付属されているので、ぜひ実際に手に取ってみたいと思います。
「東京は無味乾燥な印象」。
榎木さんの、“はじめに”の言葉にハッとした。私もいつしかそんなふうに思っていたからだ。
大学入学とともに上京してからもう20年以上になる。
憧れだった都会が、いつか無機質で窮屈に感じる様になったのはいつからだったろう。
だけど、榎木さんの絵が、私のそんな東京への息苦しさを拭い去ってくれるような心地がした。
明るく、凛とした中に優しさや温かみの感じるタッチの絵が沁みて、「そう。そうだった。東京もいいところだよね」と、素直に思えたのだ。
この本を片手に、榎木さんのおすすめの場所を巡ってみようかと思う。
宇宙から俯瞰した世界
いくつかの絵を見ていると、感じるのは俯瞰した世界だ。
絵の空に描かれた鳥。
遠くに行くのか?
または近寄ってくるのか?
青い空を、呼吸するかのように自由に横切る。
それがきっと榎木さんの俯瞰なんだと理解した。
この空の色で。
この建物を。
そんな息遣いを感じることができる。
誰かの描いた世界を見ていると、まるで自分がその場や状況を旅しているような気にさえなる。
見上げた景色に挿入された説明文も、歴史が好きな僕にはとても面白かった。
美しい絵と解説に作者の素晴らしい感性を感じ、ずっと眺めていたい幸福感をも感じた。じっくりと観るも、その日の気分で頁を選んで観るもよし。芸術性溢れた一冊。ページを捲ることを楽しみながら、家にいながらにして旅行気分を味わえた。
絵で旅行するというのが新鮮でした。日本に戻ってもなかなかいかない場所、でも気になっていた場所がたくさん掲載されていました。自然好きだからかな、ここいいなあ、と思えるところがとても多かったです。英訳も日本のことがよくキャッチされていて(訳者が日本好き?)、うまいなあとおもいました。できればバイリンガルではなく、英語版だけで作ってもらえるといいなと思いました。バイリンガルだと原稿の量が半分になるので、その点が、ちょっと残念でした。
ほがらかなイラストを見ながら、東京近郊をきままに旅したくなりました。
東京近郊のガイドブックとして
写真と解説文で紹介しているのはよくあるパターンですが、
この本では、ほがらかなイラストとあわせて、
日本語での説明と英語の説明の両方が併記されています。
もちろん、外国の方にも使えるし
英語でどう紹介できるのかな?と英語の勉強にもなります。
私は関西に住んでいて、東京近辺は詳しくありませんが
詳しくないからこその使い方としては
「パラパラとイラストを眺めて、
素敵だなと思うところにきままに行く。」
こんな旅がしたくなりました。新しい発見がありそうです。
都心の灰色のもやがかかった喧騒が、著者の目と絵筆によってブルートパーズのような空とエメラルドグリーンの緑で彩られ、丸みと温かさが伝わってきます。欧米やほかのアジア地域の街角にはない東京の個性がよく表現されています。
デジタル広告があふれている街中の街路樹の自然の輝きを表現されているのでしょう。
ページをめくっていくと、案内は丸の内や銀座の東京都心から東西の郊外部のなつかし風景が残っている地域へと広がっていきますが、車窓をながめていたかのように自然に移動していきます。この本で旅をするのもいいかもしれません。
榎木さんの優しいタッチの水彩画は無機質に思える都会のビルまで風景の中に溶け込み、東京=都会という概念を覆してくれる。
私のような地方の者、そして英語訳が付いているので、海外に住む人からも、よそ行きではない、普段着の、まるで東京で暮らしているような感覚で東京やその近郊の景色を楽しむことができる。
東京で生活し、海外や日本の他の土地をよく知る榎木さんだからこそ、東京の歴史、自然、生活の良さを俯瞰の視点で捉え紹介している。
ガイドブックでは、知ることの出来ない優しく温かい景色をぜひ知ってほしい。