二人がいた食卓

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2020/12/07 | 掲載終了日 2020/12/06

ハッシュタグ:#二人がいた食卓 #NetGalleyJP


内容紹介

良かれと思ったことが、押しつけがましさに。理想を追い求めるあまり、頑なになる。相手への気遣いが、裏目に出る。一番わかってほしい相手に限って自分の努力が伝わらない……。
そんな夫婦関係の迷宮に迷いこんだ泉と旺介、きっかけはまさか、食の好みの違い――!

ドリア、生姜焼き、ハンバーグ、キッシュ……出てくる料理は、「食の検定」1級を持つ著者だからこそ表現できる、読むだけで美味しそうなものばかり――だからこそ、夫婦のすれ違いのきっかけとして、鋭く鮮やかな物悲しさを湛えています。

おいしさは恋で栄養は愛? 家族として、好きを越えた関係を築いていく覚悟を持てるのか――。
泉と旺介、二人の選択とは。


良かれと思ったことが、押しつけがましさに。理想を追い求めるあまり、頑なになる。相手への気遣いが、裏目に出る。一番わかってほしい相手に限って自分の努力が伝わらない……。
そんな夫婦関係の迷宮に迷いこんだ泉と旺介、きっかけはまさか、食の好みの違い――!

ドリア、生姜焼き、ハンバーグ、キッシュ……出てくる料理は、「食の検定」1級を持つ著者だからこそ表現できる、読むだけで美味しそうなものばかり――だからこ...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

「相手との違いをどう乗り越えるか」というのは、「食」だけにとどまらない永遠のテーマです。誰にとっても身に覚えのあるこのテーマを、「食」を軸に置くことで、シンプルに、かつ鋭く、物語として昇華させています。
「アイドルの舞台裏が好き」「“痴情のもつれ”のドラマが好き」という著者が、細やかな観察眼で描き出す、リアルな登場人物の造形、胸に刺さる人間関係の描写にもご注目ください! 
――担当編集より


「相手との違いをどう乗り越えるか」というのは、「食」だけにとどまらない永遠のテーマです。誰にとっても身に覚えのあるこのテーマを、「食」を軸に置くことで、シンプルに、かつ鋭く、物語として昇華させています。
「アイドルの舞台裏が好き」「“痴情のもつれ”のドラマが好き」という著者が、細やかな観察眼で描き出す、リアルな登場人物の造形、胸に刺さる人間関係の描写にもご注目ください! 
――担当編集より



販促プラン

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は  
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。    

★★

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は  
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。    

★★


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065218747
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

二人の関係がどんどん不安定になっていくのが怖かった。
夫の体のことを考えて作り続けた手料理の数々。
それが相手の重荷になってしまうことのやるせなさ。
食べたくないものを出される夫のつらい気持ちも分かるし、
受け入れてもらえない妻の悲しみも分かる。
食事は毎日のことだから、その考えにずれがあると二人の関係がうまくいかなくなるのも当然なのかもしれない。
相手を思いやっているのか、自分の考えを押し付けているのか。
歩み寄れないのなら、一緒にやっていくのは難しい。

このレビューは参考になりましたか?

良かれと思った行動が押しつけに 理想を求めるあまり意地になる。相手への気遣いが、裏目に出る。
一番わかってほしい相手に自分の努力・思いが伝わらない という悲しく切ないお話
お互いに頑固なんだろうなぁ お互いに悪気はないんだけどすれ違い過ぎて悪意に思えてくる行動
おいしそうな料理描写がそのすれ違いを更に引き立てている作品です

このレビューは参考になりましたか?

ひと組の新婚夫婦が主に食卓への思いのすれ違いから、ぎくしゃくしてしまい、相手を思うあまりさらにお互いが見えなくなっていく様に心が痛くなった。それは自分を振り返るからこそで、心の動きに共感したり、ダメよと叫んでみたりすることが後半多くあり一気に読み終えた。
おいしそうな食事に関する描写も多く、読みながら想像をかきたてられるのも、もう一つの楽しみだった。

このレビューは参考になりましたか?

身体のことを思って作る料理はやっぱり味気なかったり
見栄えが劣ってしまったり物寂しさを感じてしまうかな。
”唐揚げ山盛り”だとテンションも高くなるし。

旦那さんの健康や食生活の見直しを考えて用意していることも
よくよくわかるけれどやはり歩み寄るしかないですよね。

性格の不一致ってこんなことでもうまれる気がします。


#二人がいた食卓
#NetGalleyJP

このレビューは参考になりましたか?

離婚率、増えているのだろうけど、案外こんな理由もあるのだろうな。育ってきた環境も違うし、食の好み、価値観、優先順位、違って当たり前。泉の正しさが、旺介には、気づまりだったのかな?なんとか乗り越えられなかったのか、大人になれよ、旺介。

このレビューは参考になりましたか?

『給食のおにいさん』を楽しく読んだ記憶から、リクエスト。
内容紹介を読んだつもりだったが、しっかり読んでいなかったようで、予想外の話に慌てた。どんどんどんどん不穏になっていく展開に不安になった。ふたりが良い感じになってくると、「これで終わって~」と心底思った。でも、まだまだ先は長かった……。

先が気になり一気に読みたかったが、夕食の時間になり、一時中断。料理、食事をしながら、笑顔で、「美味しいね」と言い合えることは本当に幸せだと再確認した。

毎日、食事を共にするのが家族。食の好みが違うことは、確かに大きな意味を持つ。でも、そこで歩み寄れるか、離れてしまうかは、二人の問題。
読後、タイトルを改めて眺め、過去形だったことに気づき、寂しくなった。

#二人がいた食卓 #NetGalleyJP

このレビューは参考になりましたか?

会社の同僚と結婚した主人公がお子様口な夫のために食事作りに奮闘するもすればするほど、どんどん夫の気持ちが離れっていってしまう。その原因はなんなのか…

畑野智美さんの消えない月(ストーカーの話)を読んだ時みたいな、やばいなーこの人(今回は女性)というぞわぞわ感があった。
今時のカップルにありそうな、とざっくりとしかいえない表現が悲しいけど、なんか気持ち悪さがあった。

このレビューは参考になりましたか?

ふおんなプロローグ。
タイトルで予想できたが、癒やされない、ほっこりしない“料理もの”小説。
ヒリヒリピリピリ。なのに、読み終わると、
「そうそう、これでよかったんだよ、泉」
「旺介、お疲れさま」と二人に励ましの声をかけたくなる。
二人とも善いひとなのです。
硬い豚肉の生姜焼きを丼ものにリメイクはできる泉でも、リメイクできないものがある。
朝食も晩ご飯も準備しなくてもいいなんて・・羨ましいです、なーんてね。

このレビューは参考になりましたか?

一般向けには結婚前のカップルにオススメ、と言えるのに自分の子どもには隠したくなる怖い作品。
 作品に出てくる料理はどれも美味しそう。主人公はいつも正しくて完璧。とっても器用で肩に力が入っている感じです。なのに不器用な生き方で読みすすめるうちに応援していました。

このレビューは参考になりましたか?

結婚して育った文化が違う者同士が一緒に生活することになれば、痛感させられるのが食の好みや食習慣の違い。そこでお互いを想い、どう摺り合わせてゆくのかという難しさ、その最初の試練のリアルが生々しく描写されていてドキリとさせられました。

このレビューは参考になりましたか?

冒頭から不穏な雰囲気。1組の夫婦の話なんだが、読んでいくうちに妻・泉に対するイラ立ちが大きくなっていく。女の私でも息苦しいなぁと思うのだから夫・旺介はさぞかし暮らし難いだろう。育った環境の全く異なる男女が暮らす訳だから『愛情』の名前を借りた押し付けは相手の為じゃなく自己満足に近い気がする。夫は夫でかなり幼稚な思考の持主に思える。『結婚ごっこ』らしい結末だったが読後感はやはりザワザワする。

このレビューは参考になりましたか?

人に料理を振る舞うのが、すこし怖くなった。果たして、私が感じている美味しいはどこから来ているのか、また、何をおいしいと感じているのか…。きっと、ロジカルクッキングで料理の腕を磨いた泉にとっての美味しさは「完成されたもの」であり、そこに「家庭的」であったり「ほっとする」美味しさは、なかったのではないかと思う。

このレビューは参考になりましたか?

新婚の夫のためにヘルシーな食事を用意する妻とファミレス舌の夫。食への考え方と好みが合わず、すれ違っていく。泉が一生懸命なのは分かるけど、旺介が気の毒になった。自分が正しいと信じて考えを曲げない、相手の気持ちを考えて譲歩しない泉。それ以外でも泉の姑息な部分に嫌気がさした。

このレビューは参考になりましたか?

新婚の奥さんなら夫に長生きしてもらいたいが故に、ヘルシーな食生活を心がけたいもの。

この作品はそんな奥さんの思いが伝わらず、だんだんとすれ違っていく夫婦の物語でした。
ヘルシーな食事なのに、夫にとっては「重い食事」だった。

私は泉の気持ちがめちゃめちゃわかるので、読み進めていくうちにどんどん辛くなりました。
美味しいご飯の描写が、味がしない、まずく感じてきてしまう。
「思いやり」が「押し付け」に代わってしまうことにも気づかず、泉は「体にいいものは絶対にいい」という姿勢を崩さない。だんだん夫の気持ちもわかってきて、どうにかうまく話し合って解決できないのかなと思うもののどんどんすれ違っていく二人にとても心が痛くなりました。

階段に水をまいていた千代田さんに言われた衝撃の一言も、めちゃめちゃ私にもずしんと来た。

このレビューは参考になりましたか?

食べることは生きること。結婚は他人の二人が衣食住を共にすることであって、その中で食ほどそれまでの生き方に強く影響する物はない。夫のために一生懸命に料理を作る妻、妻の作るものになかなか慣れない夫。もう少し肩の力を抜いて、歩み寄れたなら、きっと違う結末が待っていたように思い、二人の出した結論が残念で仕方ない。

このレビューは参考になりましたか?