比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども

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刊行日 2020/12/23 | 掲載終了日 2021/01/06

ハッシュタグ:#比例区は悪魔と書くのだ人間ども #NetGalleyJP


内容紹介

泡沫候補と見なされていたサタン橋爪率いる「悪魔党」。奇抜なメイクと自らを”悪魔”と称する高飛車な言動で耳目を集めるイロモノ候補かと思いきや、意外と真っ当な政権公約に次第に人気を集め、見事4人が比例区当選を果たす。議員となってからも活躍する「悪魔党」は世界中に「悪魔運動」を起こすほどの影響力を持つようになるが、彼らの正体は一体?(表題作)

未来人、悪魔、神、幽霊・・・・・・この世ならざる(と思われている)ものたちの奮闘劇に爆笑&感涙必至! 元お笑い芸人の著者が小気味よく繰り出すあの手この手に、抱腹絶倒のちホロリ。

読んだら思わず拡散したくなる全6編&ショートショート6編で贈る”読むコント”。

泡沫候補と見なされていたサタン橋爪率いる「悪魔党」。奇抜なメイクと自らを”悪魔”と称する高飛車な言動で耳目を集めるイロモノ候補かと思いきや、意外と真っ当な政権公約に次第に人気を集め、見事4人が比例区当選を果たす。議員となってからも活躍する「悪魔党」は世界中に「悪魔運動」を起こすほどの影響力を持つようになるが、彼らの正体は一体?(表題作)

未来人、悪魔、神、幽霊・・・・・・この世ならざる(と思われてい...


おすすめコメント

これは…本当に…面白い!!!

なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!!!

次々繰り出されるショートショート&短編。

笑う準備をして読んで下さい!

これは…本当に…面白い!!!

なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!!!

次々繰り出されるショートショート&短編。

笑う準備をして読んで下さい!


販促プラン

★初回指定承ります★

11月30日まで。

光文社書籍販売部・荒井(☎03-5395-8112)までご連絡頂くか、このページから注文書をダウンロードしてお使い下さい!

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784334913786
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

藤崎さんのお話は好きで、ほとんどの作品を手に取っています。今回は連作ではなく短編が6つと合間に挟まるショートショート6つの全12編。さすが元お笑い芸人さん(という冠はもうご本人は嫌かもしれませんね)コントを見せていただいているようにどれも最後に綺麗に落としてくれてたっぷりと楽しめました。悪魔党を立てて政権を握り、日本を変えてしまう表題作もインパクトがありましたが、物悲しい「心霊昨今」「三十年後の俺」が好みです。ショートショートながらラストに脱帽した「AI作」も印象的でした。

1編目が日本昔話を今風にアレンジしたものだったので、どうしても本屋大賞候補だった別作家の作品が頭をよぎってしまいました。ミステリのあちらとは違って、現代の問題点にも切り込んでいますし、読み終わってみると他のショートと比べて浮いていることもないしとても良かったので、これがトップだったのはちょっと勿体ない気がしてしまいました。

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色々な切れ味が楽しめる短篇集。
神、カリスマ、プロ野球選手、幽霊、悪魔、未来人と普段だと畏れたり、尊敬したりする対象を身近に感じさせ盛り上げながら切っていきます。切り方も様々で、結末(オチ)が読めながらも展開に引き込まれてしまい、気づいたらじんわり切られていたり、盛り上げて盛り上げて盛り上げて一瞬にしてばっさり切られたりと楽しめます。また間に間に挟まれるショートショートも秀逸で、引きずる余韻をばっさり立ち切り、頭をリセットしてくれるかのようです。
オチが安心した「心霊昨今」がお気に入りです。

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著者のことはまるで存じ上げず、表題作が気になりDL。
悪魔だろうと何だろうと、正しく政治を行ってくれればそれでいい、
という気持ちにもなりすが、最後まで読むとそうも言えないか。
「三十年後の俺」の終わり方のほうが個人的には好みです。

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『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』

表題になっている物語だけでなく、ショートショートを含め楽しめる短編集でした。

クスッと笑えるところから、オチの後は怖くなったり、現代を描写されているので話しに入り込みやすかったです。

一番お気に入りなのは、
表題の物語で、おぉーっ悪魔…そうきましたか…と楽しめました。

これを全部読んだ後に、後ろを振り返ると…
みたいな世界に連れて行ってくれるような作品でした。

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藤崎さんといえば!斬新な切り口のどんでん返し、そして本を読んでいるのにコントを見ているようなテンポのいいジョーク!

どの話も「そうきたか!」と気持ちよく落とされる感じがとっても楽しかったです。中でも「三十年後の俺」が好きでした。タイムマシーンで30年後の自分がやってきたというSFストーリーかと思いきや…まさかの展開でうるっと切ない読後感。
そしてそして!最終話の「AI作」で1冊まるごと落とされる!!うわー楽しい!

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どの話もシュールで面白かった。神様、奇病、幽霊に宇宙人、悪魔などなど…。一筋縄ではいかないストーリーが盛り沢山。ただ面白いだけでは無く政治家、著名人のスキャンダルなどをチクチク突いている所も小気味良い。誰もが知っている『金の斧銀の斧』や『シンデレラ』も作者の手に掛かると『ここまでやっちゃう!?』と思いつつニヤリとしてしまう。奇想天外な物語ばかりで楽しめた。

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短編&ショートの話。どれもシュールで面白い!最初の日本むかし話も爆笑だし、表題作も最高だ。気軽に読める1冊。 この著者の作品は何冊か読んでいて、他のもわりと面白い。 もと芸人というのは知らなかったなあ。

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藤崎さんの本は1.2冊読んでいます。
気になり読ませてもらいました。
短編&ショートの話。
表題作の話は面白かったし、どの話も現代の問題点が話題になってる。
結構おもしろかった。

悪魔でもなんでも真っ当な政治をしてくれれば世の中は
ホント変わるのに!

#比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども

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もうタイトルでやられてしまう。「比例区は〇〇とお書き下さい。」という言葉は、人間界でもよく聞くのだが。それを悪魔が大真面目に言うのだから。しかも、ちっともお願いしていないから、余計おかしい。人間ごときに敬語でなくてもいいという、この風情。ん?でも彼はホントは…いや、世を忍ぶ仮の姿ですね。はい。けれど、サタン橋爪、至極まっとうな政策を投げてくるから、侮れんのです。皆さん。毎日、「なんか違うんだよね……求めてる政治」。なんてぼやくばかりの人間ども代表としては、まことに痛快な一作。炎上ばかりで疲れる日々には、読んだ後にすぅっとするお話、必要だと思う。如何だろう?

心霊写真の写りの悪さを嘆く幽霊も、よく知っている『金の斧銀の斧』のお話に題材を取ったショートショートも、思わず読み進めないでいられない。テンポもいいし語り口もきれい。読後に頭の中で、読んだお話をああでもないこうでもないと広げては、くすくす笑ってしまう。ちゃんと皮肉も効いていて、笑わせてくれて。ショートショートの持っていて欲しい要素。ひとさじの観察眼と、ウィットがちゃんとある。いつまでも星新一さんだけがショートの名手ではないなあ、こんな作家さんが出てきたんだな、と読書好きには楽しい発見。

もうちょっと読みたい。もうちょっと読みたいと、次々出てくるお話に手が伸びてしまう。そんな一冊だった。

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作者がお笑い芸人だったこともあり楽しい。発想がおもしろかった。
「三十年後の俺」という作品がとても哀愁がある。ドラえもんのタイトルは忘れたがしずかちゃんと結婚する映画。あれみたい。自分に似たオッサンが、30年後の自分だと言って現れる話し。同じことを未来にタイムマシーンで別れた息子にやってしまうんだよね。野球選手の新魔球の話しもなかなか楽しい。最後は少し悲しげなのが良い。金の斧ですか、銀の斧ですかって話しも今風だし、幽霊がユーチューブの映像に映り込む話しも楽しかった。

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