ガラスの50代
酒井順子
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刊行日 2020/11/16 | 掲載終了日 2020/11/15
ハッシュタグ:#ガラスの50代 #NetGalleyJP
内容紹介
『負け犬の遠吠え』『子の無い人生』『駄目な世代』ーー著者のライフステージエッセイ、最新版。「令和の50代」のリアルがここに!
精神的にはやっと成人式
グレイヘアをきらめかせ
好きに生き始めるお年頃
なのに職場では怖がられ
恋の8050問題を抱え
母親はさらに重さを増す
「令和の50代」のリアルがここに!
Webマガジン「ミモレ」大反響連載、単行本化
巻末に50代大アンケート結果を収録
「誰にも言えない秘密を教えてください」
「今、悩んでいることを教えてください」
「50代までにしておいてよかったと思うことを教えてください」
「50代になったらやめた方がよいと思うことを教えてください」
「50代にできるようになったことを教えてください」
「50代で嫌いになったことを教えてください」
ほか
出版社からの備考・コメント
※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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販促プラン
★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784065211212 |
本体価格 | ¥1,550 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
それほどたくさん読んではいないのですが、相変わらずの、と感じる酒井節。
私は世代が重ならないので「あるある」はないのですが「わかりみが深い」と思いながら読みました。
(本文読みながらも思いましたが、こういう言葉、使うのは便利でもあり怖くもありますよね…)
この題名、某アイドルグループのデビュー曲オマージュですかね。(著者が10代の頃の作品なので)
10代で聞いていた音楽って、自分の中から消えないなぁと近頃思うこともあり、気になりました。
『負け犬の遠吠え』の時はこの方35歳だったんですね。
現在50代。パートナーはいるようですが独身のようですね。
子どもがいない、もちろん孫もできない50代。
こういった人はこれから増えると思うし今も結構いるんだと思う。
腐乱死体にならないように死に方を考える。おひとりさまが安心して死ねるような社会に、なっていくといいなあと思います。私よりも年上の世代なので、共感というよりは、これからどうにかしていかなければ不安!という感じでした。
少しだけお姉さんの酒井さん。
彼女の文章は心に刺さるし、沁みる。
女子高生、女子大生ブームに少し乗って、若さ故の怖いものなしに、チヤホヤするような世相だった。酒井さんは先を走るちょっと先輩として、舌鋒も時に鋭く、視点も的確に分析するような文章を私たちに見せてくれていた。
この本もそう。
とうとう老いに向き合う世代になった私たちに、アンチエイジングからの肩の力を抜いた距離の置き方。いや素人が肩の力を抜いちゃうとね、やっぱりダメなのよ、キョンキョンじゃないから。と思いながら読む私はやっぱりあの頃の呪縛に囚われている。
ああ嫌だ嫌だ。フランス女性は老いも可愛く愛するというのにこの妄執はなんだ!と思いながらも、やはりまだまだ解脱できない私にむけた一冊。