魔法の声
~長崎東山手放送局浪漫~
村山仁志
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刊行日 2020/12/19 | 掲載終了日 2021/07/14
ハッシュタグ:#魔法の声 #NetGalleyJP
内容紹介
『桜風堂ものがたり』の村山早紀先生、推薦!!
「こんな時代(とき)だもの、優しい物語(おはなし)を」
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12月の夜、長崎。キャスター門脇章太郎は、テレビ生放送中に「そこにいる筈のないひと」が画面に映り込んでいるのを見つけ、絶句する。
同じ夜、章太郎に片想い中の若手アナウンサー河合胡桃は、赤いマフラーが似合う謎めいた美少女と夜道で出会う。怪しい男達に追われながら、必死に誰かを探す少女を放っておけず、力を貸すことに。
二度と会えない憧れの人。一目だけでも会いたい、約束の人。美しい長崎の街を舞台に、章太郎、胡桃、少女の想いが交錯し、クリスマス・イヴの夜に奇跡を紡いでいく――。
色鮮やかな長崎を舞台に繰り広げられるロマンチック・ストーリー
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。
おすすめコメント
・群像劇のスタイルで、魅力的なキャラがたくさん。
・現役アナウンサーの作者による、お仕事モノとしてのリアリティ。
・作者が勤めている長崎だけに地域に根付いたご当地感。描写がバランス良くて押し付け感もない。
■著者
村山仁志(むらやま・ひとし)
長崎県生まれ。NBC長崎放送 ラジオ制作部勤務/アナウンサー。
小説家としては2009年に学習研究社の新人賞を受賞して
『パラダイスロスト』(三井雷太名義)でデビュー。
現在までに『午前0時のラジオ局』(PHP文芸文庫)など6冊を刊行。
姉は小説家の村山早紀。
■イラストレーター
しまざきジョゼ
東京都在住。デザイン事務所勤務を経て独立、イラストレーターに。書籍装画、広告などを主軸に活動しています。かっこよくてかわいい。懐かしくて新しい。大胆で繊細。そんな相反する印象を丁寧に織り込んだ作品作りに定評がある。
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<販売部>までお問合せをお願い致します。
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~2020年11月20日午前10時
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867160947 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
長崎の放送局を舞台にアナウンサーが活躍する、ちょっぴりサスペンス的な群像劇です。後輩も羨む門脇さんの声には興味あります。先輩アナウンサーもどんな人なんでしょうか。小説だからこそ、想像力をかき立てられますね。
声が繋げたクリスマスの奇蹟。
長崎の地元ニュースで放送事故とも言えそうな空白時間が発生。メインキャスター門脇は何に気をとられていたのか・・・映り込んでいた少女に奇蹟が降りかかる・・
新人アナウンサーと少女のコミカルな掛け合いと、美しく幻想的な長崎の風景がマッチして楽しめました。また恋心や憧れを含んだ様々な人と人との出会いがそれぞれの人生に大きく影響をもたらす奇蹟や、声が持つ不思議な力を感じられました。
ハラハラしながらも、奇蹟を信じられるクリスマスに読みたい1冊。
12月19日発売予定 マイクロマガジン社
村山仁志著 しまざきジョゼ装画
『魔法の声~長崎東山手放送局浪漫~』
読み終わりましたので感想をお伝えします。
色んな感情が詰まった一冊でした。会話が面白く笑えたり、乱闘シーンもあった後にウルっとくる場面もあり最後まで楽しんで読むことが出来ました。
運命って時に残酷だけど、幸せになれることもありますよね。もう会うこと出来なくても会いたいと想い続けることはできる。もしかしたらその人が運命の人なのかもしれない。恋愛だけではなく、大切な人が運命の人になることもある。
人との出会い大切にしたいと思わせてくれた作品でした。
「魔法の声」、このタイトルがまずいい!
学生時代の放送部に始まり、今も読み聞かせボランティアをしていて、「声」にまつわる作品には惹かれる。そこに「魔法」が付く。一体どんな話だろう?と期待に胸が膨らむ。
阿蘭陀坂テレビの看板アナウンサー・門脇は、魔法の声=「信頼させる声」の持ち主。でも、それも、ある女子アナウンサーの魔法の声に惹かれ、努力した賜物だった。
後輩アナウンサーの胡桃が出会った不思議な少女は、門脇にとっても、アナウンス部長の優里にとっても、特別な人だった……。
クリスマス・イヴの夜、長崎グラバー園を舞台に、不思議な縁が絡み合う、優しく、温かいお話だった。
魅力的な人物が多かったが、チョイ役の精神科の吉野医師が気になった。彼が主人公の話も読んでみたい♪
「村山早紀先生、推薦!!」とあり、初読み作家さんだったので、すごいなあと思ったら、著者紹介に、村山さんの弟さんだとあり、ビックリ&なるほど。言われてみれば、何となく作風が似ているかも?
#魔法の声 #NetGalleyJP
優しい物語でした。
ひとりの少女の出現から
周りの人々の思いや葛藤、後悔が交差していきます。
人には誰でも心の支えにしている人がいる。
その人がいるだけで頑張れる。
そんな気持ちを思い出させてくれました。
こんな世の中だからこそ
人とのつながりをあらためて考えても
良いのかもしれません。
もうすぐクリスマス。
あなたにも奇跡が起こりますように。
読み始めは、転生ものなのかと思いました。
菊池小夜子、この子は‥‥一体、だれなんだ?
阿蘭陀坂テレビの門脇章太郎と同じく、
16年を隔てた“小夜子”のふたりの存在が気になって一気読み。
「わたしたちは ふたごだから はなれていても いつも いっしょだよ」。
アキラ、悪いひとじゃなかったんだと分かって、ほっとしました。
舞台は長崎・阿蘭陀坂テレビ。1人の女子アナが会社を去る場面から始まる。そして16年後…1人の少女を巡る物語。この不思議な少女を守る人、追う人それぞれに関係してくる謎が少しづつ解けていく。心を落ち着かせ、思わず聴き入ってしまう『魔法の声』。声質だけでは無く、その人の想いから出る声は他の人の心にも響くのかもしれない。少女を守り、落ち着かせる『魔法の声』は現在だけでは無く過去からも語り掛けているのだろう。幸せになって欲しいとの『魔法の声』が少女にも届いているかのように。
門脇アナをNスタの井上アナに置き換えて読んでました。声1つで色々なことを伝える、アナウンサーって素敵です。重要な登場人物が多かったですが、小夜子ちゃんの明るさとスピード感にのせられて、読みやすく内容もすっと入ってきました。
小鳥遊さんも幸せになってほしい・・・!!!
小夜子さんを追ってきた小鳥遊(たかなし)という怪しい男性と手下2人の会話がなかなか面白いです。この3人、ヤクザな世界の人なんだけど、根はまともな人達だなぁって感じます。
この物語の著者は長崎のラジオ局のアナウンサーもしている方です。だから生放送の緊張感とか、長崎の町の描写などが上手いのですね。
クリスマスイブのグラバー園からの生中継はステキでしょうね、景色が目に浮かびます。でも、そこで事件が起きていることに気づき、怒涛の追跡中継になってしまったところがスリリングでした。
長崎にまた、行ってみたくなりました。
そして、どんな言葉にも説得力がある「魔法の声」を持つという門脇さん、その声を聴いてみたいです。
長崎阿蘭陀坂テレビアナウンサーの柳原小夜子に憧れてアナウンサーになった門脇章太郎。彼女とは数日の時間だった。16年後、番組中の映像に「赤いマフラーの少女」が映り…。少女をどこかで見たことがある?自称スポンサーの小鳥遊(たかなし)アキラ、ヤバい連中、が菊池小夜子を追うシーンは脳内で勝手に映像化され、面白かった!二人の小夜子は一体何者か⁉️クリスマス・イヴに起きた奇跡とは…。16歳の小夜子ちゃんの未来を願いつつ。村山早紀さんの弟さんでアナウンサーの仁志さん、何作か作品があるようです
冒頭の書き出しは魅力的で、設定は面白いと思った。
主要登場人物も魅力的。
しかし後半の展開は、それらの設定やキャラを生かし切れていないように感じた。
タイトルも、そこが主題なのかな?とちょっと疑問符。
各キャラが登場する続編やスピンオフが読んでみたいです。
人生は、出会いと別れの繰り返し。でもたとえ一方通行の想いだとしても自分の運命を変えてしまうほどの人に出会えるなんてそうあることではない。今までまったく縁がなく、苦手な世界に飛び込んでしまうほど、夢中になってしまった恋心はもう止まらない。夢を叶えアナウンサーになった少年。そこから広がる物語はとてもあたたかい。謎めいた登場人物たちにハラハラドキドキさせられながらも、その行動の裏に隠されていたのは、意外な思いだった。魔法の声が織りなすクリスマスイヴの奇跡は優しさに満ち溢れている。
事情があり掲載終了までにダウンロードできませんでした。せっかく機会をいただいたのに申し訳ございませんでした。とても面白そうなので、書店で購入して読ませていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
優しい人、そしてその優しさを受け取って別の人に優しさを渡していく。アナウンサーとテレビ局をテーマにした奇跡のような物語
中盤くらいまでは、時代が変わったり、名前のことだったりで頭を整理しながら読みましたが、後半は「そういうことか!」の連続でページをめくる手もスピードアップ!人と人とのつながり一つ一つが奇跡なんだなとじんわりと胸が温かくなりました。
そして今は、行きたいけれど旅行にも行けない。
けれど、この本を読んで長崎旅行をした気分になれました。港に停泊する豪華客船、坂道の街で夜景を見たり角煮まんを食べたり!長崎には行ったことがありませんが風景が浮かんできて、本で仮想旅行を楽しむことができました!