シン・サラリーマンの心療内科
心が折れた人はどう立ち直るか 「コロナうつ」と闘う精神科医の現場報告
遠山 高史
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刊行日 2020/09/11 | 掲載終了日 2020/10/18
ハッシュタグ:#シンサラリーマンの心療内科 #NetGalleyJP
内容紹介
「コロナは事実上、全世界の人々を人質にとった。
人は逃げるに逃げられない。この不安な状況は、
ある種の精神病に陥った人々が感じる不安と同質のものである。」(本書より)
生命の危機、経済破綻……。病院に列をなす人々が
直面する「カオスの縁」を現役の精神科医が明かす。
都心から少し離れた街中の心療医院に、毎日驚くほど多くの“悩める人々"が訪ねてくる。現代文明によって生み出され、ネット依存やコロナ禍で増幅される、その「不安」の正体とは?
「コロナうつ」と闘う精神科医が、現場から報告する魂の救済ドキュメント。月刊『FACTA』の好評連載、待望の書籍化!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784833423816 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
レビュアー 529296
著者は、公立病院を定年後、都心から30分ほどのJR駅に心療医院を開いた。本書は、総合情報誌の月刊「FACTA」に2017年2月号から2020年7月号に連載したエッセイを集めたもののようだ。本書には、著者の経験した様々な症例が紹介されているが、心の問題はなかなか難しい。例えば本書には統合失調症の例が挙げられている。ネットで検索すると、試験に通る程度の説明は出てくる。しかし、この病気の症状は様々で、これまで満足のいく説明を見たことがないという。ネットは居ながらにして色々調べられるの便利だ。しかし、ネット情報に頼りすぎるのは危険ということだろう。
現代はストレス社会だ。ちょっとしたことがトリガーになり、心の病気に陥る。この本から読み取れるのは、十分な睡眠とこまめな運動によりリスクを減らせられるということだろう。