本所おけら長屋(十五)
畠山健二
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刊行日 2020/09/25 | 掲載終了日 2020/09/25
ハッシュタグ:#本所おけら長屋十五 #NetGalleyJP
内容紹介
累計117万部突破の大人気シリーズの最新巻
江戸は本所亀沢町の「おけら長屋」に住む浪人・鉄斎のもとへ、一人の若き武芸者が訪れ、真剣での立ち合いを求めてきた。
いったい何のために勝負を挑んできたのか。
そして、鉄斎の過去を知った長屋の面々は……「ふゆどり」。
勤め先の店で、険悪な関係の嫁と姑に振り回される万造。
ある日、色白の優男が店にやってきたことをきっかけに、嫁姑の争いは激しさを増していき……「あきなす」など、傑作四篇を収録。
文庫書き下ろし。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784569900711 |
本体価格 | ¥636 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
よっ!万松っ!待ってました!
なんか、巻を追うごとに面白みも人情味も増してませんか。これはもう、読む落語だ!
この作品にとって心の重石的存在だったお葉ちゃん、そして久しぶりに元気そうなお駒ちゃんに会えて嬉しかったし、お染さんの言葉を借りれば「悲しい思いをする女や子供」を庇護するのみならず、自ら生きる道筋をつけてくれる畠山先生の優しさ!
昨秋13巻のサイン会で初めて先生にお目にかかりましたが、とっても優しい素敵な方でした。まだ発売日前ですが、16巻も楽しみに待ってます!
…そろそろ阿波殿にも会いたいなぁ(笑
もう15巻目なのですね。
やっぱり万松コンビが大好きです。
P48のやりとり・・・、目に浮かんで笑ってしまいました。
みんなお節介、でもそれが最高の関係。
どの話も良かったです。
特になつぜみ、好きだなと思いました。
あきなすも、嫁姑のやりとり面白かったです。
はるざれは食べてみたくなりました。
ふゆどりは鉄斎さんの人柄を再確認・・・。
やっぱりどの話も好き。
その中でも一番好きなのはお染さん。
身近にいてくれたら、とつい想像してしまいます。
久しぶりの「おけら長屋」だ。初期のころに比べて文体が柔らかくなったような気がする。落語っぽさも、より人情物に寄ってきたようで味わいが深くなった。今回は四季になぞらえた四編であるが、どれもこれも良い味を出している。特に「はるざれ」と「ふゆどり」は過去の作品の続編であり、シリーズ物の良さが出ている。とくに「ふゆどり」は第1作目に鉄斎が登場した際のプロフィールをなぞっており、そこから派生した物語であり、懐かしさ百倍。それとともに鉄斎の生きざまというか哲学というか、そういうものを昇華させたような良い話であった。シリーズ物が長く続く秘訣は、キャラクタ造形とその変わらぬ気性と成長していく様のバランスであるが、本シリーズは、そのいずれも高い水準で維持できており、楽しみなシリーズになっている。本作も円熟味を備えた良い作品であり、大変面白かった。
シリーズ第一弾から読んでいます。これまでとはちょっと違ったテイストで楽しめました。
1話が長い目で読み応えがありました。そして、恋愛要素が多い!
鉄斎の黒石藩時代の過去が明らかに。辛くて苦しくて、哀しい出来事です。
真剣を構えて鉄斎と向かい合った鳥居涼介が、
『この男は大きな心で世の中を見ている』と感じたシーンが最高の山場。
江戸で温アッタまって、また津軽へ帰ケエっていく。
涼介を心配して奔走・・してない?・・周りでうろうろするおけらレギュラーから笑いと温かさをもらった。
四文字タイトルと収録数4話、春夏秋冬で情緒を感じます。おけら、新たなステージへ! たぶん。
津軽の黒石藩絡みの話も2つ。黒石藩、実在した藩とは知りませんでした。