海蝶

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刊行日 2020/09/01 | 掲載終了日 2020/08/31

ハッシュタグ:#海蝶 #NetGalleyJP


内容紹介

日本初の女性海保潜水士、勇気と感動の物語。

これは身震いするほどの一冊だ。
前代未聞の感動がここにある!
―ブックジャーナリスト内田剛氏【NPO本屋大賞実行委員会理事】 

女性初の潜水士『海蝶』として注目を集める横浜海上保安部所属、忍海愛。兄の仁は特殊救難隊潜水士、父の正義も優秀な海保潜水士で血統は折り紙付きだ。しかし、愛は現場には気を使わせるお荷物。母を東日本大震災の津波で失った愛は覚悟して海に対峙する。待ち受けていたのは予想もできない難事件だった。

足かけ2年に渡る海上保安庁取材で見聞きした海上保安官の精神『正義仁愛』が、この本のテーマであり、矜持≪プライド≫です。ご期待ください。―吉川英梨

日本初の女性海保潜水士、勇気と感動の物語。

これは身震いするほどの一冊だ。
前代未聞の感動がここにある!
―ブックジャーナリスト内田剛氏【NPO本屋大賞実行委員会理事】 

女性初の潜水士『海蝶』として注目を集める横浜海上保安部所属、忍海愛。兄の仁は特殊救難隊潜水士、父の正義も優秀な海保潜水士で血統は折り紙付きだ。しかし、愛は現場には気を使わせるお荷物。母を東日本大震災の津波で失った愛は覚悟して海に対峙...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

女性の自立と家族愛は超ハートフル、
手に汗握るサスペンスはVRシネマ級。 
傑作ヒューマン・ミステリー!――担当編集より


女性の自立と家族愛は超ハートフル、
手に汗握るサスペンスはVRシネマ級。 
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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065207758
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

海上保安庁の潜水士は「海猿」と呼ばれる。
主人公の父親は潜水士、兄は特殊救難隊潜水士、そして自身は初の女性潜水士「海蝶」。
初めての救助勤務で、船の沈没が事故ではなく人為的になされたことに気が付く。
誰が何のためにしくんだのか?
仕事、家族の物語。
緻密な取材がうかがえる臨場感のあるリアルな描写。
いや~面白い。

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著者は男組織で闘う女性の描き方が本当に上手いと思う。
スピード感のあるストーリー展開と共に、男組織の中で女であることが足枷でしかないことに悩む主人公、忍海愛の葛藤、そして、その周りの人々が女性初の潜水士をどう扱うべきか逡巡する心情も見どころの一つ。
ラストの救出シーンは圧巻の一言。
丁寧な取材の上で書かれたことが十二分に伝わってくる。
『十三階の女』(双葉社)同様に、ぜひシリーズ化して欲しい。

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東日本大震災で津波にさらわれた母の無念を抱いて海上保安庁の潜水夫を目指す少女
しかし現実は厳しい、ある人が「潜水夫なんて葬儀屋と一緒。死体の運搬をしてるだけ、
霊柩車が空気ボンベとウエットスーツに変わっただけ」と言うほど周囲の反対が多い
男組織の中、女性初の潜水夫、それは「海猿」に対抗して「海蝶」として注目を集めた
ある日、漁船の遭難事故に遭遇、沈没した漁船に閉じ込められ生死をさまよう
そのことで挫折する主人公「忍海愛(おしうみあい)」この遭難事故がとんでもない方向へ展開する。
ラストは映画「海猿」のシーンを再現みたいに感動します。
作者が2年の歳月を費やした取材は場面をリアルに表現され、
親子の愛、仲間との信頼 まさに海上保安官の精神『正義仁愛』をテーマにした作品です

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女性初の潜水士として注目を集めるプレッシャー、震災の日に目の前で母を失ったトラウマ、そしてバラバラになってしまった家族と、なかなか過酷な環境の主人公でしたけど、そんな彼女が何度も逡巡しこれでいいのか葛藤しつつも乗り越えてみせた覚悟にぐっと来る物語でした。

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東日本大震災で亡くした母への後悔がキッカケとなり、海猿の父や兄の背中を負う形で、初の女性潜水士=海蝶となった忍海愛を描いたタッチは、緻密な構成と取材で得たリアルな描写で圧巻である。ぜひ読みたいお勧めの一冊!

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胸が詰まる思いをしながら読み終えました。
女性初の潜水士、愛。兄も父も同じ職業だ。
しかし、愛が潜水士になった理由は実は東日本大震災にあった辛い過去から。
今では同じ仕事ながらも家族ばらばらになってしまい、潜水士の仕事でも事故を起こしてしまう。
東日本大震災の描写はその当時の映像を思い出しながら、きっとこんな人もいたんだろうなと静かに涙を流しながら読んだ。
そしてクライマックス、家族が一つになった時、号泣。
とても感動しました。

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