償いの流儀
神護かずみ
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刊行日 2020/08/24 | 掲載終了日 2020/08/23
ハッシュタグ:#償いの流儀 #NetGalleyJP
内容紹介
正義の鉄槌?
なんて柄じゃないけど
オレオレ詐欺に遭った「角のおばちゃん」の仇を取ろうと 証拠をつかんだ詐欺集団を匿名で警察に通報したつもりが、逆に逮捕を逃れた残党に居場所を知られ、復讐の標的に。背後の組織をつかみ切れない奈美が選んだ窮余の策とは?
渾身のハードボイルド・ミステリー長編。
正義の鉄槌?
なんて柄じゃないけど
オレオレ詐欺に遭った「角のおばちゃん」の仇を取ろうと 証拠をつかんだ詐欺集団を匿名で警察に通報したつもりが、逆に逮捕を逃れた残党に居場所を知られ、復讐の標的に。背後の組織をつかみ切れない奈美が選んだ窮余の策とは?
渾身のハードボイルド・ミステリー長編。
出版社からの備考・コメント
※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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おすすめコメント
昨年度の江戸川乱歩賞を受賞した『ノワールをまとう女』に続く受賞第一作、神護かずみさんの新作『償い流儀』をお届けします。
受賞作の主人公・西澤奈美は企業のトラブルを鎮静化する仕事を師である原田から請け負っていたのですが、ある仕事をきっかけに恋人の雪江が亡くなり、その結果、師の原田と対決して死に追いやってしまい、今作でもまだ仕事もなく空虚な日々を送っています。そんな彼女が親しみを寄せる数少ない相手であるタバコ屋のおばちゃんがオレオレ詐欺に遭うのですが、打ちひしがれる姿に慰める言葉も見つからない彼女は、たまたま耳にした詐欺集団の噂から証拠を掴んで密かに警察に通報します。それでおばちゃんの仇を取ったつもりだったのですが、逆に逮捕を逃れた残党に復讐の標的にされてしまいます。さらに背後の組織までが動き出すと、彼女は捨て身の反撃にで出るのですが……。
満身創痍のヒロインの命懸けの戦いを固唾を呑んで見守ってあげてください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065203972 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
第65回 江戸川乱歩賞 受賞作『ノワールをまとう女』の続編。
主人公は、親しいタバコ屋のおばちゃんが振り込め詐欺にあったことを知り、ひょんなことから知った情報をもとに詐欺集団を警察に通報し、壊滅させる。
しかし、詐欺集団の上部組織に狙われることなり、反撃を試みる。。。
「償いの流儀」。主人公の彼女にとってはそれが流儀なのだろう。
新たな登場人物も出てきて、今後の作品も楽しみ。
『償いの流儀』
江戸川乱歩賞受賞作『ノワールをまとう女』の待望の続編。
過去を背負った主人公のハードボイルドミステリー、オレオレ詐欺集団との戦い。
オレオレ詐欺集団に関わる人間たちの関係、あれ?というところで出てくる人間、過去のことなど…
主人公が抱いた違和感は、そうだったのかとなります。
最後までどうなるか分からない展開は、さすがでした。
主人公が、食事をしたり、お酒を飲んだりトレーニングをしたり、寝たり…
組織に追われている極限の中でも、人間の3大欲求を満たしながら生活する…
こういう場面が多く描かれるのは、物語の中で主人公が生きていることが感じられていいなと思いました。
さらなる続編に期待しています。