昨日星を探した言い訳
河野裕
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2020/08/24 | 掲載終了日 2020/09/01
ハッシュタグ:#昨日星を探した言い訳 #NetGalleyJP
内容紹介
『いなくなれ、群青』の著者による、愛と倫理の物語‼
全寮制の中高一貫名門校に優秀な成績で進学した坂口孝文は、中学2年に進学して転入生の茅森良子と同級生になる。生まれつき緑色の瞳をもつ茅森は、目の色による差別が表向きにはなくなったこの国で、総理大臣となって、真の平等な社会を創ることを目指していた。茅森と親しくなった坂口は秘密を打ち明けられる。茅森が図書委員になったのは、校内のどこかにある映画監督・清寺時生の未発表脚本〈イルカの唄〉を探すためだった。
おすすめコメント
書評家・ライターの吉田大助氏からの熱烈推薦‼
「コミュニティとルール」「他者との対話」を描き続けてきた著者が辿り着いた、愛と倫理の物語。かすかなファンタジーを取り入れながらも、現在の世界情勢を吸い込んだ学園生活の描写はとびきりリアル。日常生活に潜む「政治」を取り出し、エンターテインメント化する筆さばきに痺れた。問答無用の著者最高傑作!!
【一足先に読んだ読者から届いた感想コメント】
・素晴らしい純愛小説、未だ嘗て見たことがないオススメ作品です。 恋愛小説のイメージ変わります。読まないと後悔します(千葉県・山崎)
・サイドストーリーを読みたくなる泣ける青春小説。差別がないとは?を考えさせられる作品(石川県・フユホタル)
・ほとんどの人があきらめて、受け入れてしまっているものに抗おうとする、 とても不器用で、強くて弱い2人を応援したくなりました(大阪府・まんぼう)
・とても楽しく、そしてときに苦しく。自分の過ごした校舎のことを思い出しながら読みました。信じたものが間違っていなければ、いつだって僕らは戻れる。そう教えてくれる、青春小説と一言で片づけてほしくないような作品です(山形県・おじぃ)
・どんどん茅森と坂口が愛しくなって、読み終えてしまう事がとても寂しかった。 友情、恋愛、家族、人との繋がりをいろいろと考えさせられた(埼玉県・むぅ)
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784041097793 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
生きるということに、真面目にまっすぐに向き合っている正直さが、読んでいて心地良かったです。向き合う姿勢に多様性があり、そこに今の時代を感じました。答えはひとつではなく、それぞれの思う正解をどう受け入れていくのか、登場人物達は迷いながら考え続け、自分の答えも見つけようとしています。読み手の自分は何を正解だと思うのか、ちゃんと考えて生きて来たかと、突きつけられたような気がしました。
けれども、結末まで読んで、そんなことよりも2人の幸せが一番大事!よかった!と、嬉しくなって、すごく良い物語を読んだなと思いました。
世界一美味しいカップ麺を食べるシーンはとてもジーンと来ました。
まっすぐで誠実で傷つきやすくて潔癖。
14歳ってこんなに深く考えられるものかなと思いましたが、読んでいて深く考えさせられる作品でした。
黒い目と緑の目を持った人間。緑の目を持つ人間は虐げられてきた過去がある。
黒人と白人との論争もありますが、アメリカでの運動よりもっとずっと考えさせられました。
ちょっと癖のある文章だと私は感じましたが、よい作品でした。