すべて忘れてしまうから

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刊行日 2020/07/24 | 掲載終了日 2020/10/19

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内容紹介

小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)がベストセラーとなった燃え殻氏による待望の第2作。

 自身の日々の体験をもとに、いつか忘れてしまう、でもずっと心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、抒情的に、時にユーモラスに綴っており、読み終わったときに、忘れていた自分の大事な記憶を思い出したり、鬱屈とした毎日が少し楽になったり、読者の孤独にそっと寄り添ってくれるような断片的回顧録。

装画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家・長尾謙一郎氏が描く。

 いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。 

 ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる

小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)がベストセラーとなった燃え殻氏による待望の第2作。

 自身の日々の体験をもとに、いつか忘れてしまう、でもずっと心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、抒情的に、時にユーモラスに綴っており、読み終わったときに、忘れていた自分の大事な記憶を思い出したり、鬱屈とした毎日が少し楽になったり、読者の孤独にそっと寄り添ってくれるような断片的回顧録。

装画は『おし...