〈新型コロナウイルス対応改訂版〉パンデミックを阻止せよ! (DOJIN選書:84)
感染症を封じ込めるための10のケーススタディ
浦島 充佳
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刊行日 2020/06/20 | 掲載終了日 2020/10/19
ハッシュタグ:#新型コロナウイルス対応改訂版パンデミックを阻止せよDOJIN選書84 #NetGalleyJP
内容紹介
新型コロナウイルス感染症の内容を加えて緊急改訂!
2019年12月,中国・武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は, 瞬く間に全世界へと拡大した. この未曾有の危機にどう向き合えばよいのか.
本書では,感染症封じ込めの理論や 感染拡大の数理モデルを解説したうえで, スペイン風邪,SARS,エボラ出血熱など, 実際に発生したアウトブレイクの事例から, 感染症封じ込めの経過を検証, 危機管理のあり方を考える.
『パンデミックを阻止せよ!』(2012年刊)に, 「新型コロナウイルス感染症」の内容を加えて緊急改訂!
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
第3章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)――武漢
発端/潜伏期間中の感染:SARSとは決定的に異なる部分/クラスターかスーパー・スプレッダーか?/COVID-19の感染パターン/R(t)を減少させるための対策は?/武漢の対応とR(t)の変化/欧米諸国のロックダウン効果/何をパラメータにするか?:患者数 致死率 死亡率/人口当たりの死亡率の各国比較/日本の状況/治療薬・ワクチンの開発/BCGとCOVID-19との関係
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784759816846 |
本体価格 | ¥2,100 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
本書は、新型コロナウィルス対応改訂版とあるように、「パンデミックを阻止せよ!」を改訂したものである。しかし、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやSARSなどの多くの感染症を取り上げ、状況を解説している。
本書の特徴としては、問が沢山挿入されていることだろう。読者は、答えを考えながら読むことで、より効果的に本書の内容を身に着けることができる。これはおそらく、著者がハーバードで培った、ケース・メソッドという手法が影響していると思われる。
本書の「改訂版によせて」の中に、著者がハーバードの公衆衛生学の大家ジョナサン・フリーマン教授が、末期がんを押してまで行った最後の講義が紹介されている。まず、学生たちに、「諸君は感染症アウトブレイクが発生したとき、いったいどうする?」と問いかけ、学生たちが色々と意見を述べた後、声を大にしてこう叫んだという。
「STOP IT !!]
振り返ると、我が国の対応は、何が一番大切なのかを忘れた場当たり的なもののように思える。経済も新型コロナの感染防止も二兎は追えないのだ。少なくとも政策に関わるものは、本訴のようなものを読んで、最低限の感染症に関する知識を持つことが必用だろう。