
そこにはいない男たちについて
井上荒野
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刊行日 2020/07/15 | 掲載終了日 2020/07/15
ハッシュタグ:#そこにはいない男たちについて #NetGalleyJP
内容紹介
愛する夫を喪った女と、 夫が大嫌いになった女。
“夫を亡くした女だと、彼には言わないで”
“私はこの男にほんの少し欲情している”
“私が忘れないかぎり、あなたはいるのよ”
“夫が死んでほしいと思っているの”
おいしい料理教室を舞台にしたふたりの“妻”の恋と冒険の人生模様(いろいろ)。
料理教室を主宰(しゅさい)している実日子(みかこ)は、一年半前、突然夫を亡くした。
悲しみの中しばらく教室を閉めていたが、 助手のゆかりのサポートもあり、やっと再開した。
そして次第に実日子は、ゆかりの弟で鍼灸師の勇介に心魅かれていく――
一方、不動産鑑定士の夫が大嫌いになってしまったまりは、 友人の誘いで、実日子の教室に通うことになった。
まりは、マッチングアプリで出会った星野とデートを重ねていたが……
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784758413534 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
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実日子さんは急に亡くなってしまった夫のことを忘れられず、まりさんは一緒に住んでいるのに心が離れてしまった夫のことが嫌でたまらない。どちらも、思うようにならない男に心を煩わされています。
嫌なら別れればいいのにと言われても、その踏ん切りがつかないまりさんのような人は、きっと大勢いるのでしょうね。金銭的なことや、世間体や、いろんな理由があるけれど、やっぱりその原因は自分の心。エイッという踏ん切りをつけるのが難しいのです。
夫を亡くした実日子さんは、ずっと悲しい気持ちを引きずってきたけれど、少しずつ立ち直りかけています。悲しみには日薬といいますけど、時間が少しずつ心を癒してくれているのかしら?
嫌な人と思っていた男に意外と依存していたとか、隣にいる時には気づかなかった優しさとか、「そこにはいない男」に心乱されてしまう女、これは永遠のテーマなのかしらね。

夫が大嫌いな女と、最愛の夫を亡くした女。どちらがより不幸で悲しいのか。居るのに居ない。居ないのに居る。揺れて揺れて揺れすぎる女性の気持ちがもの凄くリアルに描かれている。2人の女性の接点は料理教室なので荒野さんの描く美味しそうな料理も沢山登場する。居なくなってしまった夫との思い出ばかりの1人の食事。作りがいの無い夫と食べる1人の方がマシという食事。料理も女性心理に絡めてくるあたりがさすが荒野さんっ!て感じ。