ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと

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刊行日 2020/06/22 | 掲載終了日 2020/10/28

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内容紹介

緊急出版

学校再開に備えるための必須テーマに対し、

研究者、NPO法人、管理職、教諭、専門職、

教育の最前線を支える関係者から25の提言

●主な執筆テーマ/執筆者

コロナショックで問われる「学校」「教師」の存在意義/苫野一徳(熊本大学准教授)

学校は安全か?/内田良(名古屋大学大学院准教授)

コロナショックで広がる教育格差/前馬優策(広島経済大学准教授)

家庭への関わり方と関係機関との連携/酒井朗(上智大学教授)

増加が懸念される虐待問題に教師はどう関わるべきか/津崎哲郎(認定NPO法人児童虐待防止協会理事長)

コロナショックでも学習保障をするためのオンライン授業/堀田龍也(東北大学大学院教授)

わたしが「オンライン授業」を実践した理由/中原淳(立教大学教授)

オンラインアフタースクールから見えてきたこと/放課後NPOアフタースクール

ポスト・コロナショックにおける地方自治体の働き/末冨芳(日本大学教授)

学校保健安全の視点からの新型コロナウイルス感染症対策/渡邉正樹(東京学芸大学教職大学院教授)

コロナショックによる傷つきを抱えた子どもたちへの関わり/副島賢和(昭和大学大学院准教授)

コロナショックと特別支援教育/山中ともえ(東京都調布市立飛田給小学校長)

「非日常」に晒された子どもたちの心理とポスト・コロナ時代の教師のあり方/川上康則(東京都立矢口特別支援学校主任教諭)

ポスト・コロナショックにおける学級経営/赤坂真二(上越教育大学教授)

ポスト・コロナショックにおける「いじめ」について考える/初川久美子(東京都公立学校スクールカウンセラー)

休校中の子どもとの「つながり」を模索する/加固希支男(東京学芸大学附属小金井小学校教諭)

休校中の子どもの「言葉」について考える/土居正博(川崎市立はるひ野小学校教諭)

ポスト・コロナショックにおける授業づくり/奈須正裕(上智大学教授)

ポスト・コロナショックにおける授業づくりの具体[小学校]/小川雅裕(新潟市立小針小学校教諭)

ポスト・コロナショックにおける授業づくりの具体[中学校]/山口晃弘(品川区立八潮学園校長)

ポスト・コロナショックにおける授業づくりの具体[高等学校]/黒崎洋介(神奈川県立瀬谷西高等学校教諭)

ポスト・コロナショックにおける学校運営[小学校]/喜名朝博(江東区立明治小学校統括校長・全国連合小学校長会長)

ポスト・コロナショックにおける学校運営[中学校]/川越豊彦(前・荒川区立尾久八幡中学校統括校長・全日本中学校長会長)

ポスト・コロナショックにおける学校運営[高等学校]/萩原聡(東京都立西高等学校統括校長・全国高等学校長協会長)

ポスト・コロナショックにおける主体的・対話的で深い学びとカリキュラム・マネジメント/田村学(國學院大學教授)

緊急出版

学校再開に備えるための必須テーマに対し、

研究者、NPO法人、管理職、教諭、専門職、

教育の最前線を支える関係者から25の提言

●主な執筆テーマ/執筆者

コロナショックで問われる「学校」「教師」の存在意義/苫野一徳(熊本大学准教授)

学校は安全か?/内田良(名古屋大学大学院准教授)

コロナショックで広がる教育格差/前馬優策(広島経済大学准教授)

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784491041537
本体価格 ¥1,700 (JPY)

関連リンク


NetGalley会員レビュー

学校で教師が考えておきたいことは多岐に渡るようだ。
教育内容で今後の日本が世界でどのようなポジションを取れるかうかがいしれる。
大きくわかればリモート環境にどこまで踏み込んでいけるかか鍵になるようだ。
しかし、残念ながら現在において日本発信のオンラインツールのプラットフォームは、米国や中国に大きく遅れているのは明白である。
プラットフォームが取れない。
これは前習いに代表される、高度成長期教育がもたらした成果である同時に日本がバブル期以降の苦戦を強いられた要因でもある。
考えられることは子どもの教育ももちろんだが、親世代の教育も必要になっていること。
コロナ禍の一連が、子どもたちへ大きなストレスを与えたのは学校行事の中止や、イベントの自粛なので明らかである。
この世界のリーダーたちの、誰がどのように動いて人々を救ったのか?
そんなことを教えてくれたような気がする。

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あの休校期間。日本全国のご家庭、学校、社会で未知のことに対峙しなければならなくなった期間でもありました。

この本のなかでは、オンラインのあり方、学校の、教育のあり方などを見直すべきという意見や、授業や教室運営の進む道について考察されている。

塾で働く者としては、それぞれの学校のスタンスは注視に値する。この本では取り上げられていないに等しい私立の動きも含め、今回の休校期間を経て学校の考えが透けて見え、それにより親御さんたちが動き、塾に求めるものも変化したように感じている。

では結局、経済的資本と社会的資本が豊かなご家庭だけが、子どもへの教育に注力できるのか。それはそうあってはならないのが公教育のあり方だ。

しかも託児施設的役割も果たさざるを得ないのも事実。であるからして、階層的に色々な形が生じるのは今後仕方のないことになるのかもしれないし、人口比によっては学校のあり方もそれぞれ異なって当たり前になっていかねばならないだろう。

極論ではあるが、フランスのような専門性を持った学校も公教育のルートのなかに組み込んでいくことも視野に入れるべきなのではないかと、この本を読んで感じた。

様々な立場を持って読める一冊だった。

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自戒の意味を込めて、学校に携わる人間は常に学び続けなければならないなと思いました。それも自分に関係すると思う分野だけでは不十分で、いつ何が関わってくるかわからない不確実性の中でも多くのアンテナを張っておくことで、想定外といわれる事態に直面した時の対応が変わるし、それが児童/生徒に直接影響を及ぼす、ということを日々の業務に追われて余裕がない中でも時々は振り返らないと、取り残されてしまう怖さを覚えた。自分だけならまだよいが(よくはないが)、生徒までも、とならないようにするために、大人もある程度の失敗は織り込んで初めてのことにも挑戦していこうとする姿勢が大事だなと思いました。自転車操業をしていると、つい労働力の費用対効果を考えてしまうが、今回のコロナのような初めての事態に対しては「いままでと同じ=大きな失敗をしない」が「費用は少ないが効果も少ない」で終わってしまう可能性も高いのだから、見切り発車の部分があろうとも、やれそうなことから試していけたらと思います。

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この手の本、図書室に置いたら先生方に読んでもらえるかも?と、リクエストして読んでみました。
ただ…学校の先生は、お忙しくてなかなか図書室でゆっくり本を選ぶ時間がありません。
購入しても読んでもらえるかどうか…が不明なため、今回は購入検討には入れないと思います。
ただ、色んな方の教育に対する姿勢はきっと参考になる方は沢山いらっしゃると思われます。

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職場の先生方のご苦労を目の当たりにしている者として、現場の先生のレポートと今後の課題や苦悩について、とてわかりやすく明確で共感できることが具体的に示されていた内容であった。
今回の国難のコロナは、真っ先に子供たちの教育の場を一変させ、ICTでの充実した環境へと、直ぐにスライドできた学校は案外少なく、現場は混乱していたように思う。
課題は山積したままで、解決するには元の生活に戻れることが望ましいが、
現状では、生徒が楽しみにしていた宿泊行事や学園祭・文化祭・体育祭・校外学習等の中止が決定され、換気と消毒や生徒への呼びかけに日々時間を費やし見通しは暗い。
本書でも生徒・保護者・教育者・地域・行政などの「緩やかな共同」と「孤立化」ではなく「個別化」という言葉が印象に残った。
自粛によるストレス・不安。閉鎖空間での身体的及び精神的身体的「虐待」。そして「差別」と「いじめ」は生徒だけにとどまらず一般社会の中の問題と課題だ。
冬に向かい、次なる自粛対応に備えるため 教育者自身のメンタル・健康面に留意し、オンライン導入の知識強化と教科内容の見直しやICT環境整備も早急に取り組む必要があるだろう。

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