愉快な青春が最高の復讐!

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刊行日 2020/05/26 | 掲載終了日 2020/06/07

ハッシュタグ:#愉快な青春が最高の復讐 #NetGalleyJP


内容紹介

会社の同期とは、仲良くなれないと思っていた――。パーティーもBBQもフェスも見当たらず、学生でもない。

でもこれは紛うことなき、縁遠かったはずの青春だ! 記録魔の小説家が贈る、さっぱり笑える自虐エッセイ。

会社の同期五人との、謎の熱狂。平日は毎晩のように誰かの部屋に集まり、一台のベッドにぎゅうぎゅう詰めで眠る。会社のロッカーに共用の風呂道具を入れて、仕事帰りにみんなで銭湯に通う。北は北海道から南は長崎まで、弾丸旅行へ行きまくる――。

「私が体験した青春は、ジェネリックだったのかもしれない」。

記録魔だからこそ振り返ることのできる、あまりにもさっぱりとした自虐の数々。

気鋭の小説家、初のエッセイ集。

どうか笑ってあげてください。

【著者プロフィール】

奥田亜希子(おくだ・あきこ)

1983年(昭和58年)愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年、『左目に映る星』で第37回すばる文学賞を受賞。著書に『透明人間は204号室の夢を見る』『ファミリー・レス』『五つ星をつけてよ』『リバース&リバース』『青春のジョーカー』『魔法がとけたあとも』『愛の色いろ』がある。本作は著者初のエッセイとなる。


会社の同期とは、仲良くなれないと思っていた――。パーティーもBBQもフェスも見当たらず、学生でもない。

でもこれは紛うことなき、縁遠かったはずの青春だ! 記録魔の小説家が贈る、さっぱり笑える自虐エッセイ。

会社の同期五人との、謎の熱狂。平日は毎晩のように誰かの部屋に集まり、一台のベッドにぎゅうぎゅう詰めで眠る。会社のロッカーに共用の風呂道具を入れて、仕事帰りにみんなで銭湯に通う。北は北海道...


おすすめコメント

「モテない」語りの最終兵器は奥田亜希子が撃つ!

――花田菜々子さん(書店員/『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 』著者) 


「モテない」語りの最終兵器は奥田亜希子が撃つ!

――花田菜々子さん(書店員/『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 』著者) 



出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784087716832
本体価格 ¥1,350 (JPY)

NetGalley会員レビュー

著者が新卒入社した会社で出会った5人の同期との日常や旅行風景が綴られている疾風怒濤のエッセイ集。読み始めてすぐに、高校や大学の同級生ではなく会社の同期たちとの経験であるというところに驚いた。仕事を一緒にしている人と休みの日に頻繁に集まる仲になるという生活はあまり想像できない。しかし、奥田さんを含めた6人の同期たちは入社後急速に距離を縮め、仕事帰りに誰かのアパートで泊まったり、青春18きっぷを使って10回以上泊まりがけの旅行に行ったりするようになる。馬が合った、のひと言では言い切れないくらい、6人はたくさんの時間を共にする。
同期たちは(奥田さんも含めて)やることなすことが全員おもしろい。それはさながら貧乏な男子大学生のようなおもしろさだ。私には仲間と夜通し遊ぶような愉快でキラキラした青春はなかった。けれど、このエッセイを読んでいると、「まだまだ愉快でいていいんだ! やりたいことをして、行きたいところに行って、輝けるんだ!」と、勇気が湧いてきた。奥田さんと同期の背中が眩しかったし、私もそんな風に生きてみたいと憧れた。
小学生の頃から記録魔だったという奥田さんの文章は生き生きとしていておもしろく、読みながら何度も吹き出してしまった。明るくて、元気になれる。閉塞して沈んだ心に風穴を開ける1冊になること間違いなしである。

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青春て、バカやる特権だよなーとの思いを噛み締めながら読みました。
私は一般企業で働いたことがないのでこの本で語られているような横並びの「同期」という存在が縁遠いこともあり、あまりにも楽しそうでうらやましくなりました。
小中高大と「学校」というくくりが世界の半分を占めていると、そこを楽しみ切れていないと疎外感やら鬱屈やらいろいろため込んでしまうけれど、実はその先の人生のほうが長くて、そっちで愉しむことで「復讐」している人も少なくないんだよ、と気付くことで息が吐ける子がいるといいな、と思います。

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読み終わった後に、タイトルに唸ってしまいました。復讐…かぁ。

私も時々、学生時代の自分に会いたいなぁって思うことがあります。私なら、当時欲しかったけど買えなかった服とかポーチとかどっさり買い与えて、冷蔵庫の中パンパンにして、ついでに電車の回数券財布にねじ込んで、「人生間違ってないよ!オッケー大丈夫!」って親指立てて伝えたい。

読ませていただき、ありがとうございました。

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奥田先生の小説は、大好きです。
もちろんエッセイもとても面白い。
同期の人と後々までこうして仲良くできるのって稀ですよね。
そして、もっと屈折した青春があって、仕事場でまさかの本当の友人と出会った
というような内容でなく、読んでみると、普通に幸せな人生といったような
なので、面白かったたですが、私の期待とは違っていたので。

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“青春”は学生だけのものじゃない!
非リア充だった学生時代を経て、まさかの青春を謳歌する会社員時代が到来。仲良しの同期たちと過ごした愉快な日々を綴る。

つなぎを着て深夜に長距離を歩いたり、ドレスコード付きの旅をしたり。会社の同期たちと満喫した、遅れてきた青春の思い出を綴ったエッセイ集です。インパクトのあるタイトルに惹かれて読み始めたのですが、中のエピソードもかなりのパンチが効いていて面白かったです。それでいてくどくないのが、小説家の手腕だと思いました。

奥田さんたちは誰か一人が飛び抜けて面白くて、企画力もあってという感じではなく、6人が集まることによって面白さと企画力が生まれている感じだなと思いました。そういう”ポジティブな方向に発揮される集団の力”を感じられる点もこの本の面白いところでした。

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●「はじから はじまで 奥田わーるどが味わえる」

あとがきまで一つのストーリーでした。

非常に楽しいです。
懐かしい気もしたり、とんでもない異次元の話のように感じたり

自分を重ね合わせたり、
子ども生まれてからも自分を失わない姿に、
憧れたりなどなど

本当に、一話、一話が著者らしさを感じさせてくれて
正直初めてだと思われるのですが
すっかりと、著者の内面に迫れたたのではいかと(笑)
(大切な部分は同期のようにさらけ出していただけてないと思いますが)

ハンディサイズ、誰にも見られない日記帳いいなはじめようかな
言い訳ができない事象に、心をえぐられた、
でも捨てられない
未来の私は笑ってゆるせるようになるのだろうか?
みたいなところは、本当にそう思う。

自分も自分を振り返りたくなる本です

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奥田さん、気になりながら未読の作家さん。
初読みはエッセイとなった。

学生時代は「青春」と無縁だったのに、就職先で出会った「同期」とは意気投合!
そこからが、まさに「青春」。
遅咲きゆえに? そのはじけぶりはビックリするほど。
でも、ここまで濃密な付き合いができるって、スゴイし、うらやましい。
とは言え、この仲間に入れるか?と聞かれたら、無理だけれど(笑)

これを機に、小説も読んでみたい。

#NetGalleyJP

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奥田さんの超越した記録魔ぶりにびっくりです。
中高生時代のイラスト巧すぎです。卒アルの写真はちょと・・・(残念カナ)。
同期との巡り会いと6人化学反応が醸し出す異様な熱狂に呆れつつも爆笑です。
先輩社員として6人の観察をしたかった! と思わずにはいられない職場青春熱炸裂自虐エッセイ。

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小説家奥田亜希子さんによる初エッセイ…
愉快な青春が最高の復讐!

タイトルからしてどんな作品なのだろうと期待して読み始めました。
同じ時代を生きてきたので、登場するモノが懐かしいく、よく記録されていることにまず感心しました。
学生時代の話しは、自分と重なり合うところもあり、あ〜この感情なんだろうとなったり、
同期の方とのエピソードは、著者はジェネリックと呼んでいたとけど、社会人でも青春は青春で、なんだか羨ましいと思えました。

それから、日記などに綴られている人生の記録の数々を、テンポよく面白く振り返られているので、最後まで楽しませていただきました。
最高の復讐はこれからも…

自分も昔の日記を出してきて読んでみようか…いや、怖いような…

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社会人になっても青春を謳歌できるのっていいな、と思った。

わたしも社会人一年目の時、趣味つながりで同じ社会人一年目の友達ができた。生まれた場所も育った環境も、学校も職場も違ったけれど、なぜか仲良くなれた。

それから毎年のように京都に遊びに行った。行きたいと思ったところは全部一緒に行った。祇園祭、大文字焼き、納涼床、嵐山、鞍馬、鴨川デルタ...。真夏に河原町から出町柳まで歩いたり、好き小説の聖地巡りをしたり、激安BARにも高級BARにも行った。

もうあの時ほど頻繁に会わなくなってしまったけれど、あの時がまさにわたしの青春だった。

長い人生において楽しい日々は一瞬にして過ぎ去る。けれどそれは泡のように消えるのではない。じんわりと心が温かくなるような何かを残してくれている。

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新刊を楽しみにしている奥田さんのエッセイ初読み。小学生の頃から日記を取り続けてきた、記録魔である著者だからこそ鮮明に振り返ることのできる自虐エッセイとのことでしたが、“青春”は10代のものではない、いくつになっても楽しめればそれが“青春”だなと深く頷ける「大人になってからの青春」を綴った非常に楽しいエッセイでした。千葉の会社に勤めるきっかけになった遠距離恋愛の彼(のちの旦那さん)と知り合うきっかけになったのが某漫画家のファンサイトらしいが、某漫画家って誰だろう?っとそんなどうでも良いことがちょっと気になりながら読了。

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タイトルから、10代の頃出来なかった事を社会人になって謳歌する、って感じかなぁと思っていました。
その通りでした。
でも、謳歌の具合いが半端ない。
全然、あり。
なんならみんな社会人になってから青春を過ごした方がいいんじゃないか!と思うくらい。
でも、それは青春なのか?という疑問が浮かんできてしまったけれど。
いや、人生で一番楽しく出来た時代を青春と呼べばいい!
いくつになっても青春!とか言ってる人もいるし。(どうかと思うけど。)
友達とは、と10代の頃に思っていた関係性じゃないところで、見つけられた友達が本当に羨ましかったです。

奥田さんは記録魔でもあったそうで、小さな頃から日記をつけていて、そんな過去の記録について後半は語られています。
自分の為につけるものな日記も、学校に提出するものとなれば、どう考えても先生向けな内容の日記になっていって、それに気付いているのかいないのかは定かにはせず、そっと「文章を書くのが上手だから、なにかものを書く人になるのがいいかもしれない」と褒めてくれた先生の存在は大きかったと。
先生が褒めるくらい、その頃の日記の中から抜粋された内容、かなり面白かったです。

書き出すと誰にも言えないような辛い気持ちが少し楽になると知ったのもあり、10代の頃から社会人になっても日記を書いていました。今読み返すと、葬るしかない内容ばかりで持て余すもの代表な自分の日記ですが、奥田さんのこの著書を読んで少し気持ちが変わりました。
記録しておくことは、決して悪くない、と。
で、つい最近10年日記なるものを購入。
ただし、これに記すのは誰に読まれても構わないこと、と決めてはいます。…今のところは。

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奥田亜希子さんの本は読んだことがないのですが、エッセイとしてはいまいちでした。

ただ、弾丸の旅はとても楽しそう。

「愛され系OLコーデ」などドレスコードを決めた旅や遠藤周作『沈黙』が課題図書の旅など、こういう女子旅は楽しそうだなあと思いながら読みました。

子供を出産されてからも精力的に旅に出ていて、とても育児に協力的な旦那さんなんだなと思いました。

タイトルの「復讐」が初めは何のことかわからず、ただただ旅行記のエッセイを読んでいましたが、後半でなるほどと思いました。
とりあえずこの人の日記はすごいなと思いました。根気がある。

楽しく過去の自分に復讐できて、良かったなと思います。

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