じんかん
今村 翔吾
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刊行日 2020/05/25 | 掲載終了日 2020/05/24
ハッシュタグ:#じんかん #NetGalleyJP
内容紹介
大河ドラマでも大注目
今最も人気の若手歴史小説家が、あの戦国一の悪人・松永久秀の人生に新たな光を当てた大長編!
北条早雲、斎藤道三とともに、戦国時代の三悪人とされることが多く、信長に2回の謀反を起こし、信長も所望した茶器の名器と共に爆死した武将として、世に知られる松永久秀。
その本当の正体は、絶望的な状況のなかでも、仲間を信じ、先達の教えをしっかり聞きとげ、民衆が主体の世の中を夢見た正義の人だった!?
新学説に基づく解釈で、日本史上でも1、2を争うヒールの真実の半生を丁寧に追った本作。
出版社からの備考・コメント
※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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おすすめコメント
松永久秀、お前は本当に戦国一の極悪人か?
それとも、時代が求めたヒーローなのか。
大河ドラマでも人気沸騰!
戦国一ヒールな武将・松永久秀を、歴史時代小説界の新星が、渾身の力で描き切った!
混迷を極める今こそ読まれるべき魂の巨編
――担当編集より
松永久秀、お前は本当に戦国一の極悪人か?
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戦国一ヒールな武将・松永久秀を、歴史時代小説界の新星が、渾身の力で描き切った!
混迷を極める今こそ読まれるべき魂の巨編
――担当編集より
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065192702 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
「じんかん」による合意の裏切りの裏は?
戦国時代の体現とも謂われ凄絶な爆死とも伝えられる松永久秀の一生を描いた作品。
ここに描かれるのは幼き日の体験を経て、友と出会い影響され、師となる人と出会い、主となる者を見定め、兄弟を慈しみ、仲間(部下)と心を通じ、夢を追いながらライバルと争い、愛した者のため殉じる、民と変わらない一人のごく普通の男である。
そこに歴史は勝者のフィクションである事実と、人間の本当の姿が重なり儚さを増す。
唯一とも言ってもいい理解者の信長は平蜘蛛が手に入らずも納得したであろう。
今村さんの新作は松永久秀の生涯。謀反に東大寺焼き討ち、主君殺しの悪名を持つが実は頭脳明晰、茶人としての教養、類稀なる人望と魅力ある久秀が信長の口から語られる。三好道長に救われ民が政治を行う時代の到来を夢見る。両親を亡くし弟と共に彷徨った少年時から様々な出会いと縁を経て城主になるまでを史実から想像力を豊かに膨らませた物語は圧巻と同時に胸に迫るものがある。歴史上の人物が血の通ったリアルな人間として立ち上がってくるのは今村作品の真骨頂。十二分に楽しめる一冊。