ルカ・モドリッチ自伝
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ルカ・モドリッチ (著), ロベルト・マッテオーニ (著), 長束恭行 (翻訳)
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刊行日 2020/06/01 | 掲載終了日 2020/10/04
ハッシュタグ:#ルカモドリッチ自伝 #NetGalleyJP
内容紹介
バロンドール、ワールドカップMVP、欧州CL三連覇、FIFA世界最優秀選手賞……など、これまで様々なタイトルと栄冠を手にした、クロアチアの英雄ルカ・モドリッチ初の自叙伝。
本書は、レアル・マドリーで10番を背負うルカ・モドリッチが、故郷クロアチアの少年時代、ザダルでのユース時代、プロ契約、ビッグクラブへの移籍、クロアチア代表の誇り、愛する家族など、それぞれについて自らがすべてを打ち明けた、唯一無二の自叙伝。
「素晴らしい才能を持った中盤のプレーヤー。身長や体格、体力に関係なく、すべての若い選手にとってルカ・モドリッチは素晴らしい模範だ」――サー・アレックス・ファーガソン
「理想的なプレーリズム、精密なステップワーク、数手先まで導くシンプルな打開策によって、まったく新たなフットボーラー像を創り上げた慎ましやかな天才」――ズヴォニミール・ボバン
レアル・マドリーのチームメイトたちも本書を絶賛!!
◆ギャレス・ベイル
「彼の物語を読めば、君たちが困難や偏見にぶつかったところでも、どうすれば人生で成功を収められるのかが理解できるだろう」
◆マルセロ
「ルカの人生とサッカーの物語は息を呑む内容だ。この物語の中心となるのは感情なんだ」
◆カリム・ベンゼマ
「ルカと一緒にプレーしながら、『サッカーのDNA』という言葉はどんな意味なのかをすぐさま僕は理解した。偉大な友人が頂点に達するため、どうしても通らなければならなかった困難な道のりが何だったのかを僕はこの本で色々と知れた。まさに最強の人物しかやり遂げられないことだ」
◆ラファエル・ヴァラン
「ルカは素晴らしいフットボーラーだし、才能もあれば責任感もある。またプレーを通してはっきりしているのは、彼が偉大な人物でもあることなんだ。いつもチームを第一に考えてくれるからね。彼の自叙伝を読んだあと、どうやって彼が世界最高のフットボーラーになったのか、どうしてその後も謙虚な人物であり続けられたのか、僕の中でより明確になったんだ」
【目次】
序文1 サー・アレックス・ファーガソンより
序文2 ズヴォニミール・ボバンより
第一章 ロシアでの戦いを終えて
第二章 僕の生い立ち
第三章 二人の恩師 ~ザダル時代
第四章 大人への階段 ~ディナモ時代
第五章 ヴァトレニの仲間入り ~代表デビュー
第六章 EUROのトラウマとプレミア挑戦 ~トッテナム時代
第七章 欧州戴冠に向かって ~マドリー入団
第八章 前人未到のチャンピオンズリーグ三連覇
第九章 ワールドカップ・ロシア大会
第十章 新たなるサッカー人生
謝辞
訳者あとがき
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784491041001 |
本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
●「ルカモドリッチのすべて!」
いや本当にすごい内容でした
ルカモドリッチの写真が
並べられ、
その後
ルカモドリッチと一緒にプレーしてきた方、監督の
ルカモドリッチへの評価からはじまり
そして、あのW杯決勝での敗戦。
そこからはw杯決勝でも若干触れられた、
クロアチアという国、おじいさんとの別れなど、
生い立ちを1から。
勿論タイトルをとったあの大会の話
この大会の話と……全500ページ超で……
全部は読めなかったですが
本人コメントだけにすごく読み応えがありました
これはファンなら間違いなく一冊しっかりと読み込みたいですね!
「……チームメイトと同じく僕の心もピッチ上で漂泊していた……姿を隠せるような場所を見つけ、今にでも泣きたい気分だった」
2018年FIFAワールドカップでクロアチアを準優勝に導き、自身も最優秀選手賞を手にしたときの独白。一見、経歴だけ見ると華々しいのに、当人の気持ちはそうではなかった。それだけ、選手たちの瞳は一心に優勝に注がれていたのだ。
痛々しいまでの独白が臨場感を持って記されているのを読んだとき、「あっこの自伝は信用できる」とわけもなく腑に落ちた思いだった。
たまには別のジャンルも読んでみようと思って、手に取った本。個人的な偏見で申し訳ないが、スポーツ選手関連の本は、華々しい経歴を謳った自伝か、スポーツ理論、メンタルコンディショニング、および写真集に集約されると思っている。(この偏見を打破するためにもっと幅広く読んでいきたい)
ただ、この本はどれでもなかった。自伝ではあるけれど、彼の頭の中を、その時々でリアルタイムで覗いているような臨場感を持った筆致。普通の人なら曖昧な笑みでごまかしてしまうような箇所も信念を持って書かれていると感じた。
遠い人なのに、そんな風に思えない、地に足がついた親しみを持てる文章だと思う。それは、訳者後書きにも引用されている「いくら周囲がスーパースターとして持ち上げようとも、彼自身が自惚れたり、ビッグマウスになることはない」という人柄ゆえかもしれない。
巻頭にはファン垂涎の写真群が掲載されている。サッカー選手好きにはたまらない、同じく有名なツーショットも。ルカ・モドリッチ氏やサッカーファンだけでなく、幅広い人に手にとって欲しい本です。