雪と心臓

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刊行日 2020/04/03 | 掲載終了日 2020/04/03

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内容紹介

炎の中から助け出された少女は、そのまま男に連れ去られた――。

新潮ミステリー大賞作家が描く、ある双子の男女にまつわる二十余年の物語。

さみしさが、ぬくもりが、心に触れる傑作青春ミステリ。

クリスマスの夜。百キロ以上のスピードで暴走する車を、二台のパトカーが猛追していた。

時は二時間ほど前に遡る。その男は、偶然、火事の現場に遭遇する。家の外で助けを求める母親。二階の窓からは、泣き叫ぶ娘の姿が見える。男はこの状況に運命を感じていた。

男が取った行動は、誰も予想しないものだった。燃え盛る家の中へと飛び込んでいったのだ。それから五分足らずで、男は家から出てきた。胸には十歳の少女をしっかりと抱きかかえている。周囲から、歓喜の声が上がる。しかし、男が次にとった行動に周囲は啞然とした。

男は少女を母親に手渡さず、車に乗せてそのまま逃走したのだ。一体、何が目的で。


炎の中から助け出された少女は、そのまま男に連れ去られた――。

新潮ミステリー大賞作家が描く、ある双子の男女にまつわる二十余年の物語。

さみしさが、ぬくもりが、心に触れる傑作青春ミステリ。

クリスマスの夜。百キロ以上のスピードで暴走する車を、二台のパトカーが猛追していた。

時は二時間ほど前に遡る。その男は、偶然、火事の現場に遭遇する。家の外で助けを求める母親。二階の窓からは、泣き叫ぶ娘の姿が見える。男は...


おすすめコメント

「この帆名(はんな)の物語をずっと読んでいたい」――北上次郎(文芸評論家)

(「集英社WEB文芸レンザブロー」より)

「過去イチで尾を引く後味。一気読みを推奨します」――吉田大助(ライター)

(「青春と読書」4月号より)


「この帆名(はんな)の物語をずっと読んでいたい」――北上次郎(文芸評論家)

(「集英社WEB文芸レンザブロー」より)

「過去イチで尾を引く後味。一気読みを推奨します」――吉田大助(ライター)

(「青春と読書」4月号より)



出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784087754506
本体価格 ¥1,500 (JPY)