最後の講義 完全版 西原理恵子
女の子の人生で覚えて欲しいこと
西原理恵子
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刊行日 2020/02/29 | 掲載終了日 2020/10/09
ハッシュタグ:#最後の講義完全版西原理恵子 #NetGalleyJP
内容紹介
NHK『最後の講義』で感動を呼んだ番組が書籍に。
漫画家・西原理恵子さんが伝えたい「女の子の人生で覚えて欲しいこと」とは?
「あなたは人生最後の日に何を語りますか?」
NHK BSで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、本になってよみがえりました。
登壇するのは『毎日かあさん』など独自の視点で家族を描く大人気漫画家・西原理恵子さん。 自らの波乱万丈の人生を振り返りつつ、 「女の子に教えたいこと」をテーマに講義を行いました。
貧困と隣り合わせの少女時代、 エロ本イラストからスタートした漫画家生活、 アル中の元夫との壮絶な日々…… でもすべてを笑い飛ばせる、そのすさまじいパワーはどこから? 「マイルド●●まん」「男捨離」「卒母宣言」など、 次々と繰り出す刺激的な発言の数々に女子も男子も大爆笑! 抱腹絶倒の講義と生徒との熱い質疑応答は実に3時間にも及びました。
本書は「最後の講義」を書籍化するに当たって、 未放映だった部分も収録した完全版! 未来を託された若い世代へのメッセージを余すことなくお楽しみください!
出版情報
ISBN | 9784074391448 |
本体価格 | ¥1,100 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
西原さんの主張はいつも一貫していて、「何が起きても自分だけで生きて行けるいけるようにしっかりと稼ぎなさい。そして、困った時には自分だけで解決しようとしてはダメ、必ず専門家の助けを借りなさい。そのためにもお金が絶対に必要なの!」なんです。
理想が高いのはいいけれど、現実をしっかりと見なけりゃカスを掴むよ。一生潰れない会社に勤めていて、優しくて、家庭的な男なんているわけないんだよ。なんて、世の中の真実をしっかりと教えてくれる西原さんってスゴイです。いろんな辛い目にあっても、それを何とかくぐり抜けてきた人だからこその含蓄のある言葉の数々に「その通り!」とうなずくことばかりです。
失敗するから学ぶんだという言葉も重いです。失敗を恐れるばかりに何もしないことが一番つまらないことなんだと、多くの若い人に伝えてくれてありがとうございます。
最後の講義という番組も、
著者も恥ずかしながら知りませんでしたが
作品紹介に惹かれて読みました。
帯に書いてあったことと重なりますが、
"人生のかじ取りとか決断を人に任せると、何かあったときにその人が憎くなってしまう。自分で自分の幸せを手に入れるためには多少のウソもあり。逃げもあり。真正面から行かない。弱いところでは戦わない。"
というところが非常に印象的でした。
逃げることは悪だとされているような現代で、「逃げてもいいんだよ」と、何度も背中を押されているような気持ちになりました。
個人的に面白かったのが、
"女の怒りはポイントカード制"の話。
女は突然怒り出す、なんて言われるけど
今のあなたの一言が50ポイント目でした!って。
女性はもちろん、男性にも
是非読んでほしい本だと思いました。
過酷な人生を生き抜いてきた著者が語る、綺麗事ではない現実的な生き方。自分の足で立つというのは大切だなと思う。サラッと読めるけど、書いてることは体験に基づいた説得力のあるものだった。
私はとっくに女の子ではないけれど、それでも響く言葉もありました。
西原さんの半生が怒涛の連続で、恐ろしかったです。
幸いにも私はDVを受けていませんが、女性は働き続けたほうがいい、という意見に納得しました。
西原さんの娘さんが反抗期とのことで、それをあっけらかんと語る西原さんの度量の大きさ。私だったらパニックになってしまうなぁ。
また、いざという時は逃げる、もいい教訓になりました。あ、逃げてもいいんだ、と。
素晴らしく逞しい方だと思っていた。アル中DV夫と暮らしていたことは映画で知っているが、その後ろにある過去は初めて知った。何かにこだわり過ぎて凝り固まることのない柔軟性を見習いたい。自分にできることを余さず掬い取ってお金を稼ぐ、それができたから今の人生があると公言できる芯の強さ。その言葉が率直すぎるために反発を買うこともあるかもしれないけれど、これからを生きる女性たちへの大いなるアドバイスとエールだと思う。私が子どもの頃にこんなこと言ってくれる大人はいなかった気がする。
西原理恵子さんがこんなにダメンズに囲まれていたのは知りませんでした。
でも、ダメンズに囲まれていなくても、いい夫に恵まれていてもいつ何が起こるかはわからないから
「一人で生きていくように装備を整えておく」というのは大切なことだと思います。
女の怒りがポイントカード制というのはうまいこと言うなと思いました。
月曜日はポイント2倍とか確かに!
とてもたのしく為になったと思います。
NHK最後の講義の一つだが、この放送は見ていなかった。見たかったなと思う。女性たちに向けて、生き方を語る西原さんは、とても強い。ウソをつけ、逃げろ、ちっちゃなことで悩むな。苦労を乗り越えてきた西原さんだから話せることだろう。すべてが共感できるとは言えないが、女性も一人の人間として、強く生きろと伝えている。しっかり男性に向けたメッセージも含まれていて、私もそのように心がけたいと思う。
最初はヤンキー高での講義かと思いましたが、よく読んでみると、すごく真っ当なことをわかりやすく教えてくれてました。女性が経済的に自立することの重要性がよくわかりました。DVや家族のアル中など経験した人でないとこの説得力は出ないでしょう。西原さん、ひどい目に遭っても立ち直る力がすごい。
吉祥寺にあるT女子大学での講義を文章化したもの。
西原さんの自宅も近いそうで、聴いてる子たちが毎日9時前になるとダッシュしている姿をみて、偉いなー真面目だなーと思って眺めています。と言われる子達が、西原さんのオブラートに包まない卑猥な単語がふんだんの講義をどう聴いていたのかそちらも気になった
(私はちょっと辛かったです。カマトトぶってるわけでは全くありません)。 とにかく仕事はしていよう、辞めてはいけない、いざというとき役に立つのはお金。
何よりも、やばいなと思ったら即逃げること。
お金がないと逃げ遅れる。
逃げ遅れないために、お金は必要…等々。
当事者にはかなり突き刺さる話、言葉が溢れていた(と思う)。
安定の西原節。かなりの極論ととらえる向きもあるかと思うけれど、真っ向勝負のみを大事にしなくてよい、自分を守ることのほうを大事にしようという「逃げ道」を提示してくれる大人は、息詰まるような毎日を余儀なくされている子にとっては本当に救いになると思うので、大々的には宣伝しなくてもそっと目に留まるところに置いておきたい1冊だなと思います。
女の子に生まれてよかった!と、自分自身でも心底思えてはいないけれど、このような考えに触れることで、同じように負の感情を抱いている生徒がせめて少しでもマイナス要素を減らせたらといいなと思います。
#NetGalleyJP『いつも私「女の怒りはボイントカード制」って言ってるんですけど、男の人はよく「女はささいな一言で急に切れる」って言いますよね、実はそれはボイントカードで、今のあなたのささいな一言が50ポイント目になってキャッシュバックキャンペーンが始まったのね。(p92)』思わず、ガッテンをして、自分のポイントが今いくらか知りたくなってしまう、これは、日本全国の濡れ落ち葉候補者たちの必読書。でも、東女での講演の質問者は「生徒」ではなくちゃんと「学生」と呼んであげて欲しい。
西原さんの壮絶な人生を描いた最後の講義、興味深かったです。
ですが、これを学校図書館に置いて・・・とは正直思えませんでした。
西原さんの話は、字面で追うのは子供達にはいろいろな意味でハードルが高いのではないでしょうか。
いろいろな現実があり、いろいろな選択肢がある。
西原さんの生き方はそのうちの一つなので、こういう生き方もあるのだと垣間見る程度がいいのでは・・・と思いました。
実は西原さんの「毎日かあさん」を以前読んだとき、その内容にいわばショックを受け、その漫画を捨ててしまいました。
しかし、その強烈な印象から数年たち、「最後の講義」を読んでみたくなりました。
結果、西原さんに対してポジティブな印象を持ちました。本をよく読む人なんですね。ただの下品なおばさんかと思っていたのは間違いでした。漫画というたった一つの表現から彼女を嫌っていたのは間違いだったと反省しました。この方の生き方そのものには賛成できないところが多いですが、彼女の「生きる」力は本当いすごい、あっぱれ!と思いました。そして、それをこうやって若い世代の方に伝えていくという事をこれからも続けていって欲しいと思います。これからの世の中は、良い学校に行って良い会社に勤めたらよい人生が送れるなんてことは絶対にないのですから。
何ともパワフルな講義でした。
女性として肝に銘じておきたいメッセージのみならず、「だん捨離のだんは『男』」「なくしたのはウエストだけ」「過去の男に赤ペンを入れると自分の傾向と対策が見えてくる」「女の怒りはポイントカード制」などのユニークかつ強烈な名言が続々と発せられます。
後半の女子大学生たちの質疑応答では、それまでの豪快な語り口をおさえて誠実に、愛情をもってアドバイスされているようすが見られます。
あっというまにしおりだらけになりました。
ややきわどい表現もあるので、学校現場では表立っての宣伝はちょっと難しいですが、学校図書館に入れるとしたら面出しして、「ためになる!」とポップをつけて置いておくだけで十分引きつけられると思います。
西原さんの漫画が好きで、鳥頭紀行、できるかな、毎日かあさんを通して鴨志田さんとの出会いから別れまで見ていますが、それを講義という形で初めての人にも分かるようにするとこうなるのだなと思いました。男に頼らず自分で働いて稼ぐこと。西原さんが女の子に教えたいことはこれに尽きます。今順調に稼いでいて優しい旦那さんだっていつ壊れるか分からないのだから、うちには息子しか居ませんが、もし私に娘がいたら同じことを教えて育てると思います。
もっと早く出逢いたかった〜
やっぱり女性も自立しないとダメですね
誰かに頼って生きるより
自由な方向へ進めるので
いい意味で諦めも早くできる
若い人中高生に読んでもらいたい
道徳の教科書にでも載せたほうが
いいと思います
身をもって経験された事なので
現実的でわかりやすい
小学生でも理解できると思います
多くの方に読んでもらいたいです
西原理恵子さんは、コータリンとの『恨ミシュラン』の頃から、ずっとファン。『毎日かあさん』が嘘だらけだったのは、少しショックだったけど。西原さんの過酷な人生を知ったら、それも納得。アルコール依存症の元夫をちゃんと看取り、それをネタに豪邸まで建てた。そして、老後は高須先生と楽しく生きる。その才能も含めてリスペクト。オバちゃんになったら、人を嫌うこともなく、自分が嫌いになることもないというのは私には当てはまらなくて残念だけど。
女子大生を前に語りかける。心の底からの言葉なのだろう。若い時には、きづかないこと、人生綺麗事じゃない、白黒つかないことたくさんある、ウソつこうよ、正攻法でやってダメなことたくさんあるからいろんな手を使おうよ、汚い手たくさんあるよ。だってあなたの人生だよ、人生の舵取りを人に任せちゃ絶対ダメ、うまくいかなくなったとき責めたり憎んだりするようになるよ。お金は大事。大きすぎる問題は家族で抱え込んじゃ絶対だめ。苦しくなったら外にでようよ世界は広いよ。逃げる時は逃げなきゃだめ。女の怒りはポイント制!
読了直後、とても強い彼女の言葉を拾いながら、こんなことがかいてあったかな、と思う。
好き嫌いはあると思う、ウソつこうよをいう人だからここにも嘘は紛れ込んでいるかもしれない。でも正直。そしてささるひとには血が出るくらい刺さるとおもう。