WILD RIDE ワイルドライド
ウーバーを作り上げた狂犬カラニックの 成功と失敗の物語
アダム・ラシンスキー 著、 小浜 杳 訳
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刊行日 2020/02/10 | 掲載終了日 2020/06/09
ハッシュタグ:#UBER #NetGalleyJP
内容紹介
知られざるウーバー(Uber)の内幕!
タクシー業界に破壊的革命を起こし、690億ドルの企業に成長させた軌跡と元CEOトラビス・カラニックの失墜と凋落を描いたウーバーのインサイドストーリー。
本書は、世界を股にかけるウーバー帝国の内幕を、本当の意味で初めて明かした本である。ベストセラー『インサイド・アップル』(早川書房)を著した練達のジャーナリスト、アダム・ラシンスキーが、カラニックの壮大な野心の源をそのつつましい出自に見出し、出足の鈍かったウーバーが、波乱含みの道中(ワイルド・ライド)を経て急成長を遂げ、他業種にまで事業を拡大するさまを丹念に描きだしていく。
ラシンスキーはカラニックをはじめ、ウーバーの内紛や外部との軋轢に関する新事実を知る多くの情報提供者に、徹底的な独占インタビューを敢行。ウーバーの挫折した中国進出の顛末を考察し、自動運転車開発の競合他社グーグル、テスラ、リフト、GMとの知られざる闘いに迫った。さらに本書には、ウーバードライバーの実態を知るため、ラシンスキー自らハンドルを握った体験記まで盛りこまれている。
桁違いの評価額と、一気に世界へ事業を拡大した驚異的スピードによって、ウーバーはこれまでも数々のメディアを賑わせてきた。だがウーバーが現在の巨大企業にいかにして成長したのか、そして今後に向けてどのような野望を抱いているのかを解き明かしたのは、本書が初めてとなるだろう。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784491040646 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
レビュアー 540565
ヒーローかヒールか
特徴的なことばを引用。
「サンフランシスコの道路地図だ。この上をさんざん歩きまわったよ。おれは『散歩道』って呼んでる」(p309)
ウーバーの機能が体現化された理由は、このセリフにすべてがあるようだ。
発言や行動がクローズアップされそのアウトローぷりっがカラニックの魅力である、私は思っている。
本書はそのことを裏付ける決定的な1冊である。
生い立ちやサクセスストーリーをただただレコーディングするような内容ではなく、あくまでも事象にフォーカスする、まさに「ウーバーらしい」1冊。
波乱に満ちたこの劇はまだ終わらない。