ラディカルズ
世界を塗り替える
ジェイミー・バートレット
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刊行日 2019/06/20 | 掲載終了日 2020/04/10
ハッシュタグ:#ラディカルズ #NetGalleyJP
内容紹介
【過激な人たち】がいない自由民主主義は委縮し、退化していくだろう。
トランプ現象、英国のEU離脱、世界中で議席を獲得する極右政党……同時多発的な「まさか」の立役者は、以前なら「過激派」「変人」と呼ばれ相手にされなかった人々=<ラディカルズ>。これからの時代を考えるためには、まず否定から入るのではなく、彼らの考えを知ることは不可欠。本書は、著者が「次にくる(?)」ラディカルズに丹念に取材し、その生態や思考を記した、時代を読み解くための必携書である。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575314663 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
常識とはなんであろうか?
とにかく過激な考えが並ぶ。
大多数の人の常識の許容範囲は「オヴォートンの窓」と呼ぶらしく、その窓がここ最近、広がってきていると筆者。
原因はテクノロジー、環境、そして民主主義の弱体化である。
窓の広がりによって、非現実で過激な思想、マイノリティでナンセンスな人たちが台頭してきた。
一部紹介すれば、幻覚剤を日常医療的に使う団体や、パートナー以外と性的関係をもつフリーラブコミューンなど。
私は常識について考える。
なぜなら今ある常識は、未来には通用するかわからないからだ。
これは歴史が証明している。
いつまでもチョンマゲのわけがない。
一見、過激さ故に眉間を顰めてしまうが、じつは本質に迫っているのではないかと感じてしまった。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
[ラディカルズ]
ラディカルズとは、簡単に訳すと過激派のことです。
現代社会において何かを絶対的に間違っていると考え、
自分たちはそれを改める方法を知っていると信じている人たち。
と本書で定義されています。
本書より
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彼/彼女らは既存の社会通念を受け入れず、
市民的不服従を実践することで、
無視され、迫害され、否定され、メディアに誤って取り上げられる。
でも、そんな過激な人々(ラディカルズ)が
明日の主流派となるかもしれないことを、歴史は繰り返し教えてくれる。
心地よい「常識」に異議を唱える人々を描いた
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トランプ大統領、ブレグジットなどなど
世界は揺れに揺れています。
変化の時代に自分はどう行動するのか、
時には常識を疑わなければなりません。
内容は後半はあまり理解できませんでした。
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ラディカルズ 世界を塗り替える<過激な人たち>
ラディカルズ 世界を塗り替える<過激な人たち>
1,980円
Amazon
ラディカルを直訳すると、急進的、過激なさま。
現状を積極的に変えようとすること。とあり、
ラディカルズとは、現代社会において何かを絶対的に間違っていると考え、
改めようと実践する人々のことを指すそうだ。
本書には、ラディカルズたちが考えているとんでもない常識外れの思想、
しかし今後将来的に実現しそうだと思われる思想が紹介されている。
それらを読むと、ギョッとする事しかないのだが、
歴史を振り返れば、今自分たちがマジョリティーだと思っていることが
昔はマイノリティだったということはたくさんある。
民主主義だってそうだ。
きっとその裏にはラディカルズの存在があったのだろう。
しかし、本書にある2,3の思想については、
扱い方を間違えればファッション的なデモを助長してしまいそうな気がした。
過激で突拍子もない思想は、
ある種熱に浮かされたような力をはらんでいるものだから。
私の中では、そういった過激な人々は単なるお騒がせ野郎という印象だ。
しかし本書を読んで、よく話も聞かずに排除することも危険だと感じた。
彼らラディカルズの意見もよく聞いて冷静な目で見て本質をとらえ、落ち着いて精査していくべき。
このバランスが大事。
保守的な日本人こそ読んでおいた方がいい。
既成の枠組みに満足できない人。そういう過激派的な人たちが世界を変革させてきたのは歴史が証明しています。8つの過激な人たちの主張はおもしろく、世界の広さや人類の可能性を色々と示唆していて、とても楽しかった。テクノロジーを使って永遠の生命を希求しようとしている人、環境団体の活動の過激なのとか、国という枠組みを否定して「自由な」な国を作ってしまった人。フリーセックスを求める集団。ドラックを医療とかに使えると推進しようという人たち。イスラム勢力を敵とする人たち。皆、その考えに純粋で真面目に考えていたのが印象的。
時代を動かしてきた偉人たちの伝記を読むと、大体みな初めは人にバカにされるところから始まる。
例えばエジソンは「1+1はなんで2になるの」「リンゴはどうして赤いの」
みたいな質問を子供時代にしまくったというエピソードがある。
そりゃそんなことばかり聞いてくる子供はバカにされるだろう。
しかし、彼ばかりではなくアインシュタインやダーウィンも、同じようなエピソードを持っていて、今日「偉人」として評されている。
この、彼らのような一風変わった思想を持つ、世間では過激な人たちのことを
「ラディカルズ」と呼ぶが、本書は特に政治の世界で生きるラディカルズについて語る本だ。
でも、彼らがいかに常識から外れていたかをあげつらい、批評するものではない。
ラディカルズは我々従順な常識人に問いかける。
「己の常識は本当に常識か。その実単なる慣習ではないのか。」
「他者を否定せず、まず話を最後まで聞く耳を持っているか。」
目まぐるしく変わる世界にあって、これまでと同じ常識や価値観はあっという間に通用しなくなる。
その時、彼らラディカルズへの「寛容」が、多様性の激流を生き抜くカギとなるに違いない。