フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ
増補新版世界を信じるためのメソッド
森達也
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刊行日 2019/12/10 | 掲載終了日 2020/01/14
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ハッシュタグ:#フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ #NetGalleyJP
内容紹介
映画「i – 新聞記者ドキュメント」で注目の森達也最新刊!
事実よりも感情を重視するポスト真実の時代、メディア・リテラシーがなければ情報の洪水で溺れてしまう。オウム真理教を撮った「A」「A2」、ゴーストライター騒動の佐村河内守を撮った「FAKE」など、メディアのあり方と受け手のあり方を問いつづける著者が、ニュースを上手に疑う方法を平易に解説。
「よりみちパン!セ」シリーズの名著『世界を信じるためのメソッド』にSNSの影響など今日的話題を大幅加筆。親子でも読める、フェイクニュースに強くなれる1冊。
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https://www.bookcellar.jp/
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出版情報
ISBN | 9784907364137 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
メディアリテラシーの基本的な内容がバランスよく含まれていると思います。
語り掛ける口調(文体)も自然です。ルビ付きである点もよいです。
増補部分は最近の状況について書かれた最後の部分だと思いますが、的確な内容のように感じます。「フィルターバブル」という言葉をいれてもよかったかなという気がしますが、内容的には含んでいるので、この言葉の寿命がどこまでかと考えると入れなくてもよいのかもしれません。
一部に図というかイラストがありますが、補足的でしかないのが残念です。このテーマでは、もっと大胆に「図解でわかる」形式の本が増えてほしいです。リテラシーの低い子どもたちの多くは、文章を読むこと自体を面倒だと感じており、パッと見たビジュアルイメージ(それも第一印象)だけで物事を判断してしまいます。そうした子どもたちにこそ伝えたい内容です。
テレビ、ラジオ、雑誌、ウェブなど、世の中には情報を伝えるためのメディアがたくさんあります。ほとんどの人は、それが本当のことだと信じて物を買ったり、これが流行なのかと思ったりしています。
でもメディアがわたしたちに伝えてくることとは、メディア側の都合があって伝えていることだということを忘れてはいけません。ある商品を売るために、ある人を人気者にするために、ある事件を伝えるために、という意思が働いていることを。
最近、キャッシュレス決済だとお得だと国を挙げて広告してます。それに乗ってお買い物をしている人もたくさんいると思いますけど、それってホントにお得なの?というか、ホントにそれを買う必要があるの?今自分が持っているもので足りてるんじゃないの?中古品で充分なんじゃないの?なんて考えるのはわたしだけかしら?
この本は子供向けに書かれていますけど、こういうことを分かっていない大人こそ読まなくっちゃ!な本だと思います。
課題図書として、全国の中学校・高校に配布して欲しい!!
「”フェイクニュースの見分け方”など、実践的な内容の本なのかな」と読む前は思っていたのですが、「メディアとは何か?」や「戦争とメディア」、「メディアと受け取り手の関係」といった、メディアの本質を突くような内容でした。生まれた時からネットが存在していて、検索すればすぐ何でもわかると思っている現代の子どもたちに知っておいて欲しいことばかりです。
「メディアは人」(p22)
「メディアは事実の断片だけを伝える。それは完全な嘘ではない。でも真実でもない。」(p129)
「メディアの情報に、大きな影響を与えているのも僕たちだ」(p136)
などメディアと接するにあたって知るべきことが、端的にわかりやすく述べられています。
各テレビ局のニュース番組の内容の比較、新聞の一面の比較などは授業で使ってみたい。
メディア・リテラシーはなぜ必要なのか?
この本は、その問いにわかりやすくかつ論理的に答えてくれている。
これを読む私にそのリテラシーをしっかりと意識することを勧めていることと同時に、煽動者の一員になっていないかと自問自答させている。
メディアの視聴率による番組内容への忖度、それは裏を返せば一人ひとりの意識がある方向を一斉に向いてしまうことが、その内容を作らざるを得ない状況を作り出しているのだ。
しかし人々は飽きるのも早く、その反面池に落ちた犬は徹底的に叩くような風潮も、弱まる気配がない。
自分を理解してもらおうと思う時は、自分の一面だけをみて欲しくないと思っているのに、他人を、それもメディアを通して見る時はその一面しか見ないで、ジャッジしようとする。
罪のない者だけが石を投げよ、という聖書の一節を思い出してしまった。
そして、煽動されず、煽動せず、冷静に判断できる大人でありたいと願うばかりだ。
メディアリテラシーをわが子に教えるにあたって、大変参考になる一冊でした。
ちょうど学生時代にオウム関連の事件があり、テレビの過剰な報道に辟易し、報道としての客観視出来ないメディアのあり方に大変疑問を抱いていました。
すぐにwindows95が普及し、インターネットを使うようになりました。授業でネットリテラシーなるものがありましたが、リテラシーとは、もっと小さい内から自分の心を研鑽し、物事を多種多面的、柔軟に捉え、判断できる能力だと思います。先生がマニュアル的に教える授業のにわかマナーでは、決して身に付かないと思います。
情報過多の時代だからこそ、進んで学びたい、我子に読ませたいと思う良書です。
メディア・リテラシーとは何であるかについて、わかりやすく丁寧に書かれていた。
子どもはもちろん、わかった気でいるつもりの自分のような大人にもよく効いた。
少し怖くもなった。
思い返してみれば、ニュースをみるときに今自分が触れている情報の真偽を疑うことなんてほぼ、ない。
大衆に公開されているものなのだから、正しくて当然だと思い込み、疑うことも、同じ内容の2つのニュースを比較するなんてこともしたことがなかった。
そこに自分が得たい都合のいい情報があれば、それだけで満足していたのだと思う。
でも、それって実は私たちはニュースの作り手が大衆に見せたいものを見せられていただけなのかもしれない。
私たちが観て、読んで、聞いているものは発信されたその時点で既に言葉、映像等の情報が切り貼りされて加工されたものだ。
それだって決して間違ってはいないのだろうけれど、正確であるともいえない。
だから、そのまま丸呑みにして判断してはいけない、情報に振り回されてはいけない。
そんなこと少し考えればわかるはずなのに、いつの間にか選び取ること、自分で考えることすら面倒になっていたようだ。
その結果が過去に戦争や誤報による冤罪、過剰報道を引き起こした。
そして、そこには被害者がいたことを忘れてはならない。
考えることを放棄することは恥ずかしいことであり、怖ろしいことを引き起こす可能性がある。
今日からでも私ができることは、情報を得ようとするとき、物事を決して一つの方向からではなく、あらゆる方向から多面的にみようとすること。まずはそこから心がけようと思った。
子どもも、大人もインターネットやテレビ、ラジオなどあらゆる媒体から容易に情報を受け取れてしまう時代だからこそ、正しい情報を取捨選択するスキルが必要だと改めて感じた。
メディアを正しく使うための教科書
信仰とは、思考放棄であるとなにかで読んだ。
誤解を恐れずあえて言えば、メディアは宗教だ。
これが僕にとってのファクトである。
思考したつもりでも、その思考そのものが、実は操作されているのではないかと勘ぐってしまう時がある。
ヒトラーを選んだのは誰か?
日本を戦争に走らせたの何か?
戦争をしたという事実を分解していけば、第1情報に行きつく。
その第1情報はダイヤモンドのようにいろんな角度で光を通す。
白黒ではない問題に線引きし、標識を作るのはルールを決めるためだと伺い知る。
文脈を検証すること!それがメディアリテラシーと理解した。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
大人も、子供も、みんなに読んで欲しい!
とにかく情報が溢れていて、いつでもどこでも手に入る時代。いい時代になったなと思う反面、本書の程取るにもなっている「フェイクニュース」に引っかからないようにするにはどうしたらいいかは大きな課題だ。本書では「ニュースとは何か?」「メディアの仕組み」などわかっているようで、実は上手く言語化できない部分を丁寧に説明してくれている。私は放送関係の仕事をしているのだが、今更ながら「なるほど!」がいっぱいあった。
情報を発信する側として「裏を取れ」は鉄則。また「公平・公正・中立」も口酸っぱく言われたものだ。だが、毎日の取材、放送の中では調査したり、視点に注意を払う事がいかに難しいかも理解している。そして、本書も指摘している通り、人間なので感情がある。ここが情報発信する際の難しさであり、重要な部分でもある。そのバランスが難しい。しかし、本書のおかげで発信する際の軸がより明確に見えてきたように思う。
生きにくくなっている日本の社会。そのせいか自分の都合のいい情報を信じたいという人が増えてきているように思う。そんな人間の心の隙間にフェイクニュースは滑り込む。発信者、受信者共に情報の質を見極める目を養う為にも、本書を手に取ってもらいたい。
本書はベストセラー、ハンスロスリング氏のファクトフルネスに通じるものがあると感じました。フェイクニュースにあふれる世の中で出来る事は何かを教えてくれます。子どものみならず親世代やビジネスマンにもおすすめしたい一冊です。
ぜひ中学生に読んでほしい。
本だけではなくテレビやネットなど様々な媒体から情報が流れるこの時代、
情報を見極める力が求められます。学校での調べる学習でも
情報源をはっきりさせる指導があり、今ではメディアリテラシーの
学習が欠かせません。
そんな中、分かりやすく説明されているこの本はとても役立ちます。
調べるときに参考にしてほしい事項がまとめられていて読みやすかったです。
[フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ]
教育者として子どもたちによく伝えていることは
情報をうけとるときに
その情報が本当に正しいかどうか
判断できるようになろう
と伝えています。
ニュースでも間違えていることがあります。
たくさんの情報があふれていて、情報を吟味して
うけとる力がより必要な時代になっています。
本書はその大切さを丁寧に説明していました。
紹介します。
#メディアは人
#人は過ちをおかす生き物
#間違いを信じないために
#丸呑みしないでよく噛もう
#わかりやすさのトリック
#松本サリン事件
#栃木の重度知的障がい者
#冤罪
#真実はひとつではない
#フェイクニュースに強くなるために
#世界はグラデーション
勉強になりました。
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