花咲く神楽坂
~謎解きは香りとともに~
じゅん麗香
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刊行日 2019/12/24 | 掲載終了日 2022/10/16
マイクロマガジン社 | ことのは文庫
ハッシュタグ:#花咲く神楽坂 #NetGalleyJP
内容紹介
江戸時代の面影も今に残す街《神楽坂》を舞台にした
心を揺さぶる感動ミステリ―。
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江戸の面影が残る坂道の街《神楽坂》。
母との苦い思い出から花の苦手な大学生・木下待雪は、花屋を営む美人店長(ルビ:イケメン)の一之瀬 薊から自分の名前を「誕生花から名付けられたんだね」と優しく語られたことがきっかけで、そこでバイトをすることに。
並大抵ではない植物の知識を持つ薊のもとで松雪は、花にまつわる不思議な事件と自分の抱える秘密に向き合うことになるが――。
花屋業界への入念な取材と確かな筆致で書き綴る、心揺さぶる感動ミステリー!
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出版社からの備考・コメント
※お願い※本作はミステリー作品です。謎解きに関するレビューをこのゲラを読んで行うのはご遠慮ください。発売後に読む読者のお楽しみを取っておいてあげてください。ご理解いただければ幸いです。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。
※お願い※本作はミステリー作品です。謎解きに関するレビューをこのゲラを読んで行うのはご遠慮ください。発売後に読む読者のお楽しみを取っておいてあげてください。ご理解いただければ幸いです。
おすすめコメント
普通の男子大学生を読者の視点役として物語を進めつつ、ちょっと風変わりな花屋のイケメン店主が謎を解きます。例えるなら「シャーロック・ホームズ」タイプなので、ミステリーとして女性でも読みやすく、物語に引き込まれます。
花屋の店長、主人公の大学生を含め登場キャラが個性派の美形揃い。とくに謎解きをする店長のイケメンで一括では語れないキャラ作りは他の作品にはない感覚が味わえます。
キャラの性格に嫌味がなく、ミステリーも重苦しい内容ではないので、待雪の母親との人間ドラマとあわせてバランスも良く、読後感も爽やかです。
投稿サイト「エブリスタ」では、ミステリージャンルでいきなりの第4位を獲得!
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◎「小説家になろう」「エブリスタ」投稿作品です。
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784896379525 |
本体価格 | ¥690 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
性格良し、包容力あり、スタイル良し、美形、とくれば男女問わずころっとやられてしまうのも無理はない。完璧と思われる薊だけれど、人が良すぎてちょっと心配。そんな彼と、苦労人でしっかり者の待雪は良いコンビだと思います。
花にまつわる〝謎〟や〝事件〟を鮮やかに解決していく薊の推理力、弟想いでやたらと個性の強い兄の存在にひきつけられ、一気に読みました。花を避けていた待雪、その過去に何があったのか。最後に明かされるその真実とは。
幼馴染みの可愛い女の子の存在もあるというのに、二人の関係が「これはもしや・・・?」と思わせるところをすれすれで攻めていく感じが面白かったです。薊の態度が思わせぶりすぎるような気もしましたが、無意識でやっていることだからこれは仕方ないのでしょう。
感動的謎解きミステリー
中性的な魅力の“坂の下フラワー店”店長、薊にふと声をかけられ、アルバイトをすることになった待雪クン。最初の仕事は1本のリコリスの配達だが、ここから謎を読み解く物語は少しずつ自分の過去のリマインドへとシフトしていく。
筆者自身ミステリー小説と唱っており、なるほど!!花言葉から推理される珍事件への謎解きは差し詰めシャーロックホームズを見ているようだ。ゲラ版で277ページあるが、アッという間に読めてしまうほどのスピード感も好印象。
この本の面白いとこは推理されるネタが○言葉からの引用であること。(○部分は考えてください)初めて知ることも多く、特に後半の待雪クンの過去にはウルッとしてしまうほど○言葉には多用な意味があると理解しました。
「小説家になろう」の掲載から大望の書籍化を果たした本書は、ミステリー好き、推理好きにはもちろん、花好きにもおすすめできる一冊です。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
花屋に舞い込む花にまつわる謎。
日常系ミステリーなので、とても読みやすかった。登場キャラクターもそれぞれ個性があって魅力的!満作さんが特に好きです!謎を解き明かす事で見える花を買う人々の想いや願いに胸が温まります。
続編期待!応援してます!
とにかくメインキャラ全てがイケメン。キレイ系、ビジュアル系、強面系、よりどりみどりでありがとうございます。惚れるな危険。とにかく美形好きにオススメしたい。そしてキャラ以上に魅力溢れる物語!笑いあり、涙あり、本格ミステリの謎解きあり、そして胸キュンありの贅沢な一冊。
こんな花屋さんあったら通いたい……!!
読み終わったあと、ついつい自分の誕生花を調べてしまいました。
強面男子大生がひょんな事から看板イケメン店長が営む花屋でバイトをする事に…。花に纏わる怪事件に巻き込まれながれ、失われた感情と過去を取り戻していくヒューマンミステリー。仏頂面の男性主人公と花という似合わない組み合わせの意外性がいい色を出していて、人を選ばずオススメ出来る作品
無表情な大柄男子大学生が花が苦手なのにイケメン店主の花屋でアルバイトを始めて日時的な謎やミステリーを解きつつ成長していくお話
何というか登場人物たちが濃い!
キャラが立っていると言うのが第一印象
しかしそれが無理矢理感がなく自然な感じで生き生きしている
持ち込まれる謎・ミステリーはそんなに重いものでなく気軽に読める作品でした
待雪くんは、初めて会った人には必ず怖がられてしまいます。背が高いうえに無表情、とっても怖い顔をしているらしいのです。不愛想過ぎてバイトもクビになりました。ある日花屋さんの前で「バイト募集」の張り紙を見ていたら、そこの店長にどういうわけだか「ウチでバイトしない?」と誘われてしまったのです。一応断ってみたのだけど、何故か気に入られてバイトすることになりました。
店長の薊(アザミ)さんは超イケメン、彼に会いたくて花屋さんにやってくる人もたくさんいるくらい!それを薊さんのお兄さんの万作さんはとても気にしています。待雪くんに「番犬」になれなんて言ってくるのです。
花屋さんって見た目はきれいだけれど、水仕事だから冬は寒いし、花の扱いは大変だし、実は体力がとてもいる仕事なんですね。
花屋さんへやってくる人たちの不思議な行動を見ながら、待雪くんはいろいろと想像します。この人はどうしてこの花を選んだんだろう?なんてね。いろいろな事件が起きるけど、それを解決していくにつれ待雪くんは少しずつ普通の人としての感情を取り戻していくのでした。推理物という側面もあるけれど、この物語は待雪くんの成長物語なんだと思います。
それにしても、薊さんと万作さん兄弟は強烈なキャラだから、アニメ化したら良さそうねって思いました。
面白くて一気に読んでしまいました。この物語には私の好きなものが沢山登場して楽しい読書タイムでした。神楽坂、植物、イケメン。登場キャラクターも個性的で登場する度に『今度は何?』とワクワクします。ミステリー的には『なるほど』と感じる雑学的なもの、花言葉、暗号などなどバラエティに富んでいて飽きません。そして個人的には2場面でウルッときてしまいました。是非シリーズで読みたいです。
神楽坂にある「坂の下フラワー」
ここには、個性豊かな人々と、あふれる愛情と、ちょっとした不思議が集まる。
連作短編形式の日常系ライトミステリー。
とはいえ一部を除き事件というほどの事もなく、ややあっさりした印象もあります。
どちらかと言えば主人公の心の成長を描く、ヒューマンドラマの面が強いでしょうか。
母の残した一句。そこに込められた意味。
これまで目をそらし続けた主人公が、ひとつの出会いをきっかけに、それと向き合うまで。
そんな成長の過程を、物語全体を通して感じ取れるかと思います。
それと、刊行時に変更されている可能性もありますが、主人公の性格を反映したのか地の文にやや硬さがあり、
そこが少し引っかかる印象があります。
とはいえ、ひとつひとつのエピソードが上手くまとめられているのと、
キャラクターが個性的なため、読み進めていけばそれほど気にならなくなるかもしれません。
(この辺は好みがだいぶ出ると思いますが、一応記させていただきます)
謎解きもキャラクターも楽しめて、たくさんの人に好かれそうな作品です。絵になるイケメン兄弟がいいですね。これからは、花言葉を気にするようになるかもしれません。近くにこんな花屋さんがあったらどうするかな、と想像してしまいます。面白くて一気読みでした。
日常の謎を描く連作短編集。
花屋を舞台にしており、花に関する謎が出てくるのが面白い。
敢えてそうされているのでしょうが、主人公以外の人物がとても魅力的。
優しい気持ちになれる。
ぜひ、シリーズ化してほしい。
何となく、ビブリア古書堂の事件手帖を彷彿とさせる作品ではないか。店主は何となく女性っぽいイメージとして描かれているが男性だし、古書店ではなく花屋ではあるのだが、本屋の栞子さん、花屋の薊くん。活字が読めない男子が古書店でバイト、花が苦手な男子が花屋でバイト。古書の蘊蓄で謎を解く。花の蘊蓄で謎を解く。どちらも変わった味わいのあるミステリーである。
はじめは純粋に花にまつわる謎解きであるものが、段々と身に危険がおよびかねない事件も発生。少々強引な謎解きもあるが、あくまでも花にこだわったミステリーである。待雪君が花を苦手とする原因である母親との関係も最後はほろ苦くもハッピーな結末。癒やし系のキャラが集合したほのぼのミステリーであります。
花に関するミステリーということで、ミステリー好きには新たな発見があり、面白かったです。主人公のものの見方や感じ方、考え方にも好感が持てました。せっかくほんわかとした話なので、奇抜すぎる兄と幼馴染の無理している感がもう少し自然な感じになるとより好みでした。
訳あって無表情になってしまった主人公、待雪。愛想もなく強面なためにバイトを首になった彼は、ひょんなことからイケメン店長・薊がいる花屋さんに雇われることになる。
神楽坂の花屋を舞台にした日常の謎解きもの。花屋の店長は正統派のイケメン、店長の兄はビジュアル系のイケメン、主人公も無愛想だけどガテン系のイケメンっぽいので、よりどりみどりイケメン花盛り(笑)。
各章の謎解きも凝りすぎずちょうどいい感じで、しかもお花の知識がゲットできるというのもうれしい。
あいにく神楽坂には詳しくないので、土地の雰囲気がちょっとわからないけれど、きっとすてきな趣きがある場所なんでしょうね。行ってイケメン店主の花屋さんを探しがてら散策したくなりました。
ある事情から花が苦手だった待雪だが、地元・神楽坂の花屋でバイトすることになる。美しすぎて優しすぎる店長、たまに襲来する店長の美しすぎて強烈すぎる兄。でも居心地の良い職場だ。
お客との間に生まれるトラブルや謎を解決しながら少しづつ花屋に馴染んでいく待雪。実は彼には幼い頃からの深い悩みがあった…
神楽坂を舞台にしたほっこりとした日常ミステリ。実在のお店や名所も盛り込まれていて興味を惹く。
読後、この本を片手に神楽坂巡りもよいかも。
大事なことを取り戻す場所。
大学生・待雪は幼い頃の事情の故、表情に乏しくこと友人のいない生活をおくっていた。ふと目にした花屋で美青年店長・薊と出会い運命は変わっていく・・・
花屋を舞台とした連作ミステリー。強烈な個性をもちながらも優しい人物に溢れ、花にまつわる知識から謎を解いていく様子が色、匂い、瑞々しさまで漂うようで心地よい気持ちにさせます。凝り固まりがちな心の中を優しく溶かしていくようです。
するりと読める日常の謎を扱うミステリ。残酷な描写はないので、安心して読むことができる。
大柄で強面、感情表現の希薄な19歳、待雪が主人公。隣家に住む幼馴染のマリア。
待雪が、花屋の店長である薊と出会い、そこでアルバイトをするようになって、物語が動く。
薊とその兄の満作のイケメンぶりも物語のよいスパイスになっているが、様々な花と花言葉の蘊蓄も楽しい。
シリーズ化されてもいいような一冊だ。
大柄で無表情な男子大学生の待雪がコンビニバイトをクビになり、花屋の前でアルバイト募集の張り紙を見ていると、店長の薊に声をかけられ花屋で働くことになった。花屋で多くの時間を花と触れ、薊と共に花にまつわる事件を解決していく中で、雪待の「花=母との思い出」という関係が薄れていく。日常系のライトミステリーで読みやすく、キャラクターも魅力的。続編が読みたい!
登場人物のキャラが立っているので、引き込まれて読みました。
花には花言葉があり、いろいろな意味を持っていることは知っていましたが、こんな場面でこんな風に使うんだと意外性もあります。
きっと著者のじゅん麗香さんは花が大好きな人なんだなぁと感じました。
コミック化もありなのでは?
なかなか面白かったです。多分実際に発売されるものはフリガナふってあると思いますが、ゲラはふってなかったので、店長本人が自分でも読めないと言ってる「薊(あざみ)」を読めない人も多いのではと気になりました。挿絵がないのが残念。表紙絵には出てこない弟溺愛のお兄ちゃんが気になります。
癒やし系イケメンの花屋の店長(弟)薊・弟大好きビジュアル系でかっこいい雑貨屋(満作マンサクって...)・無愛想で無表情デカイ木下松雪(花屋のバイト/男)
イケメン祭りです。バイト君の20歳の誕生日に二人で食事等、何やら妖しい匂いがいたします。ミステリです。毒殺疑惑にストーカー、拉致監禁。
結構危険な目にも遭います。
松雪のお隣さんで幼なじみ:碓井マリアが謎解きを助けます。ご飯も作ってくれます。うーーん、松雪、君は贅沢だ。
幼い頃家庭に恵まれなかった待雪は、そのせいで笑うことも泣くこともできない人間になってしまった。大学には入ったものの、表情がないせいでバイトも馘になり困り果てていたところ、神楽坂のとある花屋で働くことになる。店主・薊は何かと事件に巻き込まれ、待雪もそれに関わることになってしまう。しかし、薊、薊の兄満作、そして幼馴染みのアリスなど周りの人の優しさで、待雪の心は少しずつ溶けて行く。ハラハラドキドキするけれど、心が温かくなるほっこりミステリー。
まず表紙イラストの花とイケメンの組み合わせに心が踊ります!
存在感のあるキャラクターが生き生きと語りかけてくるのに加え、花言葉やハーブの知識など女性の心をつかむ雑学と謎解きの絶妙な匙加減がたまらなくクセになります。
じわりと心に刺さる家族愛をベースにしたさらりと読めるライトミステリー。
続編を期待します♪
無愛想な待雪はイケメン店長の薊に誘われ神楽坂の花屋で働く事に。薊のお花に関する蘊蓄、知識が楽しい。たくさん花言葉があるのはそういう理由だったのか。満作にマリアそして柴田亜紀とキャラもいいので続編読みたいです。
映像化しても面白いのでは?という特徴的な登場人物というのが第一印象。
歴史的にも興味深い神楽坂という街の花屋さんを舞台に繰り広げられる短編ミステリー集とでも表現するといいのでしょうか。
笑顔がないとコンビニをクビになるような、子供も泣かせちゃう主人公待雪。
そんな彼が中性的な美男子の坂の下フラワー店長薊と出会い、今まで感じたことのない感覚を受け、少しづつ変化を見せる中、様々な事件?に巻き込まれる。
花に関する知識を存分に持つ著者なのだろうと感じるが、花だけでこれだけのミステリーを編み出せるのか?と驚くとともに、血生臭くないストーリーとなっているところがあたたかみを感じる。
今は亡き母の残してくれたメッセージに対し、目を背けていたが、徐々に真実を知りたくなるという流れはわかりやすさもありつつ、本当にほっこりさせていただきました。