レームダックの村
神林長平
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刊行日 2019/11/07 | 掲載終了日 2019/12/16
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内容紹介
弱者排除主義や社会的怨嗟を動機とした犯罪が多発する、 階級制が顕在化した近未来の日本--。
世界各地でパワーローダーを着けた人間が無差別テロを実行し大勢の市民が犠牲となる。また世界同時多発でネット環境が破壊され、電子データが蒸発、金融システムも崩壊してしまう。正体不明の敵から経済テロを仕掛けられた人類社会は、その巨躯を動かしていたマネーという神経伝達物質を失い、また血流であるところの物流や人の流れが滞った結果、ゆっくりと死に始めていた――。
SF界の第一人者が世に問う、傑作『オーバーロードの街』に連なる黙示録的大長編。
おすすめコメント
【大森望氏、激賞!!】
「まさに想像を絶する展開、いまだかつてない終末SFだ。」
【大森望氏、激賞!!】
「まさに想像を絶する展開、いまだかつてない終末SFだ。」
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784022516442 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
書店関係者 513020
ムラ、クニ、敵の三つ巴の行方は・・・「人類」vs「人類以外」第2幕。
文化欄新聞記者の真嶋は地方支社に向かう途中で、謎の2人組に拉致され「ムラ」に連行される。その「ムラ」は独自の価値観で昔から存在し、ある人々を匿う場所でもあった・・・
「ムラ」の実態が明かされるにつれ、前作との繋がりも明確になってきますが、単作でももちろん引き込まれます。(むしろ前作が未読なんで、気になってたまりません)
電子の網が世界中に貼り廻られている現在、いかにその網が非常に脆いものであることを痛感させられます。
我々は「網」を捨て、「野」に下る時期なんだろうか・・