檸檬の棘

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刊行日 2019/11/05 | 掲載終了日 2019/11/05

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内容紹介

孤高のミュージシャン、そして小説家。 魂の最新長編書き下ろし。

 「十四歳。私は父を殺すことに決めた」


 孤独と怒りを抱えた少女が、崩壊寸前の家族を捨て、 全寮制の中学校へ行くのは圧倒的なひらめきだった。
家を出て行った父と、それを受け止めた母、静かに悲しむ弟。 四人家族の輪から最初に抜けたのは、私。
それでも私は「父親」という存在にいつまでも囚われている。

許せない、苦しい、わかってほしい。
私は「特別な子ども」になりたかった――。

「この話を書かずに、のうのうと作家人生を送れたら良かったのに――黒木渚」
 4年ぶりフルアルバム「檸檬の棘」同名小説、ついに刊行!

孤高のミュージシャン、そして小説家。 魂の最新長編書き下ろし。

 「十四歳。私は父を殺すことに決めた」


 孤独と怒りを抱えた少女が、崩壊寸前の家族を捨て、 全寮制の中学校へ行くのは圧倒的なひらめきだった。
家を出て行った父と、それを受け止めた母、静かに悲しむ弟。 四人家族の輪から最初に抜けたのは、私。
それでも私は「父親」という存在にいつまでも囚われている。

許せない、苦しい、わかってほしい。...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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おすすめコメント

この話を書かずに、のうのうと作家生活を送れたら良かったのに。
一年間の憂鬱な執筆期間を経て、誰にも読まれたくない私小説を完成させてしまいました。
「檸檬の棘」を書いたのは音楽家の私とは正反対の私です。臆病で、ひねくれもので、繊細な死にたがり。
そんな自分と対峙しなくてはならず、自己嫌悪と恥ずかしさでどうにかなりそうでしたが、この作品なくして私の作家人生は始まらないのだろうという予感もありました。
「檸檬の棘」を書き終えて以降、自分が創作するために生きているのか、生きるために創作しているのか分からなくなりました。
この先、私は何もかもを犠牲にしながら作り続けてゆく気がします。
―― 著者より

この話を書かずに、のうのうと作家生活を送れたら良かったのに。
一年間の憂鬱な執筆期間を経て、誰にも読まれたくない私小説を完成させてしまいました。
「檸檬の棘」を書いたのは音楽家の私とは正反対の私です。臆病で、ひねくれもので、繊細な死にたがり。
そんな自分と対峙しなくてはならず、自己嫌悪と恥ずかしさでどうにかなりそうでしたが、この作品なくして私の作家人生は始まらないのだろうという予感もありました。
「檸檬の...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065177549
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

「棘」は何のために。
中学から全寮制に入り家を出た栞は、家族の成り行きを間近で体感することなく、伝聞として経験していた。「瓦解」の原因とした「父」の突然の死。葬儀に向かいながら自分を振り返る・・
自己を確立させるため守るためにまとった「棘」が父への嫌悪・憎しみであることが明かされていく様が自分の内側にむ向けられているようで痛々しい。
同じ個体であるはず棘が成った実に対し何を思うのだろう・・

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