ロス男
平岡 陽明
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刊行日 2019/10/08 | 掲載終了日 2019/10/07
ハッシュタグ:#ロス男 #NetGalleyJP
内容紹介
生まれた時から損(ロス)している世代と言われているけれど、そろそろ本当の自分の人生を、起動させたい――。
「ロスジェネ世代」と言われた自分たちは、いったい何を「喪失(ロス)」してしまったのだろうか。
40歳、フリーランスのライター、正規雇用経験なし、未婚。たった一人の肉親である母を亡くしてから、漠然とした喪失感を抱えていた。ある日、偶然再会した元同僚の「死ぬまでにやりたい10のこと」リストの作成を手伝ってから、少しずつ世界が変わり始める。
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065170342 |
本体価格 | ¥1,450 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
主人公は、40歳のフリーランスのライター、未婚。
主人公と同世代なので、深く突き刺さる。
自分たちの世代は、いろいろロスなんだなぁ。
漠然とした不安。本当の自分の人生って何なんだろう。
若いオジサン達への応援歌。
ロスジェネ。何を喪失したというのか、そう呼ばれこれという活力もなくなんとなく生きる。ゆとり、さとりと様々に呼ばれる世代がある。どれもなぜか前向きでない感じがする。今生きているというのに。しかし、そこでもがきあがき、どうにか現状を変えようとしている小さな抵抗を見た。
ロスジェネ世代40歳独身フリーライターの平々凡々過ぎる主人公と、仕事を通じ知り合った10代~70代の色濃い仲間達との日常。心身に抱えた問題と上手く付き合っていく術を価値観の違う老若男女が集って試行錯誤する様が、冷静なようで甚く必死に見えて胸に閊えるものと共感を覚えた。漠然と不安を抱えてる人にオススメの雲が少しとれるような素敵な作品
題名通りロスジェネと言われる世代の男性が主人公です。
本人的には自分のことをぱっとしない人生と捉えているけれど、自分の周りのことは仕事も人間関係もしっかり構築してきた人生だと思えたし、人柄が良くて好感が持てました。もう後半は実在の友達のように親しみを感じてしまうほど。
70代の旧知の飲み仲間がユニークな人で、軽妙なやり取りに何度もクスリとさせられました。
他の登場人物も魅力的で、それぞれ現代社会を写し取っているような何かしらを抱えていたりもします。
ちょっとうるっとくる場面もあり、主人公と共に色々な気持ちになりながらとても楽しく読めました。
それから、日本酒が沢山出てくる部分があり、日本酒好きな人には嬉しいだろうなぁと思います。