婚活食堂1
山口恵以子
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刊行日 2019/09/07 | 掲載終了日 2019/11/04
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内容紹介
「王様のブランチ」で話題!
「食堂のおばちゃん」で人気の著者、新シリーズ第1弾 心もおなかも満たされる幸せの食堂、開店です。
牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。 元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって――。 ときにほろ苦くも心あたたまる連作短編集。
おすすめコメント
名物おでんと絶品料理が並ぶ「めぐみ食堂」には、様々な恋の悩みを抱えた客が訪れて……。心もお腹も満たされるハートフルストーリー。
名物おでんと絶品料理が並ぶ「めぐみ食堂」には、様々な恋の悩みを抱えた客が訪れて……。心もお腹も満たされるハートフルストーリー。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784569769547 |
本体価格 | ¥680 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
山口恵以子氏の食べ物系のお話
山口さんのお話に出てくる食べ物は何でも美味しそうでお腹がすくのが困りもの
内容もするすると飲み込んでいけ、
消化不良になるような話は無く
楽しく読めます
続編期待してます
美味しそう!おでんの湯気のかおりが画面越しに漂ってきます(笑)お節介や押しの強さを感じさせないのに、上手に常連さんを幸せに導く恵さん。さすが元カリスマ占い師。
常連さんはみな結婚してしまいましたが、この終わり方と、タイトルの1…2があるんですよね?はやく続きが読みたいです!巻末のレシピも嬉しい。トマトおでんはさっそく作ってみます。
結婚相手意を探すのって最近は大変なんですねぇ。昔は世話を焼いてくれるおばさんたちが大勢いたけど、今は婚活専門の紹介業者があって、そこで婚活パーティーとか、マッチングサービスとかがあって、そういう所にお世話になっている人が沢山いるってことは、結婚難民がかなり大勢いるということなのかしら?それとも玉の輿を目指す女性が多いのかしら?
普通の生活では出会いが余りにもないってことなのでしょうかね?「めぐみ食堂」は少しずつ婚活のパワースポットみたいになっていきます。
これもまた、今どきの結婚事情なのでしょうか?
そして「めぐみ食堂」のおでんはもちろん、お料理がどれも美味しそうで、読んでいてお腹が空いて困ります。
仕事がうまくいかなくても、恋がかなわなくても、美味しい食事を食べられたら元気が出る。どうしようもなくなる前に、自分に必要な滋養を得る。食事とプラスαに出会える食堂。そこに行けば誰かに何かに出会えると思える場所があるのは幸せなこと。
山口さんの描かれる食べ物は本当に美味しそう。巻末のレシピが参考になります。婚活そのものの話はもちろん、お店の話や、それぞれの恋愛、結婚、過去などがとても生き生きと描かれていて面白かったです。終盤はもうお告げのように「いきなさい!!」とかになってて、それも面白かったです。パワースポットとして勝手に広められてしまうのは、SNSの功罪ではありますが、どんな状況であれお店の人に非礼はしたくないな、と思ったのでした。#NetGalleyJP
ある出来事から力を失った占い師、恵。彼女の営む小さなおでん屋には今日も心に寂しさを抱えた人間が集まってくる。何気ない日常のお話だが、キャラ立ちがはっきりしていて、尚且つ常連ひとりひとりにスポットが当たるので読みやすい。最後の終わり方は人を選ぶ。
「婚活」を開催している「食堂」?違った。
結婚を望む(そうでない人も出てくるが)人が愚痴や相談を言いに来る「おでん屋」、
心もおなかも満たされ、何かに出会える「めぐみ食堂」。
女将は元・人気占い師:人に見えないものが以前は見えた。
おでん屋になった今では、人の背後に影が見える程度で霊ものではない。
付け加えると、ほのぼの系でもない。
結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになるのだが...。
縁は不思議。意外な組み合わせも。巻末レシピ集が豪華。
1、とタイトルにあることに安堵をいただいた。
また恵さんの物語の続きが読めるのかと思うとわくわくした。
それぞれの登場人物達の行く末が気になりはするものの(読み)進めてしまうといつかは終わりがきてしまうという寂しさとの葛藤が最後まで続いた。
作中に出てくる料理の美味しさが見事に伝わってきて、早速作ってみました。
レシピがある至れり尽くせり感にまた感動でした。
人の役に立ちたい、人の幸せを願い、叶えるために実際に人助けができる。おでん屋めぐみ食堂の女将の恵は、そんな人だ。恵の過去は、実は売れっ子占い師。なのに、なぜ、おでん屋を?そこに至るまでの波乱万丈の人生は、テンポよく語られているが、ちょっぴり切ない。引き寄せられるように辿り着いたこの店で、恵の不思議な力と心がほっとするような料理と裏の努力で、常連さん達それぞれが幸せをつかんでいく物語がとても快い。でも、ほっとしたのも束の間、とんでもない出来事が!次はどこで、どんな縁が紡がれていくのだろうか。続編が待ち遠しいです。
食堂で婚活している、というわけではなく
婚活中の人達がお客さんとしてやって来るお店「めぐみ食堂」。
食べ物が美味しいのはもちろん、
結婚までの色々をこんな風に話せるお店は
楽しいなぁと思った。
自分はどうということでなく、話を聞いていたい、大変興味深い。
蟹面や車麩がおでんの具なんだ…と驚きました。
一番驚いたのはトマトの冷やしおでん。
おでんがメインだけどお通しやちょっとした一品が出てきます。
これがまた美味しそう。
山口さんの小説はいつも満腹状態で読まないとついつい何か食べてしまいそうになります。
「めぐみ食堂」にやってくる常連の女性達の婚活が意外な展開を見せるのが読みどころです。
そこに元人気占い師の恵が、昔ながらの力が少しずつ戻ってきて、常連達の相談にのります。
女性がお一人様でも気軽に行ける食堂が小説の中だけでなく、近所にあったら行くのになぁ。
巻末についているレシピもおススメです。
こんなおでん屋さんがあったら
常連になってみたい
婚活は別もしても
女将さんに仕事の愚痴なんか
思わず言ってしまいそう
程よい距離感
一歩間違えばお節介な部分もあるけれど
感じてしまうからしかたがない
美味しそうなお酒のつまみ
なんとなんと!
レシピまで!
誰かつくってー!
●「新しいテーマで面白いです!」
婚活を応援する側が主人公で、
それがおでん屋の
(そして料理がすごい美味しいそうだと思ったら、巻末にレシピあり)
女性おかみで……
そこに集う人達を元々もっていた力と新しく備わった力で
応援していくみたいな。
結構意外な組み合わせで結婚が決まるもの
リアルでとっても良かったと思いました!
ラストはえーーーーーってなったけれども
あーーーこうやってまとめるのかっと感慨。
是非続きをみた
1とあるから 2もありますよね おすすめな本です
面白かったです
「めぐみ食堂」そこは美味しい料理を食べながら婚活もうまく行く不思議なおでん屋さん!
出てくるおでんダネはどれも美味しそうだし、お通しや一品料理もその季節の旬を味わうためのアイディアがたくさん!そして、訪れる常連客たちの婚活事情がまた切なさあり微笑ましさありという感じで読み応えがありました。相手との心のすれ違いや周りの反応など婚活の難しさや、 ひょんなことから関係がうまく進んだりと、いろいろな人間模様を覗けます。
巻末に、本編中に出てくる美味しそうなメニューのレシピがあるのも嬉しいところ!「貧乏人のアスパラ」というネーミングにも惹かれるし、「蒸しイチジクの甘味噌かけ」も気になるので今度作ってみようと思います!タイトルからしても続きがあるようなのでまた次回作も楽しみにしています!
『婚活食堂』という題名から、もっとふわふわした感じなのかと思いましたが、違っていました。
元占い師の恵が営むおでん屋「めぐみ食堂」を舞台にした作品は人情や家族、生き方など、いろいろ考えさせられるものでした。
作中のお料理はどれもおいしそうで、巻末にレシピがついているのも心憎い。
料理屋さんを舞台にした作品は、最近の流行りでもありますが、これはまた一味違った感じでよかったです。
肌寒い季節になってきました。そうなると食べたくなるおでん。今や町中であまり見掛けなくなったおでん屋さん。おでんで体は暖まり、女将の不思議な力で心も暖まる。山口先生の作品を読むと必ずお腹がグーっと鳴ってしまう。そうなったら巻末のレシピの出番。山口先生の作品は恵食堂と同じ。物語で心がポカポカし、レシピで美味しいものを食べて体もポカポカ。胃袋と心を喜ばす。とにかく今夜はおでんと(牛すじ・葱鮪ははずせない!)貧乏人のアスパラガスを作ります。
人の運命を示唆するものが見える人って本当にいるのかな?そんな人が近所のおでん屋の女将だったら、私ならものすごく依存してしまいそう。女将が元すごく当たる占い師だったと知りながら、みんなわりと普通に愚痴ったり相談したりして、時には客同士、時にはおでん屋の女将である主人公が、結婚を決めるのをそっと後押しする。人間自分だけでは視野が狭くなり、判断が鈍るもの。信頼できる程よい距離感のお客さん同士、おいしい肴をつまみに酒を飲み、話すうちに自分の本当の気持ちに気付いていく。
四谷の路地にひっそりと佇む「めぐみ食堂」はおでんがメイン。女将は元占い師という変わり種で、ある特殊な能力を持っていて、常連が立て続けに成婚したことで婚活パワースポットみたいな店になる。思っていた縁とは違っても、旨い料理と共に愛が芽生え、それを優しく見守る女将さん、縁は異なもの味なものなのね。旬を意識したお通しと、おでん種には珍しい葱鮪、トロトロの牛すじ、出汁を取ったあとの鳥肉「スペシャル」がめっちゃ美味しそうで、婚活関係なくこんな店が近くにあったら通いたいな。巻末にレシピがあるのが嬉しい。
初読みの作家さんです。元有名占い師の恵がやっているおでん屋さんで、婚活中の常連女性たちが次々と結婚していく。占い師時代の力が時々顔を見せる時はあるけれど、殆どは自然の流れで結婚していた様な気がする。色々なお料理が出てきて、巻末にレシピ集もあったのが良かったです。
僕には少し物足りなかったです。
恵の他人の背後に光や影が見える不思議な力に、もっと焦点を当てて、その力で難問をガンガン解決していくファンタジーなのかと言ったら、お客さんにアドバイスを与えるぐらいで、受け身の姿勢に「もっと行け!」とストレスがたまりました。
おでん屋の店主は元占い師!
もうこれだけで面白いですね。
そしてその占い師というネタで全部解決するのではなく、挫折した占い師の力がなんとなくほんわかとしたはっきりしないものであるのが特にいいです。
おでんがとっても食べたくなりました。