ムゲンのi
知念美希人
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刊行日 2019/09/20 | 掲載終了日 2020/04/02
ハッシュタグ:#ムゲンのi #NetGalleyJP
内容紹介
展開も結末も予測不可能! 著者渾身の超大作‼
若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件に挑む。眠りから覚めない四人の患者、猟奇的連続殺人、少年Xの正体――― すべては繋がり、世界は一変する。
「命を削り、魂を込めて書き上げた私の最高傑作です。めくるめく夢幻の世界と、そこに秘められた謎をご堪能ください。」(知念実希人)
『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』2年連続本屋大賞にノミネートされた著者の最新作!
【著者紹介】知念実希人(ちねん みきと)
1978年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業後、内科医に。2011年、【第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞】を受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』と改題して19年に文庫化)でデビュー。主に医療ミステリーを手がけ、『仮面病棟』は50万部超のベストセラーになる。
出版社からの備考・コメント
※発売の際は【上・下巻】になります。
おすすめコメント
【担当編集・森広太】
『仮面病棟』の衝撃的な展開、『優しい死神の飼い方』の幻想的な感動――この二作の面白さを同時に味わえる奇跡のハイブリッド小説。前半は楽しくじっくり、後半は徹夜必至、知念実希人の神業を存分に味わってください!
【営業担当・河合健介・島田拓弥】
私達は著者の魂を確かに受け取りました。この超大作を読んでいただければ、その熱量を絶対に感じるはず。この作品は知念実希人ファンだけでなく、さらに広い読者層を取り込めると確信しています。魂を込めて販売しますので、ぜひ本作の拡販にご協力お願いします!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575242089 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
感想を書くとなるとなるべく自分の感じた事を細かく伝えたいと思いながら書くのだが、この作品、とにかく面白いっ!!の一言。ミステリー×ファンタジー×ホラーを1冊で読めてしまうお得感!ページの重さを感じさせない。『あれ?何?どうなってるの?』と思った途端にスピード感が増しボルテージが一気に上がる。タイトルにも納得。目に見えるものだけじゃない。自分自身に刻まれた沢山の愛を再認識させられた時涙が溢れた。
夢と現実が織りなす極上の叙述ミステリーでありながら、大切な人の存在の優しさや、「赦し」というものの重みを教えてくれる壮大な物語でもありました。
夢幻の世界でうさぎ猫のククルと過ごした時間がかけがえのないものだと気づくとき、失ってしまうものを知ったとき、それでも残った大切なものを感じたとき、グッと涙をこらえて読みました。
残酷な世界にそっと寄り添う優しさ、悲しい真実とともにある大切な想い、とても温かい気持ちになりました。
この本に対する著者の熱い思いが伝わりました。
著者の代表作の一つになること間違いないでしょう。
夢幻の世界で眠り続ける4人の患者。
患者の治療にあたる主人公の衝撃的な展開。
さまざまな「愛」を感じて終結する物語の流れに「この本を読んでよかった」「この本の良さを一人でも多くの方に伝えたい」を思いました。
身体に異常が無いのに眠り続ける原因不明の病で4人の人間が搬送された。
トラウマを抱えた医師が4人を救い出すため夢幻世界へ飛び込んだ。
壮麗で美しい夢幻世界が恐怖に変わる時。。。
夢幻世界の美しい描写を読むためだけでも手に取る価値あります。
最初は普通の医療関係の小説だと思っていたのであれ?と。
全く予想してなかった展開に、最後は引き込まれるように一気に読みました。
個人的に長編を一気読みするのは得意ではないけど、挫折することなく読めたのはやはり
「面白かったから」
の単純な一言です。
物語の根底を覆すほどのどんでん返し‼︎
*
発売の時は上下巻に分かれるようです。
本当に超大作でした。
長いけど、全然飽きずに最後まであっという間に読めちゃいました。
何気ない記述が伏線になっているので、違和感を感じた箇所を覚えておいて欲しいです。
のちのち「あー!なるほど!」ってなること間違いなし。
いつもはまとまった時間に読書をしているのですが、この作品を読み始めてから1分1秒でも読みたくて、物語に触れていたくて、文字通り夢中になりました。最後は涙が止まらなかった。
この物語には、無限に広がる「愛」が満ちていました。
知念さんの作品は医療ミステリーのものしか読んだことがなかったがファンタジーが入った今回の作品も面白くびっくりしました。
イレスというずーっと眠り続ける病気。
夢の中の世界で解決していくという。夢の世界がどんなところか細かく書いてあり想像しながら読めて吸い込まれていきました
下巻もたのしみです。すぐ読みたいと思います。
文句なく面白く、上下巻一気に読んでしまいました。マブイ、ユタ、マブイグミなど、沖縄の習俗にとても興味があるので、その点でも面白かった。そういったいわゆる超自然的な要素と、医療ミステリーをうまく組み合わせていて、誰が読んでも楽しめるものに仕上がっている。ここ最近本屋大賞にノミネート常連になっている知念さんですが、それも納得です。
面白さだけを求めてあえて露悪的にすることもできるのに(よくあるよね、そういうの)、出てくる人々がとても誠実で善良なのも素敵だなと思う。そのおかげで事件自体はとても陰惨で猟奇的なものであっても、救いの光の見える結末で、万人にも勧めやすい良書になっていると思った。
非現実的なストーリーだからこそ、現実の心のつらさ、悲しみが浮き彫りにされていると思う。
1つの物事も受け取り方は、人それぞれ違い、絶対的な「悪」はあるのか、と考えさせられる。
限界だと思った時、立ち直れない時、自分の中にいる もう1人の自分を思い出し、勇気を出せる 作品でした。
ミステリーだと思ってたら、私の好きなファンタジー要素もあって読みやすかったです。夢幻の世界の幻想的でおとぎ話に出てきそうな綺麗な風景描写と、殺人事件の凄惨な描写の対比の差が激しくて印象に残りました。話が進むにつれ、様々な事件がどう繋がるのかワクワクしながら読みました。
とても精密で繊細な作りの作品で正に職人技ですね。流石です!!
読んでいるとなんだかゲームをしているような感覚になってくる、自分はあまり読んだことのないタイプの作品でした。
没入感がしっかりとあり、読者を楽しませようとする知念実希人さんの配慮も感じられてとても楽しく読むことができました。
眠り続ける患者の夢の中に入って、その中の世界のアトラクション的な物を楽しみながらも、謎を解き明かし解決していく。解決していく場面もそれぞれの世界でシステムが違っていて飽きない工夫がされているように思えます。
最後までワクワクしながら読むことができ、下巻の後半はもう一気読みしてしまいました。