犯人選挙
深水 黎一郎
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刊行日 2019/09/17 | 掲載終了日 2019/09/16
ハッシュタグ:#犯人選挙 #NetGalleyJP
内容紹介
SNSで話題沸騰!
密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクト。
前代未聞!
犯人を自分で決めるミステリー!!
『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。 築30年の「大泰荘」で8人の大学生が共同生活を送っていた。ある朝、マッチョな男性住人が鍵のかかった自室において遺体で発見される。深夜には建物の玄関にチェーン錠がかけられるため、たとえ鍵を持っていても中には入れない二重の「密室」で誰が彼を殺したのか? 住人の誰もが怪しく、誰にも動機が……。
「7つの選択肢」から犯人を選んで下さい。
先行読者投票の結果も収録!
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
おすすめコメント
『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』など斬新なミステリーで知られるメフィスト賞作家・深水黎一郎さんが前代未聞の企画に挑みました。
密室で起こった殺人事件の問題篇を、1ヵ月間ネットや電子版で無料公開し、読者に「7つの選択肢」から、犯人を「当てる」のではなく「決めて」もらうのです。
投票結果は如何に? 投票結果を踏まえて、どのような結末になったのか?
投票をした方は勿論、投票をしていない方も「犯人選挙」を堪能でき、推理の愉悦に身を委ねられる傑作の誕生です!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784065165577 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
自分だったらこの結末が面白いと思う、という選べる解答編はとてもゲーム的で楽しかった。
ただもちろん「この犯人を選ぶとここが陳腐になるんだよなぁ」というのも往々にしてあり、それこそがまた選ぶ醍醐味でもあった。
投票1位しか読めないと思ってたので、全ルートが見られたのは非常に嬉しい。
全く新しいミステリー小説に出逢った。
殺人事件の犯人を推理して読者に投票させるという試みが面白い!ミステリー小説でありながらコメディの要素もあり、何度もニヤニヤしてしまう。
主人公の料理の薀蓄ぶり、ミステリー小説の知識とは裏腹に、ちょっと自分や周りが見えていない残念さもまた読者の老婆心をくすぐる!
小説を生み出す作家の創作を、読者も少しだけ体験できる作品。新しい世界を見たい人はよむべき!
犯人当てならぬ、犯人決め!?
8人の若者が暮らすシェアハウス「大泰荘」で、密室殺人が起こります。
犯人は誰だ?示された情報から、誰が犯人なのか推理し、7つの選択肢から選びます。
本作は問題篇を1ヵ月間ネットや電子版で公開し、読者に誰が犯人か投票してもらう、というユニークな方法で作成されました。
問題編に仕込まれた様々な謎を解き明かせるか?
誰を選んでも犯人なのが面白い。楽しんで推理してください!
メデイアミックスと言うのでしょか。
SNSで犯人投票を行うという新しい取り組みが興味深かったです。
問題編、解決編を続けて読んでしまいましたが
せっかくなら投票気分を味わうために一晩ぐらい犯人を考えても良いかもしれませんね。
とは言え、私が選んだ犯人は一番人気でしたが。熟考したらまた違ったかも。。。。
新しい!ネットや電子書籍がない時代にはありえなかった、読者参加型のミステリー。タイトル通り読者が犯人選挙をするのですが、投票の結果、一位にならなかった全てのストーリーを読むことが出来たのは、ゲームを攻略するようで斬新でした。全てのストーリーを見終わった後のエンディング?も鮮やか。
欲を言えば、○○界、が北斗七星の異名であることに7以外の意味がないのであれば、「千帆説」、「洸一説」であった方が私には分かりやすかったです(^-^;
読ませていただきありがとうございました。
本書は事件発生までを描いた第一部、色々ある第二部(ネタバレになるので割愛)、解決篇の3部構成になっている。解決篇では7通りの結末(犯人)が提示されている。
第一部、第二部だけをネットに公開して、文字通りの”犯人投票”を行うという趣向は面白い。
でも「ミステリとしては少しアンフェアじゃないかなあ」と思ったりもした。7通りの結末が取れるということは、第一部、第二部の内容だけでは読者は犯人を特定することはできないので。まあそれが本書の企画で狙いなので、そこは個人の嗜好によると思う。
昨今人気の「日常の謎」系とは違ったガチのミステリですよ的な巻頭の宣言にワクワク。
意表をつく解決篇はまさに超絶技巧!!
本格愛好者にはもちろん、ミステリにあまり馴染みのない方にもオススメの一冊です。
斬新!その一言に尽きます。
誰が犯人か、考えながら読むのがミステリーの楽しさだと思ってましたが、誰でも犯人になりうるというトリック、全部考えるの大変だったでしょう。
読む側としてはとても新しいエンターテイメントでした!
犯人は選挙で決めます!
そして本当に投票で決まりましたー!
面白い試みです。笑
私が犯人と目星をつけた奴は、
一番人気でした。笑
どれもちゃんと動機や手段が述べられてて、
どの犯人でもあり得るなーと思いました。
エンタメ感満載の1冊です。
大泰荘に住む8人の若者。そのうちの一人、謙吾が殺されたところから物語は始まる。主人公の僕(大祐)と洸一は、謎を解こうと奮闘する。そして、第二の死者が出る。なんと、それは主人公の僕だった。天国(?)に行った僕はそこから、それぞれの人が犯人だった場合の世界を見下ろす。そして、その犯人が誰かを決めるのは読書自身である。新しいタイプの推理小説と言える。誰を犯人にするかは、迷うところであるが…。