愛と欲望の三国志
箱崎 みどり
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刊行日 2019/08/20 | 掲載終了日 2019/08/27
ハッシュタグ:#愛と欲望の三国志 #NetGalleyJP
内容紹介
江戸時代には、張飛と関羽が女性になる物語や、劉備と孔明が交わる春画もつくられた。
日中戦争期には「三国志」ブームが訪れた……etc.
『万葉集』の時代から現代にいたるまで、日本人は「三国志」を愛し続けてきた!
『三国志演義』は、中国四千年の歴史の中で、一瞬とも言える百年ほどの時代を描いた小説なのに、なぜか日本人は「三国志」が大好きです。歴史をさかのぼれば、『万葉集』や『太平記』のなかにも「三国志」が登場します。
また江戸時代には、張飛と関羽が女性になる物語や、中火と孔明が交わる春画もつくられ、日中戦争期には吉川英治をはじめとして「三国志」ブームが音売れました。
まさに日本の歴史は、「三国志」とともに歩んできたのです。
東大卒の女子アナが「三国志」の神髄を新鮮な視点で探究する!
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784065171912 |
本体価格 | ¥860 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
「史記」や「水滸伝」に負けない溢れる想い。
まさに「三国志」愛に溢れる一冊で、著者との関りから日本史における三国志の変貌を時代毎に
解説しています。
時代背景に併せてどのキャラクターが強調され人気を博していったのかは興味深く、諸葛亮孔明に人気が集中した江戸期は「忠」という言葉が空回りしている(からこそ憧れる)現代と重なるようです。
三国志ビギナーに最適の1冊!
三国志の日本史を紐解く
いつの時代も読み語られてきた三国志。今からたった1800年前の覇者達の物語。
魏志倭人伝において日本との関わりも比較的濃厚。
僕も小学生時代にハマりにハマった1人で、荀彧や公孫瓚が好きなど少しマニアックな話もできる。
愛と欲望の三国志では古来より日本が三国志とどのように付き合ってきたか、思慮深く考察されている。日本で発展された三国志。そこには現代の中国に対する尊敬または畏怖の念もあって然るべきである。
そしてやはり三国志は孔明である。
三顧の礼から十万本の矢…五丈原での死…。
関羽や劉備、張飛や趙雲、または魏の曹操などの人物から垣間見る人間シンパシー。
たくさんの書物から三国志リテラシーが得られるオススメの一冊である。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
アニメと漫画で知った三国志。あの壮大な世界を子どもの頃に触れるというのは面白いことだと思う。今、こうして取り上げられる史実をもとにしたアニメはあるだろうか。ただの娯楽ではないアニメ、空想だけではない世界を知るということの大きさに気づくのは彼らが大人になってからか。