さすらいのキャンパー探偵 降らなきゃ晴れ

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刊行日 2019/08/09 | 掲載終了日 2019/09/13

ハッシュタグ:#さすらいのキャンパー探偵降らなきゃ晴れ香納諒一ミステリー文庫 #NetGalleyJP


内容紹介

 いきなり文庫で、3ヶ月連続刊行!(各巻3話収録)


愛車のフォルクスワーゲン・タイプ2を駆って各地をさすらう辰巳翔一。 人は彼を「キャンパー探偵」と呼ぶ。

【あらすじ】 架装したフォルクスワーゲン・タイプ2をねぐらに、フリーのカメラマンと探偵の二足の草鞋を履く辰巳翔一。富士山の撮影で訪れた精進湖で、同じく天気待ちをしていた岩井という男と知り合うものの、数日後、彼が死体で発見される。直前に岩井のバンが車上荒らしに遭っていたことに不審を覚えた辰巳は、持ち去られたカメラの行方が気になる。アマチュアカメラマンは何を目撃し、カメラに収めたのか? 辰巳はその死の真相を追う。(「降らなきゃ晴れ」より)漂白の探偵が出遭った三つの事件。表題作ほか2編を収録。


【著者紹介】 1963年横浜生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務の傍ら、91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞し、92年『時よ夜の海に瞑れ』で長編デビュー。本格派ハードボイルド作家として注目を集め、99年『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞長編賞を受賞。他に、『梟の拳』『贄の夜会』『ステップ』『完全犯罪の死角』『絵里奈の消滅』『新宿花園裏交番 坂下巡査』など著書多数。


「さすらいのキャンパー探偵」シリーズ予告 第2弾『水平線がきらっきらっ』9月13日刊行!

 第3弾『見知らぬ町で』10月13日刊行!

 いきなり文庫で、3ヶ月連続刊行!(各巻3話収録)


愛車のフォルクスワーゲン・タイプ2を駆って各地をさすらう辰巳翔一。 人は彼を「キャンパー探偵」と呼ぶ。

【あらすじ】 架装したフォルクスワーゲン・タイプ2をねぐらに、フリーのカメラマンと探偵の二足の草鞋を履く辰巳翔一。富士山の撮影で訪れた精進湖で、同じく天気待ちをしていた岩井という男と知り合うものの、数日後、彼が死体で発見される。直前...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784575522495
本体価格 ¥620 (JPY)

NetGalley会員レビュー

元芸能カメラマンがキャンパー各地をめぐり風景写真を撮影しつつトラブルに
巻き込まれながら解決するハードボイルド小説

いやぁ好きだなぁ こういう小説
主人公の行動、言動、推理すべて好み
3冊連続発行ということなのでこれは楽しみにするしかない

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フリーカメラマンの辰巳祥一は依頼のあった写真を撮りに、愛車のワーゲンバスで日本各地を旅しています。実は探偵も兼業で、旅先で起きる事件の真相を追い、ドライすぎず、かといってウェットすぎることもない、ほどよい距離感を保ちながら関係者に寄り添い、事件の解決を目指します。

ロードムービーが好きなので、ロードノベルかなと期待して読み始めました。このお話に最終目的地はないのでそこは違いますが、赴いた先で出会う人々の過去に触れ、心残りの解消を手伝い、ときに自身の過去とも向き合う辺りは、ロードノベルと言って良いように思います。

文章も読みやすくスラスラ頭に入り、内容もとても面白かったのですが、辰巳自身のことをもっと知りたいと思いました。三カ月連続刊行だそうなので、続刊に期待です!

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(オートキャンプ+写真)*探偵=極上エンタメ。
カメラマン兼探偵・辰巳翔一が旅先(取材先)で様々な事件に巻き込まれる中篇集。
一人でキャンピングカーで旅先に向かい、夜はお酒を嗜みながら読書したり自然の音に耳を澄ませたりなどハードボイルド感漂い味わい深い。問いかける謎も情け深く哀愁漂う。
中でも「石売り伊三郎」がおススメ。

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面白くて、とても読みやすかったです。
3つの話のカラーが異なるのも気に入った点です。
ほっとしたり、衝撃を受けたりと油断できないラストの鮮やかさには感心させられました。
「石売り伊三郎」が特によかった。
シリーズの企画もの第一弾なので、次作も楽しみです。

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短編が3作品なので長編のミステリー小説と比べると事件や人間関係が綿密には書かれていません。
主人公の辰巳は探偵ですが、探偵で生業を立てているのではなく、カメラマンとしての側面が強く描かれています。
それだけにミステリーが苦手な人も、読みやすい小説となっています。

私は個人的に辰巳の生活スタイルに憧れました。
元々、私もフォルクスワーゲンバスが欲しいと思っていて、その車で写真を撮りながら時間やお金に縛られることがない辰巳がとてもとても羨ましいのです。

私も辰巳のような生活を送る!!
そんなことを決意した一冊でした。

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ハードボイルド短編連作。過去に、カメラマンを目指して、芸能人のゴシップ写真を手掛けていた主人公。現在は、そのような仕事からは距離をおいて、車でのキャンプ生活をしながら、風景写真などの仕事を受けている。そして、同時に、探偵の仕事もしている。行く先々で出会う事件。こんな生活もいいなあと、うらやましくなりました。

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ワーゲンタイプ2で生活の大半を過ごす写真家兼探偵?と言う主人公が、写真家としての仕事で出向く先々で事件に巻き込まれる短編集。
どいつもこいつも裏があるんじゃないか?と穿った目で見てしまうが、なんだか実は…と読み応えがある。
豆から惹くコーヒー、バーボンソーダなど自然の空気に触れながら味わうシーンはうらやましくなる。
非常にほっこりした読後感を味わえる一冊。

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ある時は写真家、ある時は探偵。辰巳翔一は今日もワーゲンバスに乗ってひた走る。そして、彼は事件に遭遇し、その波に巻き込まれていく。平凡な人生なんて、面白くもなんともない、という言葉が聞こえてきそうな人生である。この車と一緒に生きていく人生も面白いかもしれない。

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