余命3年 社長の夢
小澤 輝真
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2019/07/12 | 掲載終了日 2020/04/17
ハッシュタグ:#余命3年社長の夢 #NetGalleyJP
内容紹介
元受刑者を日本でいちばん受け入れている企業が、北海道札幌市にあります。それが小さな建築会社「北洋建設株式会社」です。
45年以上も前から、元受刑者を採用しており、その数は延べ500人以上、使ったお金は2億以上です。北洋建設株式会社の小澤社長は『脊髄小脳変性症』(「1リットルの涙」の主人公と同病)という進行性の難病に冒され、余命3年の宣告を受けています。 次第に手足が不自由になり、話す言葉も不明瞭になっている状況。小澤社長の信念は「犯罪者であっても幸せになる権利がある。誰もが人の役に立つ力を持っている。」だといいます。その信念を通すため自らの命を削りながらも懸命に活動を進めています。
本書は、限られた命をどう使うか、著者の取組みを通じて問いかける1冊となっています。
繁体字紹介文
『只剩3 年壽命社長之夢』
小澤輝真 著
如果剩餘壽命有限,會想要做些什麼呢?
因患「脊髓小腦變性症」這一絕症而被宣告只剩3年壽命的北海道建設公司社長,堅持人有工作的話就不會再度犯罪的信念,不斷雇用更生人。該公司迄今為止雇用的更生人員工超過500人。NHK以及其它眾多媒體紛紛對此舉進行了介紹。「如果剩餘壽命有限,會想要做些什麼呢?」。這本書透過作者自己的舉動,提出了如何利用有限生命這一嚴肅問題。
出版社からの備考・コメント
※原稿、並びに表紙画像につきましては決定稿ではないため発売時と変更がある場合がございます。
おすすめコメント
法務省が2018年12月に初めて公表した「再犯防止推進白書」によると、2003年から2017年の間で、検挙者数に占める再犯者の割合は35.6%から48.7%まで上昇しているそうです。 さらに2011~2015年に刑務所に再入所した人のうち、7割強は犯行時に無職でした。元受刑者が働ける環境づくりが国として重要な課題となっています。
著者の取り組みは、各メディアなどでも知られつつありますが、まだまだ全国の人に知られていないのが現状です。ぜひその思いの一端を見ていただければ幸いです。
販促プラン
ぜひご紹介よろしくお願いいたします。 コメントなどを拡材などに使用する場合がございます。
2020年「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」
エントリー予定 https://business-book.jp/
ぜひご紹介よろしくお願いいたします。 コメントなどを拡材などに使用する場合がございます。
2020年「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」
エントリー予定 https://business-book.jp/
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784866671512 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
「脊髄小脳変性症」という病気があること。そして北海道で元受刑者を積極的に雇用している会社があるということを知り、驚いた。そして著者の強い信念にも。
誰しもいつかは自分の寿命も尽きると頭では理解していると思うが、それが「あと何年です」と突きつけられたら受け止める事ができるだろうか。私はかなり難しいと思う。もちろん、著者も時間がかかったし、今でもそうではないだろうか。一方で「残された時間で何ができるか」と考えた時に起こした、誰もが幸せになる社会を実現するための行動に胸が熱くなった。
本書を読んで「人は誰でも受け入れられたい」「誰でも変わりたいと思っている」ということを改めて感じ、「自分自身の限られた時間で何ができるか」を考えた。
自身の行く末、そして社会との関わりを考える1冊だと思う。生きにくい世の中で、毎日殺伐としたニュースが流れる。だからこそ読んで欲しい。
病で身体の自由が次第に奪われ、余命はあと3年と言われている著者。実はこの会社では、代々、元受刑者を雇っている。なぜなら彼らは働くところがないため、再犯に走らざるを得ないから。
著者は残りわずかな命を何にかけるか?と考えた時、この元受刑者の拠り所となる会社を守り、繋いでいく事を心に決めた。
著者の生き様に心動かされる一冊。
本書を読んで、自分のことに置き換えて考えてみる。
そうしたときに、自分のなすべき事が見えるかもしれません。
そして、身体が動かしにくくなった今、なぜ出版という大仕事をしようとしたのか。
引き継ぐべきものがここにはあるのかもしれません。
亡き父の後を継いで建設会社の社長をしている小澤氏は、刑務所に求人票を出し、刑務所内で面接をし内定を出し、出所後の仕事を保証している。 仕事があれば再犯はしないを信条に、積極的に元受刑者を採用し、快適な寮も完備し働く環境を整えている。 小澤氏は進行性かつ遺伝性の難病と闘いながら、元受刑者ともガチンコで向き合っている。 彼は、本気だ。
小澤社長の持論は「受刑者が再び刑務所に戻ってしまうのは仕事がないからである。仕事があれば、かれらは再犯者にはならないのだ。」ということです。実際問題として、前科者を雇ってくれる事業所はなかなかないのです。あったとしても、彼らをちゃんとした人間として扱ってくれないところもたくさんあるというのです。
刑務所から会社までの交通費も、仕事用の作業着も、社宅も食事も、すべて用意して待っていてくれる会社なんて、なかなかありません。そこまでして受刑者たちを雇っていこうとしているのは、社長はじめ、北洋建設の人たちが彼らも同じ人間なのだという考え方を持っているからなのです。
遠い場所にある刑務所で、北洋建設の求人ポスターを貼ってくれない場所があると聞けば、「遠いからこそ来たいと考える人がいるはずです。」と訴えかけ、刑務所によって求人募集の期間が違う所があるなどの問題があると考えた時には、車椅子で法務省に陳情へも行っています。その時に鈴木宗男氏が同行してくれたのも、社長の熱意があればこそです。
そんな小澤社長のこれまでの歩みが書かれたこの本を読むことで、再犯者を1人でも減らすことができるのではないかと思います。
どうか小澤さんにお伝えください。ありがとうございますと。私は受刑者ではありません。前科もありませんが、苦しみを抱えて生きる人たちに、このような希望と生きる意味を与えていらっしゃることに、ただ感謝したいのです。人が生きるうえで何に価値を置くかは人それぞれだが、仕事をすることの比重は大きいと思う。精一杯できる仕事を持つ、それだけでも自分がそこにいる意味が持てる。自分を肯定できるかどうかは、人にとって大きな意味を持つのではないだろうか。自分を大切にできれば、周りの人にも親切にできる。前科があろうがなかろうが、それが本当に大切なことだと思う。
[余命3年社長の夢]
#ぼくがやっていることは元受刑者の居場所づくり
#前科で人生が狭くなる
#罪をつぐない社会に復帰
#刑務所に戻るためわざと犯罪を起こす
#ショーシャンクの空に
#刑務所
#外よりも生活環境がよい
#1年間の刑務所
#300万円
#税金
#人は仕事さえあれば再犯しない
#自分が生きた証を残したい
#余命3年社長の夢
#小澤輝真
#読書
#読書家
#読書日記
#読書ノート
#読書記録
#読書習慣
#書評
#速読
#本の虫
#本好き
#自己啓発本
#自己啓発本が好き
#本好きな人と繋がりたい
#読書好きな人と繋がりたい
#にゅーカマー
余命宣告を受けたらどのように感じるだろうか?元受刑者を信頼する生き方にしびれました。
「もしあなたが余命宣告を受けたら、どのように感じるだろうか?後悔しない生き方をしているだろうか?」
著者は37歳の時に進行性の難病を発症し、余命10年と告げられました。
創業以来500名以上の元受刑者を雇用していった北洋建設株式会社の代表取締役社長である。
著者の生い立ちとして、子供時代に遡る。
”「どこか行くあてはあるのか?ないならうちへ来い」そう言って、刑期を終えた元受刑者を、父が次々と引っ張ってきた”
”元受刑者の受け入れが全て成功しているわけではない。定着率はよくて2割”
そのような状況でも、
・受刑者を雇うための工夫とは?
・受刑者の更生を進めるため必要なことは?
・更生に必要なものは何?
・人が再犯しないために必要なことは?
…等
著者が実際に元受刑者と向かい合ってきたからこそ、実体験から熱く語られている。
余命がわずかになった今、子供たちを前にしての講演会で必ず話をされていることがあるという。
”人生で一番大事なものは〇〇だ。”
私の一番大切なものは何だろうか。
それを大切にして生きているだろうか。
強く考えされられた一冊でした。
本が好き!倶楽部@のり
自分を愛すること。大事にすること。それが人を幸せに導く答えだ。
小澤輝真さん…創業以来500人以上の元受刑者を雇用する北洋建設の代表取締役社長。
2012年に進行性の難病を患い余命10年の宣告を医師に受ける。
潔くシンプルだが終始に渡り徹底した『人は仕事があれば再犯をしない』という理念が見られる。
その理念にたどり着くまで幼少期やバンド時代など筆者の人生観がフューチャーされ、その後の活躍や展開につながっていく。
本の中で語られる元受刑者とのやりとりや社会情勢で考えが構築されていき、
そこから出される答えは泥臭いが確かな未来を作る言葉で溢れている。
自分を受け入れることはとても難しい。
なぜならば自分は客観的に見えないからだ。
見えない自分は知らんぷりで大好きな影を住処とする。
その影に必死に向き合う人たちがいる。向き合う人と向き合い、それらを見てきた眼が語る説得力は半端ない。
余命3年の小澤さんだからこそグッと心に届く訳でもない。
自分も同じように過去の失敗をここまで引きずって長い間生きてきた。
『受け入れ認めた』
最後の一文が涙となり止まった時間を再生する。
僕もまだまだやりたいことがある!!
そんな気持ちになった本に出会いました。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
難病で余命3年の社長の命をかけた闘病記でもあり、受刑者を雇用することで社会をよくしようとする奮闘記!!
難病にかかるまでの自伝的ストーリーは、読んでいるこちらまで心が苦しくなりました。しかし、いつのまにか病気のことを忘れてしまうくらい、その活動に夢中で読みすすめてしまいました!!
「受刑者を雇用する」ことが、よりよい社会のためにとても意味があることがよくわかります。そして、その大変さと素晴らしさも。
いい本と出会えました。
ありがとうございました!!
読むだけでも伝わってくる小澤社長の深い愛。今を渾身の力で生き抜く筆者からの珠玉のメッセージ。
小澤輝真氏、北洋建設株式会社代表取締役社長。脊髄小脳変性症、余命10年と診断されてからも、独自のシステムと哲学で元受刑者の就労支援、就労後も社会での居場所を作り、再犯防止を真摯に取り組まれている。
『人は仕事さえあれば再犯しない』
元受刑者と聞けば、まず人格を見る前に過去の科を色眼鏡で見てしまうのが、一般的な感覚だろう。しかし、小澤社長はユニークな生い立ちもあるせいか、前科があってもそれだけで人を判断をしない。むしろ、財を投じてまで再犯しない様に環境を整え、社員教育を惜しみ無く与えて来た。
会社経営も全て順調ではなく、先代の残した負債や古参社員の裏切りなど波瀾万丈なものであった。
定職率も私達の期待に反し、8割の人が辞めていく。せっかくの教育も水の泡である。それでも、小澤社長は社員の可能性を信じ、元受刑者の雇用をし続ける。
『見えない橋から見える橋へ』
小澤社長は難病を患ったことと元受刑者の前科を重ねて、疑似体験と表現している。
一般的にネガティブだと思われることをオープンに出来ない心苦しさ、これは経験した者しか分からない特有の苦しみだろう。未来が見えない不安、周囲の視線さえも脅威に感じる。北洋建設では、前科を隠さないことを条件に雇用している。これは想像以上に難しく、抵抗があることだが、受け入れる環境がしっかりしているからこそ出来ることだと思った。正直に話し反省することで、人はやり直せる。
末筆に小澤社長が一番言いたいことが記されている。全ての人に伝えたい切実なメッセージだと思った。この言葉を実践出来れば、世の中はがらりと変わると思う。人間誰しもタイムリミットがある。日々の忙しさや慣例になっている日常で、自分のタイムリミットに気付いていないから、大切なことが後回しになっていたことに気が付いた。
小澤輝真氏、とても深い深い愛の人なんだと思う。読みながらに自然と胸が熱くなり、目頭も熱くなった。彼から力強いエールを受け取った人は少なくはないだろう。彼の人柄に魅入られる様に夢中で読んでしまった。とても素晴らしい一冊。
病気を発症し余命が宣告された後に小澤氏が残りの命をどう使いたいか考えた。
でてきたのは「元受刑者らの就労支援をより進めてていこうと思った」
この一文に痺れた。
これまで自分がやりたくてできなかった事をする…のではなく
家族と残された時間を密に過ごす…ではないのだ。
私が余命を宣告されたならどうするだろう??
自分や家族、友人以外の誰かのために生きるという選択肢は今の所無い。
社長であれば、社長職を譲り家族や友人たちと過ごし
自分の為に残された時間を使う。
小澤氏に残された時間は後3年。
私が小澤氏に出来ることはないだろうか…と考えた。
まずは、この本を買い、レビューを書き、拡散しよう。
修道院のシスターがよく、神に遣わされた自覚無しに、でも神様の代わりに何かをやっている人がいるのよ、的な話をしていたがまさにこの社長がそう。
例えば悪いかもですが、神様の鉛筆の一本として動いているのかもしれないなぁと感じながら読みました。
元受刑者を採用しているから?そんな入り口のところではなく、その発想の根源が、なのです。
人が人らしく生きていくために何が大切なのか。そこをとことん突き詰めて体現している社長。
余命については、病についてはここで私が何かを言えることではなく、私ならどうするか。自分のできる事、そこから一歩ずつ進もうと自分自身も鼓舞せねばと思わされる一冊です。
正直、著者小澤さんのことをこの本のレビューを読むまで全く知らなかった。
小澤さんは進行性の病気になり、家族親戚も同じ病気になって亡くなった、または現在進行中。。。通常の人間ならお先真っ暗で不幸な人生、という筋書きなのだろうが、この方は違う。残りの人生を精一杯、大きな家族、単なる血のつながりのある身内だけじゃなくて、社員を含めた大きな家族と一緒に過ごし、ひいては全国の犯罪者の就労問題さえにも取り組み続けている、、、なんて壮大な夢をもった人なんだろう、、、、
私自身、20代前半の頃、BBS活動というボランティアを通じ、少年院などと一時期かかわりを持っていた。しかし、こんなに親身になったことがあっただろうか?彼らのことを深く理解していただろうか?
犯罪を犯すのにはそれなりの理由があったんだ。。。当時の私はそれを本人のせいだと思っていた。「本気でやる気がないんだよ」「せっかくあり付いた仕事場で現金盗んで全く信用できない奴だ」。また軽犯罪でも単に回数が多くなったことで刑務所に行くことがあるなどとは想像もしていなかった。コインランドリーで他人の洗濯物を出してしまったこと、私にだってある。誰かが道端で倒れていたら心ある者なら誰だって助けようとするだとう。そう考えるとちょっとした行き違いで私だって入所していたかもしれない。これは私たち社会全体の問題だ。他人事ではない。目からうろこである。
読み終えた時、すがすがしい気持ちになった。自分を一番大切にしよう。
偏見といえば、それまでですが更生しきれず再犯に走る事実がある中で、このような形で犯罪者の更生に力を貸す人がいることだけでも素晴らしい話なのですが、「脊髄小脳変性症」という進行性難病に体を蝕まれながらも取り組むという姿に感銘を受ける。
人を信じるということは素晴らしいことですが、信じることで裏切られる事も経験すると、続けることが難しいのが普通。また世間体というものを気にするのが一般的な中でも信じ切ることで相互に信頼関係が生まれるのかもしれない。
ただし事実としても小澤社長の元で更生に成功する人の割合はまだまだ少ない。
振り切った考え方ではあるが、逆に振り切った考えを持つ人もいる世の中に置いて100点の答えは存在しないのだろう。でも受けた恩は返すべきという人として当たり前と思えることをみんなが持っている(持っていてほしい)ということを改めて考える。
あるべき理想的社会かもしれないが、人間は間違う生き物であるということを考えると、このような考え方、心持ちをして人生を過ごしたいと思う。
脊髄小脳変性症に冒されている社長の奮闘記。
父親の代からの「北洋建設株式会社」で自ら社長となり、元受刑者なども積極的に受け入れ、問題が起きても前科者の受け入れをやめることはなく、「来るもの受け入れ去る者追わず、戻ってきても受け入れる」というスタンスで元前科者の社会復帰を手助けするとともに社会への貢献をする素晴らしい会社の物語で、とても感心しました。
代々脊髄小脳変性症を患っていて、子供に遺伝してしまうかもという恐怖や頭はしっかりしているのに体が言うことを聞かないという悩み、そしてたびたび起きる社員の暴走などに悩まされつつもすごくできた人間なんだなと驚かされた。義兄が頼れそうな方だったので万が一の時はその方に引き継がれるかなと思っていましたがまさかのなくなっているとは。こういう素晴らしい人間こそ長生きするべきなのに。