ショーケン 最終章

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刊行日 2019/05/15 | 掲載終了日 2019/05/24

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内容紹介

「人生の終わりに、自分の真実を残したい」

「私自身、自分にまだ飽きていない」
「若い頃の思い出と一緒に足踏みするのではなく、いまある自分という素材を使っていかに表現するか」
 「過去は過去のものであり、いまの演技がつねに自分のベストだ」

 最後の瞬間まで自分の表現を追求したショーケンのラスト・メッセージ!

【目次】
第一章 孤独
第二章 出逢い
第三章 再始動
第四章 挑戦
第五章 本物
第六章 原点
第七章 いのち


【プロフィール】
萩原健一(はぎわら けんいち)
1950年7月26日、東京生まれ。 1967年、ザ・テンプターズのボーカリストとしてデビュー。 「ショーケン」の愛称で親しまれ、俳優・歌手として活躍。 2018年、初の本人作詞・作曲によるシングル「Time Flies」発表。 2019年3月26日逝去。 

「人生の終わりに、自分の真実を残したい」

「私自身、自分にまだ飽きていない」
「若い頃の思い出と一緒に足踏みするのではなく、いまある自分という素材を使っていかに表現するか」
 「過去は過去のものであり、いまの演技がつねに自分のベストだ」

 最後の瞬間まで自分の表現を追求したショーケンのラスト・メッセージ!

【目次】
第一章 孤独
第二章 出逢い
第三章 再始動
第四章 挑戦
第五章 本物
第六章 原点
第七章 い...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。


おすすめコメント

本書の企画は、「残された時間のなかで、自分の真実の声を書籍の形で残したい」という萩原健一さんの希望から、2018年10月にスタートしました。以降、2019年2月中旬まで、9回のインタビューを重ね、原稿ができてからは萩原さんが原稿に目を通して修正を加え、完成にいたったものです。

――担当編集者より

本書の企画は、「残された時間のなかで、自分の真実の声を書籍の形で残したい」という萩原健一さんの希望から、2018年10月にスタートしました。以降、2019年2月中旬まで、9回のインタビューを重ね、原稿ができてからは萩原さんが原稿に目を通して修正を加え、完成にいたったものです。

――担当編集者より


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065164808
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

わたしが最初にショーケンを知った時、彼はテンプタースのボーカルでした。その次に気が付いた時には「太陽に吠えろ」でマカロニ刑事を演じていました。そして「傷だらけの天使」のアニキは不思議なカッコ良さでした。その後、警察に捕まったり、いろんな問題を起こしたりしたけれど、それは彼が嘘を付けないまっすぐな人だったからなんだなと、この本を読んで分かりました。

 自分の余命が僅かと分かってからインタビューを受けてこの本が制作されたのですが、最後まで俳優とミュージシャンとしての仕事に情熱を燃やし、奥様との時間を大事にしていたショーケン。

 もちろん、もっと長く生きたかったのでしょうが、最終的に愛する人と巡り合え、自分が納得できる仕事をできたことに満足されていたのだと思います。

 常に前進することを考え、アイデアを練り、全力で突き進んでいこうとしているショーケンは、いろんな人に騙されても挫けることなく生きてきたからこそ、最晩年に幸せな毎日があったのでしょう。

 この本の原稿にショーケン自身が目を通して修正を加え、完成にいたりました。そして、2019年3月26日に逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。

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愚か者よ

観念を疾走するようなイントロから成熟期にあるブルースマンのようなしゃがれた声。彼の名前はショーケンこと荻原健一。
スキャンダルやトラブルのイメージが強い彼が3月にこの世を去った。
最終章を手にした。
役者と音楽!生き樣が反映している。
ロックだな!と世代は違うがそんか風に思わせてくれる数少ない1人。
本書は闘病の日記ではない!
ショーケンの人柄や最高なまでの信念に触れる!
言葉では語りつくせないブルースのよう。
読み終えた後、ただ祈った。
メンフィスのクロスロードはどんな景色でしたか?
全ての表現者におススメします!

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2008年刊行になった萩原健一の自叙伝『ショーケン』の最終章が、本人の意向に基づき没後の世に解き放たれた。

一年半の余命宣告を受けてから九回に渡るインタビューを企画し、自ら原稿の推敲にも関わったという。

女性関係を赤裸々に綴り、孤高の偶像に身を燃やした前著『ショーケン』はB面。
俳優人生で培った遺産を分与した本著は本懐のA面だ。

世代は異なるが、彼と同じ時代の線上を歩めた事を心から幸運に思う。

萩原健一は表裏一体で完全無欠の生を全うした。

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「傷だらけの天使」のオープニングの動画をショーケンが即興的にアレンジしたことを初めて知った。様々な映画やドラマの制作現場で監督と対立したりアイデアを出したりして、いい作品を作るために真剣に取り組んでいたという。いろんな役に挑戦していたのも、深く考えてのことだったのだ。何を見ても聞いても仕事に繋げて考えてしまう。余命宣告というのも、こんなに心穏やかに振り返りの時間を持てるなら悪くないと思えた。自分に飽きずに生きることを彼から学んだ。遺作となった「いだてん」の高橋是清を見るのが楽しみだ。

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テンプターズ、映画、テレビドラマ、全てに私の思い出も重なる。特に、「傷だらけの天使」や神代辰巳監督の映画は、印象深い。ここには、ショーケンが死ぬギリギリまでの思いが綴られている。私生活も含めて、赤裸々に。特に、映画への愛が、熱い。人生そのものが映画みたいだなと思う。そして、最後の演技が、「いだてん」で見ることが出来る。これは、絶対見ないと。かたや、ピエール瀧は、代役を立てられたというのが、なんとも複雑な気持ちになってしまう。

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