追読 人間臨終図巻I
サメマチオ
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刊行日 2019/04/25 | 掲載終了日 2019/11/08
ハッシュタグ:#追読人間臨終図巻 #NetGalleyJP
内容紹介
作家、読書人など多くの人から愛される 希代の名著『人間臨終図巻』がまさかの漫画化!
戦後日本を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、 著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家など)、 923人の死に様を切り取った『人間臨終図巻』。
本書ではその中から、紀元前~昭和まで、 出生順に120人を厳選して漫画化した。
歴史上の人物の意外な死に方に、 あなたは何を思うか?
【主な収録人物】
◎ピタゴラス
豆を踏めなくて市民に殺された
◎アレキサンダー大王
「何だかつまらない遺言」の内容とは
◎平清盛
平家物語に書かれた死に際が劇的すぎる
◎一休
七十代後半でも夜はお盛んだった
◎徳川家康
鯛の天ぷらを食べすぎて食あたり
◎勝海舟
最後の言葉の中の最大傑作「コレデオシマイ」
◎夏目漱石
「早くここへ水をぶっかけてくれ。死ぬと困るから」
◎小津安二郎
「何かいってないとたまらないんだ。ナンマイダ」
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784198648350 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
えっ?そんな晩年だったの?
臨終の際の詳細がないと諸説が後世に残るんだ
など、日本史が苦手で大河ドラマも見ない歴史オンチの私にとってもとっても楽しめた本でした。
絵も堅苦しくなく、説明文も簡潔で読みやすく飽きることなく読むことができます。
著者のサメマチオ氏の山田風太郎氏への尊敬や愛情、読者が読みやすいようにとの配慮されたであろうコマ割りや文章の工夫がみられます。
この本の続編を望むとともに山田風太郎氏の原作も読んでみたいと思いました。
読み終わって最初の一言は「山田風太郎先生、スゲー」「サメマチオさん、スゲー」でした。
本書は山田風太郎先生の『人間臨終図巻』あっての話なのだが、その魅力を余すことなく伝えつつ、サメマチオさんの視点でわかりやすく噛み砕いてくれているところが素晴らしい。おかげで歴史にそう詳しくなくともかなり理解できたし、楽しく読めた。『人間臨終図巻』をすでに読んだ方も、これから読む方も楽しめます。
それにしても山田風太郎先生は何故に『人間臨終図巻』なるものをまとめようと思ったのか……気になって仕方がない。思わず注文してしまった『人間臨終図巻』
恋愛、人間関係と同じく、誰もが突き当たる生死。どちらも自分のことでありながら、自分では如何ともしがたい事でもある。だからこそ、その人が一番出るのかもしれない。山田先生を捉えたのもそういう部分ではないか。
『追読 人間臨終図巻』も続刊が出るようなので、楽しみにしている。
終活のお供に一冊どうですか?
山田風太郎先生の圧倒的な情報と生死リテラシーを盛り込んだ臨終図巻。引かれた言葉を追跡して漫画で偉人たちの生涯をプレイバック。視覚的な面白さも加わり少し笑えてきます。
納棺師という生業をしていきた私は、死をとても厳格なものと捉えてました。肉体が死ぬことについては誰よりも熟知しています。しかしコミカルに死を語ることにより、そこまでの乗り物である命もどこか明るい生のトンネルへつながっていくような気がしました。
生と死はあまり変わらないことなのかも知れないなぁ〜そんな気持ちになった本でした。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
山田風太郎さんが書いた「人間臨終図鑑」を漫画化したそうで。原作を知らないのですが、読めば読むほど、それぞれにとって「死」は様々で、捉え方もそれぞれで、そして確かに全ての人にとって平等。「??」と思うような理由もあれば、理不尽な死もあれば、もったいない・・・と思う死もあり。でも、既に亡くなられている方達に「たられば」はない。もしもう少し長命であれば・・・と思うのは私も同じだけど。知らない人もいたので、勉強になりました。
人に平等に訪れるもの=死。
山田風太郎氏の原書を知らなかった私は
このような奇書(あえてそう呼ばせていただきますね)があることと、この本の著者による愛溢れたツッコミの面白さで、次々と読み進めてしまいました。
かっこよく生きたから、かっこよく死ねた訳でもないし、死にたくないと思いながら気づいたら死んでしまっていた人たちも多い。
死に様にフォーカスしているようでそれがその人の生き方の総括になっている場合も。
1人につき1ページなのも読みやすい。
それぞれがその人の情報カードのようになっていて、知らなかった小ネタも満載。
続編も期待したい。
山田風太郎の「人間臨終図鑑」が漫画化するだなんて、思いもしなかったので驚きました。
パソコンから見たのですが、漫画の文字を小さく感じ、少し見づらかったです。できれば、紙の状態で読んだほうがいいかもしれないと思いました。
奇書の奇書(キショノキショ)。
昭和の偉大な大衆作家・山田風太郎が遺した奇書「人間臨終図巻」を紐解くコミック。
歴史上の偉人の死に際を、戦争を経験した山田風太郎の死生観を散りばめながら切り取った奇書「人間臨終図巻」をさらに今の視点で切り取ります。
歴史上偉人に対するツッコミだけでなく、山田風太郎に対しての声なきツッコミが心地よい。
元々日本人の根底にあるような無常観に現代に生きる我々の死生観が混ざり込むさまは共感します。
まさに原書を「追読(造語)」したくなりました。
つい先日原著を読み終えたばかりのところに紹介され、どう料理するものやらと興味津々で拝読。
読み始めるまでは、「純粋なコミカライズ=逝去年順に各々のエピソードを漫画化」と思っていたら、えらく大胆にアレンジをされている。掲載は年代順となり、原作者の文章に作者が解説やら感想やらを書き込むスタイルをとっていた。
読み始めは、見透かされているようで苦笑してしまったが、やはり、無粋な、と思った。
しかし、読み進めていくうちに、同年代の大なり小なりの接触なども楽しみとなり、これはこれでよいものだと改めた。
続刊がすぐに出るようなものでもないだろうけど、しばらくは雑誌を追ってみようと思う。
「人間臨終図鑑」を読んでみたいなと思わせる作品でした。
歴史上の有名な人など、生き様などは社会で習ったり本もたくさんあったりしますが、死に際に特化した本はこれしかない!
漫画というところもとても読みやすく、とっつきやすいのがいいです。
「人間臨終図鑑」ではここはもっとこういう風に書かれているので合わせて読むのもおすすめなど、ちょこちょこ面白そうな「予告」のようなものが漫画の中にあるので、ほんとに合わせて読んでみたいなと思わせる作品でした。