千年桜の奇跡を、きみに

神様の棲む咲久良町

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刊行日 2019/04/05 | 掲載終了日 2019/03/31

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内容紹介

「ピュアフル小説大賞」金賞受賞!! 時を越えて、 きみの幸せを願う――。 神様が棲む加護地――咲久良町では、千年前に山神様に歌をささげて以来、一年中、町の桜が花を咲かせていた。しかし今、ずっと花が咲くのは山の上にあるご神木、千年桜だけで、町からはかつての活気が薄れていた。かつて山神様と約束を交わした咲久耶姫の子孫である咲は喫茶店で働いているが、あるときそこへワケアリの青年・ヨリがやってきて……。 時を越えた約束が優しく温かな感動を生む、「ピュアフル小説大賞」金賞受賞作!

「ピュアフル小説大賞」金賞受賞!! 時を越えて、 きみの幸せを願う――。 神様が棲む加護地――咲久良町では、千年前に山神様に歌をささげて以来、一年中、町の桜が花を咲かせていた。しかし今、ずっと花が咲くのは山の上にあるご神木、千年桜だけで、町からはかつての活気が薄れていた。かつて山神様と約束を交わした咲久耶姫の子孫である咲は喫茶店で働いているが、あるときそこへワケアリの青年・ヨリがやってき...


出版社からの備考・コメント

沖田円(おきた・えん)
2012年、『一瞬の永遠をキミと』で作家デビュー。代表作に『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』『すべての幸福をその手のひらに』(全てスターツ出版)がある。本作は2018年に開催された「ピュアフル小説大賞」にて金賞を受賞した。

沖田円(おきた・えん)
2012年、『一瞬の永遠をキミと』で作家デビュー。代表作に『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』『すべての幸福をその手のひらに』(全てスターツ出版)がある。本作は2018年に開催された「ピュアフル小説大賞」にて金賞を受賞した。


おすすめコメント

「ピュアフル小説大賞」金賞受賞! 山神様が護る町に暮らす人々の日常が、優しく鮮やかに描かれます。ラストに待ち受ける奇跡と温かい感動をぜひ体感してください。

「ピュアフル小説大賞」金賞受賞! 山神様が護る町に暮らす人々の日常が、優しく鮮やかに描かれます。ラストに待ち受ける奇跡と温かい感動をぜひ体感してください。


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784591162774
本体価格 ¥660 (JPY)

NetGalley会員レビュー

癒される良い話でした。皆純粋で、こうありたいなと思いました。ただ、神様は良いのですが、人外のものが普通に人と暮らしている設定はちょっと違和感がありました。普通に代々神様にお仕えする人間ではダメなんでしょうか?魅力的な登場人物ではあるのでちょっと残念でした。

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山神様の住まう町に行き倒れた一人の若者。
そんな得体のしれない若者に対しても、町の人はどこまでも優しく、あたたかく。
千年桜の見下ろす町で、様々な人の立場から物語が紡がれていきます。
時を超え、視点を変えることで、それぞれの登場人物の思いが重なり、物語に厚みを加えます。

不思議な奇跡の起こる町ですが、奇跡はただ待っているだけではやってこない。
強い意志と思いやる心、このふたつがかみ合うことで、奇跡と呼ばれるものが生まれてくることなんだと思います。

読み終えるまで、何度も涙するあたたかいお話でした。
これまでの沖田さんの作品とは違った良さがあふれる、優しく力強い物語です。

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郷愁や人情がたっぷりの、ほっこりファンタジックなお話です。
千年もの間、奇跡が起こり続けたさくら町。そこにはあったかーい人々と、古くからこの地に溶け込んでいる(?)美しい神様の使い、そして伝説の姫の子孫であるヒロインが伝承を守りつつ暮らしていました。そこにふらりと現れた謎多き美青年も、伝承と歌、そして人々のあたたかさに惹かれ、この地にすっかり馴染んでしまいます。
ところがある日、千年続く奇跡が突然消え、人々は落ち込み途方に暮れるばかり。
千年の願い、人々の想い、ヒロインと謎の青年の歌は神様に届くのか……ラストまで一気読みでした。

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日本人に生まれてよかった。そう強く感じるのは桜の季節。そう思う人は少なくないと思う。この桜が一年中咲いていたら、それはまさに神の座す里だ。心温まるお話だった。

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1年中、1本の桜が咲いている咲久良町。
そんな桜の咲く町にひとりの青年が訪れる。
町人たちに優しく受け入れられ 少しずつ傷が癒えた彼が起こした奇跡とは・・・。

咲久良町。
こんな町がどこかにあればいいのにと思いました。

そしてこの町に住まう人々のように
私も毎日を過ごしていきたいと思いました。

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