インナー・シティ・ブルース

Inner City Blues : The Kakoima Sisters

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刊行日 2019/03/28 | 掲載終了日 2019/03/26

ハッシュタグ:#インナーシティブルース #NetGalleyJP


内容紹介

現代の陰陽師姉妹たちが東京を救う! EYESCREAM.jpの 人気No.1 連載が待望の単行本化。 注目の著者による 異形の都市小説! 代々、陰陽師として東京を守ってきた囲間(かこいま)家の姉妹、鴎、楽、雨が、東京のいろんな街を舞台に巻き起こる、摩訶不思議な出来事を解決してゆく。 渋谷のレコード・ショップ奇譚から、浅草カラーギャング抗争、豊洲タワーマンション街に隠された恐ろしい秘密まで……驚きの仕掛けが施された9つの物語。 著者が得意とする歴史ネタやポップカルチャーの要素を盛り込み、異能バトルを軸に、1作ごとにサラリーマンものやラブコメ、街歩き、家族もののスタイルを取り入れ、飽きさせない。 東京の過去と今をつなぐ、痛快エンタテインメント小説。

現代の陰陽師姉妹たちが東京を救う! EYESCREAM.jpの 人気No.1 連載が待望の単行本化。 注目の著者による 異形の都市小説! 代々、陰陽師として東京を守ってきた囲間(かこいま)家の姉妹、鴎、楽、雨が、東京のいろんな街を舞台に巻き起こる、摩訶不思議な出来事を解決してゆく。 渋谷のレコード・ショップ奇譚から、浅草カラーギャング抗争、豊洲タワーマンション街に隠された恐ろしい秘密...


おすすめコメント

連作短編の醍醐味でもある、各話が織りなして大きなストーリーになる構成をお楽しみください。全体を通して読むと、あっと驚くような伏線や結末に、また最初から読み直したくなります。

連作短編の醍醐味でもある、各話が織りなして大きなストーリーになる構成をお楽しみください。全体を通して読むと、あっと驚くような伏線や結末に、また最初から読み直したくなります。


出版情報

ISBN 9784909087393
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

代々、陰陽師として働いてきた囲間(かこいま)家。父が亡くなってからは三姉妹(鴎、楽、雨)が東京の街を守るために働いている。

 徳川家康が江戸に都を移し、その後も栄え続けたのは、この地の気を陰陽師が整えて来たからと言われています。江戸城の周りを囲む堀、鬼門には東照宮など、町が悪い力に屈しないために色々な仕掛けをしてあるのです。

 ところが、最近は再開発という名のものに、そういう大事な場所を壊してしまうことがあり、それが原因で事故や天変地異が起きるのだという説があります。

 この物語の中で、様々な土地の記憶というのが語られています。その土地にかつて住んでいた人、そこで起こった事件や事故、それに対する怨念のようなものが土地に残ってしまい、悪さをするというようなことは、決して迷信ではなく今も続いている事実だと思います。

 軽いタッチで物語は進行していきますけど、よく考えると怖い話がたくさんあるなぁって思いながら読みました。これは、続編も期待できそうです。

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人が行き交う場所に残る思いは、生死にかかわらずある。あの時あの場所で、行き交う人の数が多いほど、土地に残る思いも強くなるだろうか。果たされなかった思い、繋げなかった思い、叶わなかったものは時として自分の一部を知らず知らずのうちにその場に残してしまうのかもしれない。

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