山海記

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刊行日 2019/03/20 | 掲載終了日 2019/03/19

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内容紹介

東北の大震災後、水辺の災害の痕跡を辿る旅を続ける彼は、締めくくりに3.11と同じ年に、土砂災害に襲われた紀伊半島へと向かう。

あの年、東北は大震災に襲われ、紀伊半島は台風12号による記録的な豪雨に見舞われた。天嶮の地、奥吉野は十津川村へと走るバスの車窓から見える土砂災害の傷跡を眺め、「谷瀬の吊り橋」を訪れる彼の胸中には、かつてこの道を進んだ天誅組の志士たち、これまで訪れた地や出会った人、クラシック好きで自死した友のことなど、さまざまな思いが去来する。そして二年後、ふたたびの吊り橋で……。

現代日本における私小説の名手が、地誌と人びとの営みを見つめて紡ぐ、人生後半のたしかで静謐な姿。

東北の大震災後、水辺の災害の痕跡を辿る旅を続ける彼は、締めくくりに3.11と同じ年に、土砂災害に襲われた紀伊半島へと向かう。

あの年、東北は大震災に襲われ、紀伊半島は台風12号による記録的な豪雨に見舞われた。天嶮の地、奥吉野は十津川村へと走るバスの車窓から見える土砂災害の傷跡を眺め、「谷瀬の吊り橋」を訪れる彼の胸中には、かつてこの道を進んだ天誅組の志士たち、これまで訪れた地や出会った人、クラシック好...


販促プラン

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には若干内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には若干内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065149942
本体価格 ¥2,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

東日本大震災での被災経験から万葉の時や奥の細道の故事をたどり、今昔の自然や人々の営みに目を向ける。紀伊半島までの旅の間に巡る思い、昔話のようで今の話で、人々が忘れてはいけないものがあるように思う。

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