鋼鉄の犬
富永浩史
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刊行日 2018/12/21 | 掲載終了日 2022/10/16
ハッシュタグ:#鋼鉄の犬 #NetGalleyJP
内容紹介
仕掛け爆弾による負傷で軍を辞めた犬の調教師(ハンドラー)・アルと軍用犬・ルークは、世話になった獣医師の勧めで民間軍事会社へ再就職する。
そこで待ち受けていたのは試作型ロボット犬・BDY-9。アルとルークは内戦状態の砂漠の国へ派遣され、BDY-9を戦場で使えるよう“調教"することになるが、できたのは「お手」や「お座り」ばかり。
仲間とともに任務に参加する中、ロボットの独特な行動様式に戸惑いながらも「犬」としての愛着を感じ始めていたアルとルークは、そこで出会った村の少女パリールの依頼に応じ、彼女の村を訪れる。
だが、そこは武装勢力の有能な狙撃手と猟犬が待ち受ける危険地帯だった。 孤立無援のアルたちは、絶体絶命の状況を打破するため、BDY-9にある命令を下す――。
内戦下の砂漠の国で巻き起こる、犬からはじまる魂の物語!
出版社からの備考・コメント
ジャーマンシェパードやイングリッシュポインターなど犬がずっと出てくる犬ありきの物語なので、犬好きにもオススメの作品です。
カバーイラストは『このライトノベルがすごい!2019』で2冠に輝いた瘤久保慎司先生の『錆喰いビスコ』(電撃文庫)を手がけた赤岸K先生です!
ジャーマンシェパードやイングリッシュポインターなど犬がずっと出てくる犬ありきの物語なので、犬好きにもオススメの作品です。
おすすめコメント
カバーとタイトルの通り、乾いた風と、犬の息遣いを感じる人と犬との絆の物語。
紛争地域で、メカの躾を任された退役軍人と元軍用犬。機械に心は生まれるのか。
『虐殺器官』と『BEATLESS』のような読み味で、ロボット犬の開発過程やAIとヒトの差などが細かく描かれる。
民間軍事会社の雰囲気がよく出ており、『ヨルムンガンド』のような世界観が味わえる。
紛争の話で描写も細かいが、そこまで重くもならない読後の爽快感!
終盤のロボット犬Buddyのある行動では涙腺の緩む読者多数!
書評家、小説家による続編希望の声多し!
販促プラン
ミリタリー・SF業界で注目の作品です。以下の媒体で本作を紹介いただいております。
SFマガジン(早川書房)、歴史群像(学研プラス)、丸(潮書房光人社)、軍事研究(JMR)、朝雲(朝雲新聞社)、防衛ホーム(防衛ホーム新聞社)、コマンドマガジン(国際通信社)、コンバットマガジン(ワールドフォトプレス)、ピースコンバット(トランスワールドジャパン)、アームズマガジン(ホビージャパン)、MCあくしす・JグランドEX(イカロス出版)、パンツァー(アルゴノート)、モデルアート(モデルアート社)、モデルグラフィックス(大日本絵画)。※順不同
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784896378481 |
本体価格 | ¥694 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
負傷し役を退いた軍用犬ルークとアル。再び戦地へ赴くのはいかなる気持ちか。話せない分、ルークがどんな気持ちでいるのか、危ういことにならないのかドキドキした。犬に人が助けられる点は多々あるが、AI犬にも言えるとは驚きだった。
犬好きなんだなぁと読んでて感じる作品。
主人公が退役軍人で再就職先が救助メインの民間軍施設、配属地は内政割れしていて危険だけど常時激しくドンパチは(今のところ)していない地域。探知犬の調教師に機械の犬を調教させるという実験的試みで雇用されたので、前半のんびりしているので、ミリタリー物はあまり読んでなくて用語に疎くても楽しく読めました。のんびりしつつ端々で緊張感を漂わせ、終盤に背水の陣をどう脱出するのか固唾を飲ませる展開。
本物の犬とAIの違いに、機械の犬をどう教えればいいのか戸惑いながら手探りでやっていくアルの考えも興味深かったです。今後、探知犬としてBuddyがどう更新されていくのか、アルとルークとBuddyの一人一匹一機のコンビが活躍していく姿も見たいです。