あの子はもういない
イ・ドゥオン 小西直子訳
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刊行日 2019/02/06 | 掲載終了日 2019/03/21
ハッシュタグ:#あの子はもういない #NetGalleyJP
内容紹介
韓国映画の破壊力×韓国文学の繊細さ。 韓国エンタメ小説の急先鋒、「K(Korean)スリラー」が日本上陸! 落ちぶれた俳優と女優の元に、私たちは生まれた。母の死をきっかけに、姉の私は祖父母に引き取られ、妹は自堕落な父に引き取られた。あれから私たちは一度も顔を合わせることなく、10年が経った。ある日、私のもとを訪ねてきた警察は、妹が殺人事件の重要参考人になっていると告げる。妹の同級生である男子高校生が殺害され、直後に彼女が行方を眩ませたのだ。 妹の足跡を辿るべく、私は10年ぶりに実家を訪れる。だが、そこには奇妙な時間が流れていた。父の部屋は私が家を出たときのまま、埃を被っていた。どこを探しても、父がこの家で生活していた痕跡がまったくないのだ。では妹は、小学生の頃からずっと一人で生きてきたのか? だが、どうやって? 困惑する私は、パソコンに保存されているいくつかの動画を開く。そこには、まさに今、この家を探索して回っていた私の姿が映っていた。この家には室内中、風呂やトイレに至るまで無数のカメラが設置されていたのだ。一体この10年間、妹の身に何が起きていたのか? そして、殺人事件との繋がりは? 真相を求めるなかで、私は「母親たち」という謎の集団が妹を監視し続けていたことを知る――。 二転三転するスピーディな物語と狂気に駆られた登場人物たち、そして真相に近づくほど(文字通り)血が流れる力強い展開は、非常に韓国映画的。実際に、本書は韓国のメジャー映画製作会社CJ E&Mによる映画化が予定されている。 一方で、本書は文学としても読み応えがある。姉妹の確執やネグレクト、性犯罪といった「人間の負の側面」を鋭く抉る描写は、『ピンポン』等のパク・ミンギュを彷彿とさせる。ラストはミステリー/スリラーとしてのカタルシスとともに、過酷な状況を生き抜いてきた妹の人生が強く胸に迫ってくる。
販促プラン
読売新聞3/3 宮部みゆきさん書評
「濃厚な闇に呑まれるような展開の先に、おお、そうくるかと震えてしまうラストが待ち受けています」
週刊文春 池上冬樹さん書評
「恐ろしいのに止められない」
ライムスター宇多丸さん 「豚がすごい……!!」
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784163909752 |
本体価格 | ¥2,300 (JPY) |