うつくしい繭

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刊行日 2018/12/17 | 掲載終了日 2018/12/26

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内容紹介

空港も鉄道もない、ラオスの奥地の辺鄙な村。そこに佇む瀟洒なホテルのような施設に、世界中から選ばれた者たちが訪れる。コクーン・ルームで記憶の奥深くにアクセスし、その人に最も必要なものを見せてくれる<トリートメント>という施術を受けるために。心に深く傷を負った私は、レモネードという名前を与えられ、客室係の仕事をはじめるが……。
――表題作「うつくしい繭」。


東ティモール、死者の<声>を聞く少女アニータ。

ラオスの山奥、親友と婚約者に裏切られたレモネード。

インド、兄のためにガンの特効薬を探しに来た中瀬。

日本、南西諸島出身のみほ子の実家で不思議なガラス玉を見つけたミサキ。

4つの国を舞台にした、女性賛歌の短編集。

【目次】
苦い花と甘い花
うつくしい繭(表題作)
 マグネティックジャーニー
夏光結晶(かこうけっしょう)

空港も鉄道もない、ラオスの奥地の辺鄙な村。そこに佇む瀟洒なホテルのような施設に、世界中から選ばれた者たちが訪れる。コクーン・ルームで記憶の奥深くにアクセスし、その人に最も必要なものを見せてくれる<トリートメント>という施術を受けるために。心に深く傷を負った私は、レモネードという名前を与えられ、客室係の仕事をはじめるが……。
――表題作「うつくしい繭」。


東ティモール、死者の<声>を聞く少女アニータ。

ラ...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


おすすめコメント

「ゲンロン 大森望 SF創作講座」の第一回受講生として参加した櫻木氏。ゲンロンSF新人賞の最終候補に残ったものの、応募作が荒削りだったため、受賞はならず。しかし、日本語の素晴らしさと世界観の秀逸さに才能を感じ、2年に渡って改稿を重ねていただき、ついに今回デビューを飾っていただきました。

「ゲンロン 大森望 SF創作講座」の第一回受講生として参加した櫻木氏。ゲンロンSF新人賞の最終候補に残ったものの、応募作が荒削りだったため、受賞はならず。しかし、日本語の素晴らしさと世界観の秀逸さに才能を感じ、2年に渡って改稿を重ねていただき、ついに今回デビューを飾っていただきました。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065139660
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

東ティモール、ラオス、南インド…広大なフィールドで、記憶を綾取る短編集。

浮遊する“声”に耳を傾けたり、装置を仲介し潜在意識を浚ったり…
流れ込む記憶が脈々とした縁(えにし)を握らせる。

過去、現在、未来が見渡せる物語だ。

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